2011年2月28日月曜日

「HEREAFTER_ヒアアフター」

大雪ですが、映画を見に来ました。

クリント・イーストウッド監督の最新作、製作総指揮はスピルバーグです。


2010年アメリカ映画/2011年日本公開/原題:HEREAFTER/129分
配給/ワーナー・ブラザーズ映画

監督・製作・音楽:クリント・イーストウッド
製作:キャスリーン・ケネディ、ロバート・ロレンツ
脚本・製作総指揮:ピーター・モーガン
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、ティム・ムーア
撮影:トム・スターン、AFC、ASC
美術:ジェイムズ・J・ムラカミ
編集:ジョエル・コックス、A.C.E
編集:ゲイリー・D・ローチ
衣装:デボラ・ホッパー

<キャスト>
マット・デイモン
セシル・ドゥ・フランス
ジェイ・モーア
ブライス・ダラス・ハワード
ジョージ&フランキー・マクラレン
ディエリー・ヌーヴィック
マルト・ケラー

かつて霊能者として死者と対話することを生業としていたもののそのことに疲れて才能を封印した男性、大津波に巻き込まれて臨死体験をした人気ニュースキャスター、ヤク中の母親をかばいながら健気に生きていた双子の兄弟だったのに事故で兄を失った少年。
それぞれが「死後の世界」に取り憑かれ、吹き寄せられるように人生をクロスさせる物語。

奇妙な映画でした。どこを叩かれたのも自覚無く、知らぬ間にボディブローが効いているような…。そもそも際どいテーマなのに、シンプルに受け入れられる映画になっているのは、やっぱり凄い手腕の監督だなぁ、イーストウッドは。本当にまだまだ映画を作って下さい。
それにしても、どうしてこのテーマだったのでしょうか?

双子の存在が効いてました。
津波のシーンはマジ怖かったです。






2011年2月27日日曜日

ルイガノ生還

フリー部品交換で、自転車屋さんに預けっぱなしだった愛車(自転車)がやっと直って帰って来ました。


普段の通勤は車だったりしますが、自転車もやっぱり無いと不便です。
無事に戻って来て良かったよ〜。

部品修理代込みで、9513円。(安くないです〜(;ω;))

今日は1日乗り回し、調子に乗って「日頃の運動不足解消のため明日から自転車かー!」と、勢い込んだのですが、明日は雪みたいですね。

早く暖かくなって欲しいものです。

2011年2月25日金曜日

虫六建設_第一期トンネル工事終了

昨年から職場で取りかかっていたトンネル山工事、
はげ山だったところに、ちょっと植栽を施しまして、第一期工事を終了しました。

山のふもとのお寺のまわりの植栽と、山に生える木々のスケール感が違う…と言うのが、どうにも難題でしたが、なんとか(というより、考えないことにして)形にしたということで、いったん筆を置くことに。でないと、次の仕事が手につかないから…(涙)

一応ですね…。
このドウダンツツジと本堂の裏の竹林が気に入っております。
しかし、これは○○○のお仕事と言えるのでしょうか?マルチ、要求されすぎでしょ…。

なにやら、何十本といろんな樹木を手作り(!!!)したんですが、作っても作っても切りなし!山が埋まりません〜(||li`ω゚∞) 岩場の多い、はげ山になってしまいました。

5月になったら、「桜」の樹を深緑系のものに取り替えようと思います。


2011年2月23日水曜日

組上燈籠(復刻版)を買ってみた

歌舞伎座が健在の時は、会場脇「かおみせ」の売店を冷やかすのも楽しみでしたが、他の劇場はこの賑わいが味わえないのが寂しいですね。

で、歌舞伎座の「かおみせ」はネットでは生きているようで、珍しい紙玩具を売り始めたというので、買ってみました。

○組上燈籠(くみあげとうろう)「祇園祭礼信仰記 金閣寺の場」(復刻版)

