いわゆる歌謡曲だけでなく、民謡、浪曲、俗曲ばかりでなく、瞽女唄や、はては、バナちゃん節まで、日本の芸能のすみずみにまで目をくばり、しっかり勉強して、自分のステージに取り入れてきた石川さん。以前から、1粒で2度美味しいアーモンドグリコのようだ(←古っ!)と称されるそのステージを1度見たい、行ってみたいと思っていた(ホント、明治座のスケジュール探ったりして)のですが、このたび7年ぶりにS市に来てくださいまして、晴れて足を運ぶことができました。
ステージ全体を楽しむため、2階席最前列です。
2部構成で、ツアーのテーマは「Visit Japan 〜日本を訪ねる〜」。
【第一部】
・能登半島
(濃紺にあざやかな菊模様の振り袖で登場!日本各地を巡ります…、北陸・四国・大阪です。)
・波止場しぐれ
・夫婦善哉
(3曲たっぷり聞かせて、早変わり!↙)
・ウイスキーが、お好きでしょ
(今度は雰囲気変わって黄色に黒地の波模様。タイガーのような柄だった)
・ふじの山
(ここから唱歌を3曲。唱歌といえば小沢昭一さんですが、全く雰囲気違いますね。アレンジも変わってて面白かった。)
・ずいずいずっころばし
(お客さんに手を出させてやってました)
・かあさんの歌
(この歌は、実家のお母さんのアカギレ話などしながら思い入れがあるそうな…。日本を訪ねるって、日本人の心や文化を訪ねるってことですね、当然ながら)
・ヤットン節〜トンコ節
(色物芸の俗曲です。うまいわー、本領を感じる。)
・お富さん
(民謡コーナーに突入)
・ロック・ソーラン節
(近頃は奥田民生や椎名林檎ともコラボレーションしている石川さん。今年は野外フェスにも出演したということで、会場にもロック調の合いの手を要求!場内平均60~70才か?と思われる高齢客層でしたが、みなさん元気に♪ソーラン、ソーラン。ハイッ、ハイッ!)
(民謡コーナーでは、会場のリクエストに応えて、会津磐梯山や黒田節なども即興アカペラで歌ってくれました)
・浜唄
(この歌は、東日本大震災の慰問で訪れた東松島の人たちとの交流から生まれた曲で、地域に伝わる「獅子舞」を復興したいけれど、浜甚句を歌える人がいないとの相談があり、地元に歌える古老を訪ねて、芸の掘り起こしをしたそうなのです。津田さんというおじいさんが聞かせてくれた歌は、自在で(聞くたびに歌詞が変わったそうな( ̄◆ ̄;))、味のあるとても良い歌だったのですが、それを石川さんがNHKなどの歌謡番組で披露したいと思うと、マイナー過ぎて難色が示されるので、どうしようかと悩んでいたら、作詞家のなかにし礼さんが、それなら歌謡曲の中に挿入曲として入れ込んで仕立てたらみんなに覚えてもらえるのではないか?と作ってくれた1曲だそうです。前奏には、津田さんのオリジナルの一節も流れて、石川さんの思い入れが伝わってきました。)
【第二部】
・落語『芝浜』より
(後半は、いきなり落語です。去年の明治座本公演用に「歌芝居 芝浜~おんなの心意気~」をお作りになった際、自分が落語をみせて歌芝居に入っていける演出にしたいと、立川志の輔師匠に手ほどきを乞うたとの落語。人情噺のさわりを披露。今度は落語か〜、果敢だなー!がってんがってん!を連呼していました。そして、その劇中のテーマ曲↙)
・紫蘭の花
・越前竹舞い
(石川さんが大きな影響を受けた水上勉氏の小説『越前竹舞い』をモチーフに舞台化した際のテーマ曲。)
・名うての泥棒猫
(今年4月にリリースした椎名林檎とのコラボレーションシングル。椎名とのコラボは今は亡き十八代目中村勘三郎の遺言(アドバイス?)だったと、テレビの対談で言ってましたね。)
・暗夜の心中立て
(こちらも同シングル。天城越えロック版か?)
・津軽海峡冬景色
(ここから3曲はたっぷり!石川さんが特に大事にしている3曲なのかな。客席の満足度もぐーんと上がっていく感じです。この声、どこから出てくるのか〜って感じです。)
・風の盆恋歌
・天城越え
(虫六的には、天城越えを生で聴けたというだけで元は取れたといいますか、満足しました!)
