読んだ本の数:3冊
読んだページ数:848ページ
大野一雄 百年の舞踏
今年6月に103才で天寿を全うした舞踏家・大野一雄さんの写真帖。100年を生きるって凄い。戦争から帰還後、女学校の体育教師に復職したのが40才。ダンスの人生はその先にある。自分は大野さんの晩年しか知らないと思っていたけど、その表現活動が本格化するのは退職後の60代からだし、国際的評価を受けるのは「ラ・アルヘンチーナ頌」を発表した70年代からだった。大器晩成とはこのことですね。ステージ以外の家族や学生達とふれあう生の表情の写真もふんだんに掲載され、大野さんの人柄が偲ばれます。安らかに召されてください。
読了日:07月30日 著者:
文藝別冊 小沢昭一 芸能者的こころ (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
俳優、藝能研究、俳人変哲、トルコ研究家…軍国少年、しっぽまでギュッとあんこが詰まったような1冊でした。が、自分の中の小沢先生像はますます膨張、巨きな魚影はヌルッとした感触を残して腕の内からすり抜けていっちゃいました。大きいなぁ。
読了日:07月27日 著者:
俳優、藝能研究、俳人変哲、トルコ研究家…軍国少年、しっぽまでギュッとあんこが詰まったような1冊でした。が、自分の中の小沢先生像はますます膨張、巨きな魚影はヌルッとした感触を残して腕の内からすり抜けていっちゃいました。大きいなぁ。
読了日:07月27日 著者:
新編傑作選2 山椿 (小学館文庫)
なかなか奇妙な話が多かったです。お家の事情や掟で本来の性質や性までも封じこめられてしまう設定の話が2編(「若き日の摂津守」「菊千代抄」)もあって、ねじれた江戸の世に向けられた作家の視線が興味深い。それにしてもどの話も後味が悪くないのは作家の「人」というものに対する愛情の深さなのでしょう。
読了日:07月17日 著者:山本 周五郎
読書メーター
なかなか奇妙な話が多かったです。お家の事情や掟で本来の性質や性までも封じこめられてしまう設定の話が2編(「若き日の摂津守」「菊千代抄」)もあって、ねじれた江戸の世に向けられた作家の視線が興味深い。それにしてもどの話も後味が悪くないのは作家の「人」というものに対する愛情の深さなのでしょう。
読了日:07月17日 著者:山本 周五郎
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