作者不明
版元=東京・浅草/牧錦之助
判形・数量=大判錦絵4枚組
制作年=大正4(1915)年
所蔵=松竹大谷図書館

 「組上燈籠とは、錦絵の一種で、画中の部品を切り取って、芝居、風景、建物などを組み立てる玩具絵(おもちゃえ)の事。一枚物から複数枚続きのものまで、ハサミや小刀で切り抜き、糊しろに糊をつけて組み立てて遊びます。燈籠という字が使われているのは、盂蘭盆会(うらぼんえ)の供養に使われた紙細工の燈籠飾りからきていると言われています。」(歌舞伎美人より)

お役のモデルは、此下東吉(15代目市村羽左兵衛)、雪姫(5代目中村歌右衛門)、松永大膳(7代目松本幸四郎)です。

松竹か歌舞伎座が作ったのかと思っていたら、発行所は玉川大学出版部でした。
「かおみせ」での扱いはなかったけど、大学の方では「上野動物園組上ケ」というもの売っているみたいです。

週末にでも組み立ててみましょう。

2011年2月22日火曜日

祝!中村屋に初孫誕生

いよいよ、勘三郎丈がおじいちゃんになったみたいですね。

 →中村勘太郎さん・前田愛さんご夫妻に第一子誕生。

男児誕生とは、嬉しさひとしおでしょうね。

このところ、あんまり嬉しくないニュースがつづいた歌舞伎界ですが、久々の朗報ですね。
めで鯛!

この気運で、勘三郎丈の特発性両側性感音難聴も治癒するといいのですが…。
元気な中村屋さんがみたいよ〜。


お着物日和(昨日のことですが)

午後からお稽古なので、お天気もいいので、着物で行くことにしました。

久しぶりで着物を出したら、全体に湿気っぽいような気がしてちょっと焦りました。出さねばー ( ̄Д ̄;;

今日は「半幅帯に挑戦」ってことで、その方が楽かと思ったら、太鼓で隠れない分きれいに着付けなければならないと言うことに、やりながら気がつきました(爆)。持ち時間1時間半たっぷり使って、無事に着付けたのはいいのですが、焦って車を運転していったら、車中で裾元がくたくたに…。
先生のお宅に着いたら、「よく着てきたね〜」と褒められつつ、先生や姉弟子の手がいっぱい入ってぱしぱしと直していただきました。行き先が先生宅で良かったよ〜(汗)

あんまり慌てて、帯板をするのを忘れていきました。どろ〜ん (;´д`)トホホ…

2011年2月19日土曜日

納得の、「鶏めし弁当」850円

この週末、黒い家人Tは某UKポップバンドの来日ライヴにお出かけのため、留守です。

昨日の続きではないのですが、市内のFデパートで「全国駅弁まつり」を開催中ということで、虫六母子の晩ご飯は駅弁買ってきて食べようと言うことになりました。
(露骨にさぼりモード)

で、あらかじめねらいを定めていったのが、秋田県大館駅の名物駅弁・花善「鶏めし」!

あまり遅いと品切れになると脅されていたので、昼過ぎに催事会場に行ったら、本当にエライ人でごった返しており、行列が出来ているコーナーも…。
ちょっと、どうすっかなぁ〜と一瞬迷ったりしたのですが、店内案内図をみたら、入り口から一番近いブロックに「花善」の文字!返す視線で様子を伺うと、行列は出来てない!
(買いだ!)と、さっそく突進、「鶏めし2個下さい!」

というわけで、無事ゲットしました。
買ったときは、ちょうど午後の分が並んだところだったのか、温かかったのですが、我らが食べる頃には冷めてしまい、ちょっと残念。

炊き込みご飯に鶏照り焼きと錦糸玉子、生麩、栗甘露煮、サヤエンドウ。
芯が鮭の変わりかまぼこ、鶏団子、がんも風すり身揚げ、蕗、漬け物…。
コレで850円。

容器がレンジ不可だったので、そのまま食べましたが、味がしっかりしているので冷たくても美味しかったです。これは、虫六子も大満足。

あぁ、この弁当を康楽館で食べたかったよ〜(←あきらめの悪い人)