【アンコール】
・朝花
(しんみり (*´ェ`*) この歌を最後って決めているのかな。)
いわゆる地方公演のプログラムセットなので、舞台構成は明治座の本公演のようには凝れないかもしれませんが、存分に楽しめました。MCまでお一人でやっていて、それがこなれていて嫌みがなく上手でした。
場内には、虫六の母世代を中心として同世代もけっこういたかな。女性が7割くらいでしょうか。立ち見まで完売したらしい。ファンのみなさん、7年待ってましたから。
虫六の後ろに二十歳くらいの若い女性がいらっしゃいましたが「重い歌をいかにも重そうに歌う歌手はいっぱいいるけれど、石川さんの歌はさらっと歌ってもとても心がこもっているのが伝わってきて大好きです」と話してました。(そうだよね、歌のテクニックに加え、解釈が深いんだよね…と、心で相づち)お嬢さん、コンサート終わる頃には感激で号泣してましたな。
また、来年も来てくれるといいなぁ。今度は相馬の母を誘って見せたいです。
2部構成で、ツアーのテーマは「Visit Japan 〜日本を訪ねる〜」。
【第一部】
・能登半島
(濃紺にあざやかな菊模様の振り袖で登場!日本各地を巡ります…、北陸・四国・大阪です。)
・波止場しぐれ
・夫婦善哉
(3曲たっぷり聞かせて、早変わり!↙)
・ウイスキーが、お好きでしょ
(今度は雰囲気変わって黄色に黒地の波模様。タイガーのような柄だった)
・ふじの山
(ここから唱歌を3曲。唱歌といえば小沢昭一さんですが、全く雰囲気違いますね。アレンジも変わってて面白かった。)
・ずいずいずっころばし
(お客さんに手を出させてやってました)
・かあさんの歌
(この歌は、実家のお母さんのアカギレ話などしながら思い入れがあるそうな…。日本を訪ねるって、日本人の心や文化を訪ねるってことですね、当然ながら)
・ヤットン節〜トンコ節
(色物芸の俗曲です。うまいわー、本領を感じる。)
・お富さん
(民謡コーナーに突入)
・ロック・ソーラン節
(近頃は奥田民生や椎名林檎ともコラボレーションしている石川さん。今年は野外フェスにも出演したということで、会場にもロック調の合いの手を要求!場内平均60~70才か?と思われる高齢客層でしたが、みなさん元気に♪ソーラン、ソーラン。ハイッ、ハイッ!)
(民謡コーナーでは、会場のリクエストに応えて、会津磐梯山や黒田節なども即興アカペラで歌ってくれました)
・浜唄
(この歌は、東日本大震災の慰問で訪れた東松島の人たちとの交流から生まれた曲で、地域に伝わる「獅子舞」を復興したいけれど、浜甚句を歌える人がいないとの相談があり、地元に歌える古老を訪ねて、芸の掘り起こしをしたそうなのです。津田さんというおじいさんが聞かせてくれた歌は、自在で(聞くたびに歌詞が変わったそうな( ̄◆ ̄;))、味のあるとても良い歌だったのですが、それを石川さんがNHKなどの歌謡番組で披露したいと思うと、マイナー過ぎて難色が示されるので、どうしようかと悩んでいたら、作詞家のなかにし礼さんが、それなら歌謡曲の中に挿入曲として入れ込んで仕立てたらみんなに覚えてもらえるのではないか?と作ってくれた1曲だそうです。前奏には、津田さんのオリジナルの一節も流れて、石川さんの思い入れが伝わってきました。)
【第二部】
・落語『芝浜』より
(後半は、いきなり落語です。去年の明治座本公演用に「歌芝居 芝浜~おんなの心意気~」をお作りになった際、自分が落語をみせて歌芝居に入っていける演出にしたいと、立川志の輔師匠に手ほどきを乞うたとの落語。人情噺のさわりを披露。今度は落語か〜、果敢だなー!がってんがってん!を連呼していました。そして、その劇中のテーマ曲↙)
・紫蘭の花
・越前竹舞い
(石川さんが大きな影響を受けた水上勉氏の小説『越前竹舞い』をモチーフに舞台化した際のテーマ曲。)
・名うての泥棒猫
(今年4月にリリースした椎名林檎とのコラボレーションシングル。椎名とのコラボは今は亡き十八代目中村勘三郎の遺言(アドバイス?)だったと、テレビの対談で言ってましたね。)
・暗夜の心中立て
(こちらも同シングル。天城越えロック版か?)
・津軽海峡冬景色
(ここから3曲はたっぷり!石川さんが特に大事にしている3曲なのかな。客席の満足度もぐーんと上がっていく感じです。この声、どこから出てくるのか〜って感じです。)
・風の盆恋歌
・天城越え
(虫六的には、天城越えを生で聴けたというだけで元は取れたといいますか、満足しました!)
【アンコール】
・朝花
(しんみり (*´ェ`*) この歌を最後って決めているのかな。)
いわゆる地方公演のプログラムセットなので、舞台構成は明治座の本公演のようには凝れないかもしれませんが、存分に楽しめました。MCまでお一人でやっていて、それがこなれていて嫌みがなく上手でした。
場内には、虫六の母世代を中心として同世代もけっこういたかな。女性が7割くらいでしょうか。立ち見まで完売したらしい。ファンのみなさん、7年待ってましたから。
虫六の後ろに二十歳くらいの若い女性がいらっしゃいましたが「重い歌をいかにも重そうに歌う歌手はいっぱいいるけれど、石川さんの歌はさらっと歌ってもとても心がこもっているのが伝わってきて大好きです」と話してました。(そうだよね、歌のテクニックに加え、解釈が深いんだよね…と、心で相づち)お嬢さん、コンサート終わる頃には感激で号泣してましたな。
また、来年も来てくれるといいなぁ。今度は相馬の母を誘って見せたいです。