避難所移動＿3月13日震災3日目

朝いちで相馬の安否確認にふたたび公衆電話に走る。しかし、ス—パーの前の電話は長蛇の列。コレはダメだと他のところへ。誰も使っていない電話を見つけて、かけてみるが応答なし。自分たちが無事だという伝言ダイヤルのメッセージも自宅の番号に入れておいた。

途中、マンションのWさんに会い情報を貰う、ガソリンスタンドにすごい列が出来ていて、1000円分しか売ってくれないらしい。ガソリンが品不足なのか、やはり車に乗らないことにしよう、と思う。

停電のため、信号機も付いていない。

銀行が機能しなくなる可能性もあるし、停電でカードも使えないから現金が必要だということになり、Tが銀行へ走る。私たちは水汲みに…。

水汲みから帰り、たまたま１階にいたら、ヘルメットを被ったN良君がママチャリにペットボトルに汲んだ水道水を入れて登場！「虫六さん、水出ていますか！？」

なんて良いやつなんだ〜！！！泣けちゃうよ〜。

ママチャリで慙愧スタッフの安否確認に回っているらしい。すごいぞ！N良クン！

Yさん、ガスパ家の無事を知る。市内の様子も教えてくれた。いろいろ凄いことになっているらしい。これからKガイ家を訪ねるとのこと。

N良クンに続いて、ガスパ家も安否確認に来てくれた。

中山の自宅はほとんど被害が無かったとのことで、「ウチに避難しておいで」と言って貰う。

虫六は良い友達に恵まれていますよ。ホント。

ありがとう！みんな〜！！

片付け再開。

本に埋もれていた三味線ケースを救出。

無事だった。本気で良かった。

倒れかけたレコード＆本棚を救ったかもしれないボールペン。

倒れかけたレコード＆本棚を救ったかもしれないCD。

銀行から帰ってくる途中でTが焼き芋を買ってきた。今日のお昼にしよう。

げげ、あの梁壊れてませんか？

2：30ごろ電気がついた。

テレビがつく。ニュースの映像で津波の惨状をみて愕然となる。相馬のことが本当に不安になる。

停電が直ったので、虫六子を停電で買えなくなっていた自販機から「水」をゲットするため近くの自販機に走らせる。500ccを3本ゲット。でかした。

通電して、吸水ポンプが復活したので、貯水タンクの水が一時的に出るというので、お風呂その他に水をためる。あといつ水が出るのか分からないので、水で頭を洗っておく。ちめたい。

電話機も復活したので、あちこち安否確認の電話をかける。携帯にもやっと充電。でも相馬には繋がらない。

キッチンの片付け。割れモノ、限りなし…。

集会所はストレスで寝れないので、今晩は言葉に甘えてガスパ家に泊めてもらうことにする。

あちらはまだ電気が来ていないとのことなので、ウチでご飯を炊いておにぎりにして持って行くことにする。

ガスパ家の晩ご飯。おにぎり、生野菜サラダ、即席味噌汁、里芋煮、ビール！

ウチから持って行ったメロゴールドも食べた。

乾杯しながら、みんなの無事に感謝した。

そういえば、昨日はホントは虫六子の卒業式とTの誕生日だったなぁ。

携帯からGmailをチェックできたので、いただいたメールに返事をした。