2011年2月18日金曜日

はやぶさ弁当

まったく、役者のプライバシーなどほっといてやりなさいでありますよ。


そういうわけで、東北ははやぶさ祭りモードです。

夕方ちかく、K先生がS駅で「はやぶさ弁当」を買ったので、持ってきてくれました。
本当は青森限定品なのかもしれませんが、はやぶさキャンペーン展開中のS駅で特別販売していた模様。
長鼻のE5系のプラ容器入りで1150円。(安くないぞ〜)

こちらが、中身…。お子様ランチ風ってとこですかね。(やっぱ安くね〜)

で、写真を撮ってお返ししようとしたら、「私はもうおにぎりを食べた後なので、あげるから誰か食べて…」と置き土産になってしまいました。
うぬっ。
そんならと、夕飯前にお腹をすかしてピーピーいってる、ウチの豚児に貰ってきたところ…。
おかずをみて「私、食べな〜い」とあっさり拒否の虫六子。
誰だ、こんな贅沢なガキに育てた親は!

しょうがないので、親が酒のつまみに食べましたとさ。
…こんな赤いウインナー久しぶりでみたなぁ。


2011年2月16日水曜日

真夜中の飛行機雲

夜中にたまたまベランダに出たら、空に気持ちのいい一文字が描かれていました。


あまりに長くて爽快な直線だったので、写真に撮ろうとカメラを持って、も一回ベランダに出たら、輪郭がすでに少しぼやけていました…(´・ω・`)
分かりますかね…。

明日はお天気崩れるのでしょうか。

2011年2月13日日曜日

大変だ!NHKから演劇を扱う番組が無くなるらしいぞ!

最近NHKが、地上波デジタル完全移行の機に乗じて、BS放送をこれまでのBS1、BS2、BS-hiの3チャンネルから、BS1とBSプレミアムの2チャンネルにするぞというコマーシャルを流しているのは気づいていましたが、実はビックリぎょうてんの改編計画があったんですね。
     ↓

>>一方で、姿を消す番組もある。金曜夜の「芸術劇場」(教育テレビ)と金曜深夜の「ミッドナイトステージ館」(BS2)は3月で終了し、演劇を扱う番組がなくなる。BS2の「プレミアムシアター」はBSプレミアムに残るが、日本で上演される演劇は基本的に扱わないという。演劇番組の関係者の一人は「地方の演劇ファンから、惜しむ声が届いている。なくなるのは残念だ」と話している。 (朝日新聞より)

って…!
これって、地方に住むお芝居愛好家への嫌がらせとしか思えんな。
年に数本の芝居をみるために、いかに苦労しているか、東京にすむテレビ関係者にはわかるまい!
絶対に受信料なんか払ってやるものか!と、固い決意をする虫六でした。


2011年2月11日金曜日

今年2回目の、招月でお昼

祝日でみんな休みだったので、なんだか今日はみんなで寝坊して、お昼は「招月」にいきました。
親は先日も行ったんですが、塾日だった虫六子は今年はじめて。


今日は、せり蕎麦(890円)を注文。
動物性タンパク質無し!新鮮なせりが天こ盛りで、お好みで天かすをのせて食べます。
さっぱりした風味で疲れた身体に優しい味でした。
この季節だけのメニューですね。

余談ですが…昨日、仕事から帰るときに駐車場までいく途中がつるんつるんに凍結していて、すってんころりん!打ち身で体中が痛い虫六です。
マジ痛て〜っ!内蔵じゃなくて外傷だけど…。

虫六子が注文した、カレー蕎麦(945円)
注文主評「あつから」(←讃岐うどんの注文じゃありません)

