GW期間中、虫六の仲間が下町風俗資料館で紙芝居をやっている頃、不忍池のまわりでは毎年骨董市が開かれています。
虫六も紙芝居がはじまる前の時間に、ある古本屋さんを訪ねるのが恒例となりました。昔の歌舞伎役者さんの生写真をゲットするためであります。もちろん、その筋の古本屋さんを訪ねれば手に入るものなんでしょうが、年に一度の邂逅で、テントの下に無造作に置かれている焼け焼けの写真の束から「今年の数枚」を選ぶのがちょっと楽しいのです。
で、今年出会った1枚は…、
「三世中村もしほ改め十七世中村勘三郎襲名披露口上」(昭和25年1月東劇 )
先代が40才の時だそうです。
こちらは同月の襲名公演での「一條大蔵譚」にて十七代の一條大蔵卿。
中村屋の襲名公演ではこれ決まり演目なんですね〜。
一応、勘九郎襲名記念ってことで。
こちらは中村屋ではありませんが、襲名シリーズで成駒屋。
「六世芝翫改め六世歌右衛門」の「京鹿の子娘道成寺」白拍子花子(昭和26年4月)
人間国宝になってからの成駒屋さんしか知りませんが、本当に綺麗だったんだなぁ。
絶世の…と言いたくなるなぁ、やはり。金屏風を前に、初代吉右衛門と七代目中村福助のみを後見として臨んだという伝説の口上の写真が欲しかったけれど、ありませんでしたね。さすがに。
今回は戦後の大幹部お二人の襲名写真でした。
他にも渋いところもゲットしましたので、そのうちお見せしますね。
ほほほ。
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