2012年3月30日金曜日

iPad2また故障

京都旅行中にiPadが壊れた。softbankの携帯回線に繋がるSIMカードを認識しなくなってしまい、2日目から宝の持ち腐れ状態で、鞄の重量にだけ貢献してくれた格好だ。
重いぞ!iPad2…。

で、S市帰京後、アップルストアに持って行ったら、「予約しろ」で翌日に再来店させられ、「原因の切り分け」とやらでソフトバンクに行けとか、また持ってこいとかで、たらい回し。結局SIMカードを交換してもらっても状態変わらずで、アップルで機種交換となりました。

買ってすぐのトラブルもSIM認識の不安定だったし、このときも散々「原因の切り分け」とやらでアップルとソフトバンクをたらい回しで、直してもらうまで(このときも機種交換)ずいぶん手間と時間がかかったのでした。その間、通信料は取られてるわけで…。

ストアのスタッフもけっして失礼と言うわけでもないし、結果的に今回も丸々交換となったので、結果オーライと言えば言えるのですが…。

なーんか、いづいのね。1箇所で直せないの?

で、あえて言わせていただきますが、このSIM方式はどおよ?どこぞに構造的欠陥があるんでないですか?素人ながら疑っております。

2012年3月29日木曜日

京都3日目_渋すぎるシーズンオフの高尾山

京都3日目は、家人Tが仕事で別行動のため、我らは母子で珍道中。先の2日間は、修学旅行コースみたいな内容だったので、今日は虫六も踏み行ったことがないところに行ってみようと、高尾山方面に。地下鉄で二条駅まで行って、そこからJRバスに乗り換えて、まずは栂尾・高山寺に。
 鄙びた参道…。う〜〜ん、渋い!つか、寒い!
完全にシーズンオフという感じで、バスを降りた人も数えるほどでした。

石段も大きな石灯籠も、むっちり苔むしております。

高山寺は創建は奈良時代にさかのぼるらしいのですが、実質的な開基は明恵上人で、建永元年(1206)に後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興したそうです。漫画文化の原点とも言われて誰もが知っている国宝「鳥獣人物戯画」をはじめとして、絵画、典籍、文書など、多くの文化財を伝える寺院として知られています。とはいえ、実際のお宝は国立博物館などに預けられていて(「鳥獣人物戯画」も甲・丙巻が東京国立博物館、乙・丁巻が京都国立博物館に寄託されているそうです)、石水院(国宝)の一間のガラスケースに展示されていたのはレプリカでした。しかたありませんね。


 これは、鎌倉時代の仏師・運慶が作ったと伝えられる子犬の彫刻。明恵上人の傍らに置いた愛玩品とのことですが、「鳥獣人物戯画」といい、明恵さんはウイットにとんだ愛らしいものを好む趣味だったのでしょうか。

石水院の南縁から向かいの山を借景にしてのぞみます。間には清滝川。すごく見晴らしがよく、ずっと座ってぼ〜っと1日を過ごしたい感じですが、これ、花が咲き始める春や深緑の夏、そして紅葉の季節はもっともっと美しいでしょうね。枯れた山々の風景が侘びております。虫六はこの冬枯れの風景でも充分に面白かったのですが、高校生にはまだ難しかったようでした(爆)。
縁から一歩下がって畳の上に腰をおろすと、柱と蔀戸、広縁のフレーム効果で額装された風景画のよう…詩仙堂もそうでした。同じ建築様式ってことでしょうか。

 開山堂。明恵上人が晩年を過ごし、入寂した禅堂院の跡地に立っていて、中に明恵上人坐像が安置されているらしい。
山を一巡りして、そのまま神護寺へ向かいました。

 こちらもなかなか渋いです。

 金堂の方から毘沙門堂を見下ろしました。なにやらすごい急な階段でした。

で、寒いと思っていたら降って来ちゃいました、雪が。

本日のメインイベント、「かわらけ投げ」。
絶景です。電柱ひとつ立っておりません。
気持ちいいなぁ。
これがかわらけ。素焼きの杯…。最中の皮みたいな、小さなフリスビーみたいな形ですかね。これを勢いよく遠くまで投げて、厄をはらいます。

遠くまで飛ばず、近くで落ちたかわらけ達。無残…。この絶景の森のいたるところに割れた素焼きのかけらがこのような感じでびっしり落ちているのか…と想像すると、なんとも。