家人Tは、招月つけ蕎麦(1050円)を大盛りで。
今日の味付け、豚肉とネギとセリと茄子。

今日も仕事がしてある感がうれしいお蕎麦を堪能しました。
いちど夜メニューで訪ねたいと、毎回思う虫六家でした。




2011年2月9日水曜日

黒い虫六計画…玉砕 (||li`ω゚∞)

3月過ぎたら黒くなってやる!と、秘かに布石を打っていたのに……(。>0<。)

コレ、全部外れて帰ってきました。
家族みんなで書いたのに、投函するポストもいろいろ変えたのに…_| ̄|○

あとは、ガスパ家分と窯爺さんにお願いしたミラクル1枚の結果待ち…。
どうだったかな〜。

さすがに玉丈で2公演のみともなると、小坂町でも相当の競争率だったんだなー。
甘くみたなー俺。

今日も寒かったなぁ。
へっくしょん!!


2011年2月5日土曜日

伊勢大神楽が東京で

zatugeiさんから「大道芸アジア月報」の最新号が届きました。

2月に伊勢大神楽が東京で公演をするということで、大変!面白そうなご案内が入っていました。

○伊勢大神楽の旅 加藤菊太夫親方を迎えて

ゲストのトークと映像によって、放浪芸の魂を探る
 ☆本橋成一撮影のスライドショー有り
  (↑これが凄いらしい…(。>0<。)観た〜い!でもいけな〜い)

ゲスト:伊勢大神楽講社・加藤菊太夫親方
コーディネイト:上島敏昭(浅草雑芸団)

日時:2011年2月21日(月)19:30start(開場30分前)
会場:東中野・ポレポレ坐
料金:¥2000(前売り&予約)、¥2300(当日) ワンドリンク付き
予約はポレポレタイムス社 event@polepoletimes.jp
   電話 03-3227-1405

以下のイベントでも伊勢大神楽をみることが出来ます。


カンボジアの宮廷舞踊、モンゴルの歌と踊り、浅草神社のびんざさら、伊勢大神楽

日時:2011年2月23日(水) 昼13:00〜 夜18:00〜
会場:国立劇場大劇場
無料ですが、事前予約が必要。
問い合わせ 電話03-5545-3413(全国郷土芸能協会)


○伊勢大神楽・加藤菊太夫組・神楽奉納

日時:2011年2月24日(木) 10:30〜12:00
会場:赤坂・日枝山王神社
問い合わせ 電話03-3388-4348(かみじま)



2011年2月4日金曜日

くにたち紙芝居

上野公園の街頭紙芝居大会でご一緒した東京在住の紙芝居師・佐々木遊太さんと母・慶子さんが、「くにたち紙芝居」というイベントを始めて、注目を集めています。

佐々木さんは亡き森下正雄さんの愛弟子で、街頭紙芝居的装置を街に取り戻したいとがんばっている、紙芝居界のホープです。
上野公園の下町風俗資料館では毎月第3日曜日に実演を担当しております。
本業はデジタルメディアデザイナーで、自ら「ささき製作所」を立ち上げつつ、現在は東京大学大学院情報学環教育部でメディアと情報技術を学んでいる大学院生でもあります。

その佐々木さんが、「即席紙芝居」ということで、iPadを使って、「Webアプリケーションと即興の語りにより、個人的なことをみんなで楽しむ装置」の試みをしているというので、まずは「くにたち紙芝居」のホームページを訪ねていきましたら、なんと!元・渋さ知らズのサックス奏者、泉邦宏さんと、やはりジャズベーシストの立花泰彦さんと共演しておりまして、即興の演奏&街頭紙芝居(「黄金バット」とか)などというアバンギャルドな実演をしていらっしゃるご様子。

渋さ知らズフリークの家人Tをはじめ、こりゃビックリ!
虫六子はちびっこい時から「渋さ」のライブに連れて行かれて、泉さんのことを「泉のおじちゃん」と呼び習わしているほど。泉ミュージックを子守歌代わりに育っておりました。超個人的な視界ですが、世間は狭い。
そして、紙芝居と即興ジャズは相当おもしろいマッチングでないか?と思ったりしております。

