フォーラムで「幕末太陽傳」(川島雄三監督)のデジタルリマスター版の再上映をやっているというので、滑り込みで観に行きました。
想像以上に(っていうか、たかが私の想像力なわけですが)、面白かった。胸を患いながらも、無茶苦茶な激動の幕末を逞しくしたたかに生きる居残り佐平次(フランキー堺)の魅力。自分の記憶にあるフランキー氏はもう大物のおじさんって感じでしたが、若い頃はこんなにいろんな意味でかっこいい俳優だったのだなと感心。江戸の粋っていうか、すいっていうか、もうこんな表現力存在しないな。若い時分の南田洋子演じる品川遊女・こはるのハスっぽさのかわいいこと。ライバル遊女・おそめ(左幸子)との喧嘩シーンの長回しは迫力ありました。想像通り、石原裕次郎は大根でしたが… ( ̄◆ ̄;)。
落語の題材がいっぱい散りばめられ、くわしい人には2倍も3倍も面白かったに違いないと思われ、もうちょっと教養つけて、もう1回みたいくらいです。
DVD出ないかな〜。
あ、映画冒頭には1950年代の品川駅から出発する電気機関車の映像もあったりして、その筋の方には(限定的ですが)うれしいかも。
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