 とりあえず、思いっきり厄払いする虫六子。けっこう遠くまで飛んでいきました。一方、虫六の投げたかわらけは、先ほどみた無残組にほど近いあたりに情けなく落ちていきましたとさ…とほほ。杯の方向ではなく、底を上にフリスビーのように投げるのがコツのようです。

 寒いので、早々に引き上げて、八坂神社近くのカレーうどんのお店「味味香」で昼ご飯。
これくらいが身の丈の食事って感じですわね、やっぱり。
カレーうどんに細切りにした揚げが入っていて、美味しかったです。

 そして、我らの最後の贅沢は…。
祇園「徳屋」のわらび餅!!!!
向こうにあるのが本当のワラビ粉100%で作られたわらび餅で、手前のきなこ(左)と黒蜜(右)をお好みでつけて食べるのです。

氷のうえに盛られたわらび餅。本物のわらび餅はねぱ〜っとしたゲル状。形がない!冷たくで絶妙な甘さで絶品です。何もつけなくてもなんぼでもいけそう。
よくデパ地下で売っている杏仁豆腐みたいに切られたワラビ餅は本物でなかった、ということがわかってしまった。

わらび餅目的で入店したので、私も虫六子もこの上無く大満足しましたが、店内では季節柄、お汁粉とかぜんざいを注文している方々も多く、机の上の火鉢で細長いお餅を焼いている様子を尻目に、かなり食指が伸びそうになりましたが、これは次回のお楽しみということで我慢しました。

京都の食文化の深さにがつんとやられた3日間でした。

2012年3月27日火曜日

京都の2日目_意外に小さかった宇治平等院

3月11日、震災から1年目のこの日、京都は「京都マラソン」でたいそうにぎにぎしい様子でした。市内の交通機関は麻痺するだろうということで、蹴上のホテルからそのまま地下鉄に乗って、郊外に逃げ、宇治平等院に行くことにしました。

京阪(この電車も抹茶色でした)の駅をおりて、宇治川を渡ったら、向こうをJR奈良線の車両が渡っていきました。宇治は電車からバス・タクシーにいたるまで抹茶色。

3人に1人はこのシチュエーションで写真撮ってましたな。10円玉でお馴染みの平等院鳳凰堂です。

修学旅行以来の平等院。高校生の時は、なんだかすごく遠くまでやってきて、広大な庭に囲まれた立派な古建築…と思っていましたが、こうして大人になってから来てみると、立派ではあるけれど、意外にこじんまりとした寺院でした。同じ末法浄土の思想で建てられた平泉の中尊寺や毛越寺の浄土式庭園の方がずいぶん大きいという印象でした。
しかし、昔は暗い中で眺めることしかできなかった、鳳凰堂堂内の装飾や、阿弥陀如来像を囲み雅楽を奏でる供養菩薩像の浮き彫りや、中堂の屋根上にのっていた1対の鳳凰像などは、今は「平等院ミュージアム鳳翔館」という博物館施設に保存展示されていて、かなり身近にみることができるようになってました。これは、なかなか見応えがあって、お薦めです。


虫六的には、1年半かけて読んだ「双調平家物語」の舞台でもあり、藤原文化の粋を嗅ぎ取りたいとやってきたのでした。


鳳凰堂の中も観覧券を別に買えば拝観することができます。ちょっと順番待ちがありますけどね。

お堂ガイドの女性は、流暢で耳障りのいい、かつ、知性を感じさせる落ち着いた解説で、ココにも語りのプロがいた!!!って感じで、とても感心しました。NHKのベテランアナの語りを聞いているようでした。何人かでローテーションしている様子でしたが、我々の解説をしてくれた人が特に上手だったのか、みなさん粒ぞろいでお上手なのか…。いずれ、歴史ある観光施設とはこういうものかと、激しく納得したのでした。
 
 せっかく宇治までやってきたので、お昼は茶そば!

 川向かいにある宇治上神社にもやってきました。

 やっと梅が咲いたかな…という陽気でしたが。

 宇治なので、なぜか自販機も宇治茶オンリー。

地震があった2時46分に我に返ろうとアラームをセットしておいたら、宇治からの帰り道でちょうど六地蔵駅で乗り換えするところでした。移動中でしたが、立ち止まって黙祷。

地下鉄で市内に戻ると、東山あたりで大量のマラソン帰りの人々が乗り込んで、車内がぎゅうぎゅう詰めに…。こんな日に観光旅行している自分らのことはとりあえず棚に上げて、マラソンで盛り上がっている京都市民もどおよ?と正直思いました。