直ぐにでも見に行きたいけど、動けないのが残念…。きー(`◇´*) 
4月の末にいわき市のイベントに佐々木さんが来そうなので、とても楽しみにしております。


東京近郊の方は、国立市でみる機会がありそうなので、ぜひお出かけください。


○「くにたち紙芝居」今後の活動予定


2/6(日)『第6回くにたち紙芝居』
11:00, 12:00, 13:00〜 @スターバックス国立店前
出演:立花泰彦・泉邦宏・佐々木遊太

2/13(日)『情熱音泉劇場~2011紅白に出よう~』
開場:18:00、開演:19:00 @新宿Naked Loft
出演:フォークシンガー小象/大島圭太
ゲスト:くにたち紙芝居 佐々木遊太/他、飛び入りコーナーあり
料金:¥2000- (Drink別)

2/20(日)『定期実演会』
13:00, 14:00, 15:00〜 @下町風俗資料館

2/26(土)『第7回くにたち紙芝居』
11:00, 12:00, 13:00〜 @谷保天満宮境内(梅祭り)
(雨天:スターバックス国立店前)
出演:立花泰彦・泉邦宏・佐々木遊太

2/27(日)『第7回くにたち紙芝居』
11:00, 12:00, 13:00〜 @スターバックス国立店前
出演:立花泰彦・泉邦宏・佐々木遊太

2/27(日)『夜のくにたち紙芝居』
開場:19:00、開演:19:30 @酒場FUKUSUKE
ゲスト:ナカムラ氏(モアリズム)
出演:立花泰彦・泉邦宏・佐々木遊太

3/6(日)『第8回くにたち紙芝居』
時間未定 @喫茶 ピーター(浅草)
出演:立花泰彦・泉邦宏・佐々木遊太


動画もアップしているそうです↓

街頭紙芝居×即興演奏
http://www.youtube.com/watch?v=KyVpSwXLUJM&feature=related

即席紙芝居×即興演奏
http://www.sasaki-sasaki.com/kunitachi-kamishibai/?paged=2



2011年2月3日木曜日

特別展・宮城に眠る玉手箱_宮城県図書館

やんごとなき送迎の仕事があり宮城県図書館までいったので、新聞にでていた特別展をみてきました。


特別展「宮城に眠る玉手箱 〜のぞいてみよう児童資料の世界〜」

会期 1月15日(土)〜6月30日(木)
時間 図書館開館日の午前9時30分〜午後5時
会場 宮城県図書館2階 展示室

・図書館に所蔵されている貴重な児童資料をとおして、明治から昭和にかけての児童文学の一端を紹介する展覧会。美しいちりめん本や大正期の県内外の児童文芸雑誌、紙芝居などを展示。

…ということなので、井上資料がどのくらいでるかしら?と拝見。

う〜む、確かに「欧文挿絵絵本 ちりめん本」は珍しかった!
なんで和紙をわざわざ縮緬にするのか?が知りたいと思いました。そして、その技術も。
でも、これって日本文化にとっては児童資料と言えるのか?たしかに昔話や神話などが題材になっているけど、欧文だし、ヨーロッパ人の日本土産だったらしいぞ。日本の子供は読んでいないわけなんですよね〜??
それから「赤い鳥」などの児童文芸誌…。はいはい。
そして、紙芝居コーナー「絵を見せて語る 紙芝居」
うぬ、資料は4つ。
・柴崎富生さんの立ち絵「西遊記」の絵札(たぶん近年になって作られたものかな)
・教育紙芝居「家庭坊空陣」(画/蒲田重雄・脚本/日本教育紙芝居協会 発行/日本教育紙芝居協会 昭和16)←戦中紙芝居
・教育紙芝居「幸福物語」(作/小川未明・画/山川惣治 発行/日本画劇)
・街頭紙芝居「ハリケンピーちゃん第1-1巻」(作/青葉しげる)
と、井上さんを紹介した資料が少々。

