2011年3月31日木曜日

相馬市に行ってきました(1)_3月30日震災20日目

震災から20日目、ガソリンが手に入ったので相馬市の実家に行ってみることにしました。

相馬市は、相馬野馬追いで有名な小さな城下町で、田舎には間違いないですが、温暖な気候で海の幸も山の幸も豊富な、住民も暢気な、とても優しい町です。

福島県の浜通りは、宮城県や岩手県沿岸と同じく、大地震と大津波という未曾有羽の自然災害に加え、原発事故という人がおこした災害の恐怖にさらされ、自分たちの住む土地を失うかもしれないという局面に立たされています。退避命令こそ出ていませんが、福島第一原発から45キロの相馬市がいまどういう状況なのか、マスコミはなかなか報道してくれず、不安は募るばかり…。私が行ってどうなるモノでもありませんが、親の顔を見てくるだけでも安心かと車を駆ることにしました。

一人でマンションに残されることを恐れて、虫六子がついてきました。

4号線から6号線を通って、相馬市に入りました。虫六は運転なので、助手席に座った虫六子にカメラを持たせました。中学生が車中で撮った写真ですが、何かをお伝えできればと思いアップします。

バイパスに向かう途中、長町の高架線に停車したままのMAXがいました。

4号線バイパスに入ります。
自衛隊のヘリでしょうか?爆音で飛んでいきました。

名取市の遺体安置所である「空港ボウル」の建物。

あちこちにガソリンを待つ渋滞が出来ていて、4号線はなかなか前に進めません。時間だけが過ぎていく…。朝早くに出ようと思ってたのに、出遅れて大後悔。

6号線に入ったら、急に道が空き始めました。
地震で瓦が落ちたのか、家々の屋根にブルーシートが掛けられています。

地割れ。この程度の地割れにはまだまだ補修の手は伸びていません。

亘理を過ぎたあたりで、目に違和感のある風景が飛び込んできました。

0 件のコメント:

コメントを投稿