…というか、紙芝居、それぞれ絵が3枚、裏紙3枚(しかも「ハリケンピーちゃん」は裏紙はコピー)。せめて1巻分展示してくれれば話の筋くらい追えるのに。東北最大級のコレクションがあるのに、なぜ…?
解説も、教育紙芝居が先でその頃商売の紙芝居もあった…と誤解を招きかねない表現で、ちょっと危ういものを感じました。

せっかくの展示の機会なので、勿体ないなぁと思ってしまいました。(u_u。)



2011年2月2日水曜日

だ、大丈夫ですか?中村屋さん

なぬ、勘三郎丈が休養延期ですと?




6月にはシアターコクーンの予定があって、それまでには…とのことのようですが、心配ですね。万全に良くなって欲しいです。
まずは、回復をお祈りします。

1月に読んだ本

1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1006ページ

日本の兄弟 新装版日本の兄弟 新装版
ラボラトリーですね、短編集は。松本大洋的世界の培養器。
読了日:01月24日 著者:松本 大洋



阿房列車 3号 (IKKI COMIX)阿房列車 3号 (IKKI COMIX)
今度の阿房列車は九州や四国などの西国方面が舞台。列車は快調に悠々と走るんですが、雨や風邪が百間先生の旅を阻みます。目的がなくてもコンディションが良くないとやっぱり楽しめないのね。それにしても百間先生とヒマラヤ山系君のコンビは狂言芝居を観るようで滑稽です。殿様=先生、太郎冠者=山系君。それから、出かける度に交趾君から借りることにしているお気に入りの鞄をこうたびたび使うなら自分のものと思ってしまおうという無茶苦茶さが好きです。
読了日:01月23日 著者:内田 百けん,一條 裕子

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
どうにもぎこちなくて奇妙な関係だけど、こんな形の友情も羨ましい。取り返せない過ちへの後ろめたさと真っ当さが混在する多田、正体不明で規格外だけど、なんともかわいさのある行天。魅力的で絶妙なキャラクターの造形ですね。ちぎれた小指の傷のように、元通りとは行かなくても人の幸せも修復することはできる…、シンプルだけど力強いテーマです。
読了日:01月17日 著者:三浦 しをん

三味線音楽長唄読本―七代目勝三郎よもやま話三味線音楽長唄読本―七代目勝三郎よもやま話
昨年6月に逝去された七代目杵屋勝三郎の絶筆となった著書。長唄会最大流派の家元を昭和15年に13才で後継、戦後さまざまな日本の伝統文化に存続の危機が訪れた時代に、長唄文化を守らなければならない重責の中で、芸の伝承のみならず不透明な家元制度の改革に着手、いち早く組織を財団法人化した家元でした。邦楽の未来を構想していた人物だったのですね。杵勝を支えた歴代の家元や名人も紹介されてますが、芸能史研究者の資料とだけなるにはもったいない本です。芸談や演奏法にも触れて欲しかったけど、そこは口伝なんですね。長唄がんばれ!
読了日:01月10日 著者:杵屋 勝三郎,馬場 和夫

倍音 音・ことば・身体の文化誌倍音 音・ことば・身体の文化誌
中村明一氏の仕事場はまるでジェット機のコックピットのようだと別の本で読んだことがある。類い希な超倍音楽器・尺八を周波数解析機で可視的に確認しながら変幻自在に音の束を操りつつ、たどり着いた音世界の法則、そして文化論。「倍音」から音世界を読み解かれると、なぜ「邦楽器」が魅力的なのかが良い角度で説明された気がした。CDでは伝わらなくても、実際に聞いたり自分で演奏したりしないと感知できない音響があったのだ?!「非整数次倍音」をコントロールできる邦楽器や伝統芸の声の技術は凄いし、聞き分けている日本人も凄いと再実感。
読了日:01月03日 著者:中村 明一
読書メーター