後日、HNKの「さきどり」で、気仙沼や福島から参加したランナーの取材を放送しているのを見ました。「気仙沼」とプリントされたタンクトップ身につけて復興を誓い、体力の限界まで走る姿に、京都の人たちが「気仙沼がんばれ〜!!」と力一杯声援を送っていました。もちろんこのこと自体は感動的であり、すごいなぁ、えらいなぁと素直に思いました。と同時に、マラソンってそういう装置なんだ…と、理解されました。(スポーツ全体がそうなんですよね、きっと。)

とはいえ、これは後でテレビでみたのでわかったこと。
こういうことを言ってしまうと、非道者だと自分でも思いますが…、S市にいると、マスコミが被災地の現状というよりは、復興がらみの美談めいた事ばかりを探してニュースにしていることについては、正直なところ食傷気味でもあり、好むわけでないのに免疫がついてしまいました。

そんなわけで、ありのままの京都市内にはそのような雰囲気はあまり感じられず、それはしかたないことだと思いました。

2012年3月22日木曜日

昭和の紙芝居〜戦中・戦後の娯楽と教育〜

紙芝居師の梅田佳声さんから昭和館で開催の「昭和の紙芝居〜戦中・戦後の娯楽と教育〜」のご案内をいただきました。


○昭和の紙芝居〜戦中・戦後の娯楽と教育〜
開催期間  平成24年3月17日(土)〜5月13日(日)
開館時間  10:00〜17:30(入館は17:00まで)
休館日   月曜日(祝日の場合は翌日)
        *4/30は快感、5/1は休館
        *4/16(月)資料の入れ替えあり
会場    昭和館3階特別企画展会場
     (〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-1)
http://www.showakan.go.jp/events/kikakuten/index.html


黄金バットのレコードとか珍しい掘り出し物が出ているらしいので、これは算段して見てこなくっちゃですね。

祇園「山ふく」にて晩ご飯

虫六家では、京都に行ったら晩ご飯にかならず寄る店があります。
それは祇園の真ん中にある、おばんざいの店「山ふく」。
ま、せいぜい3年に1回くらいしか足を運べませんので、ご常連というわけにはいかないのですが、こちらのおばんざいや炊き込みご飯の美味しさと、おばちゃんのお人柄、店の雰囲気、リーズナブルなお値段に魅せられて、京都にきたら必ず寄らせていただいてます。

こ上がりのおちゃぶ台に陣取って、さっそくはじめました。
今日のお品書き。かやくご飯はなしで、炊き込みご飯は新筍ご飯でした。
天こ盛りのお新香がすごい。これ一人に1皿づつ参ります。
鴨ロース、うまっ!この瓢簞型のお皿がステキ。
京風おでん。大根に味がしみしみ〜。
このほかにも、桜鯛のお造り、穴子焼き、ごま豆腐、てっぱえ(ぬた)など、いっぱい食べました。(*注:ホントにグルメブログではありません)

やっぱり、〆は筍ご飯でしょ。お酒も調子よく飲みました。

明日は3月11日。震災から1年目をむかえるという日でしたが、京都では「京都マラソン」が開催されるということで、街は何やら浮き足立ってました。テレビではチャリティー野球が放映中で、あしたマラソンに出るというお客さんがわいわいやってました。
距離感がリアルだなぁと感じるものがありました。

「山ふく」の店構え。

ちょうど今日から、東山一帯がライトアップされる「花灯路」というイベントがあるというので、山ふくのおばちゃんが「明日はマラソンで人が混むから今日の内にみるといい」と地図を広げて教えてくれました。ちょうど宿に向かう道筋がイベントコースに被っていたので、明かりをみながら歩いて帰ることにしました。

提灯に復興のメッセージが…。




2012年3月16日金曜日

京都観光1日目

そんなわけで「うぞふすい」で幕を開けた虫六一家の京都観光。

 学生時代の古美術研修旅行以来の「三十三間堂」。
この中に千手観音さまが1000体居られますが、堂内撮影禁止につき、外観のみ。
久しぶりで見たらやっぱり壮観でした。虫六子の高校は修学旅行がないので、ちょうど良かったな。「この中に自分とそっくりの観音さまがかならず1体いるらしい」と教えたら喜んで探してました。でも、正直言って後ろの方の観音さまは見えませんでした。

 お堂の裏は、「通し矢」が行われる会場です。な、長い…。

 部活にて「弓道女子」の虫六子、突然エア弓道。イメージトレーニングですか…。
来ますか、成人式の年に。

 この季節、微妙に花も咲いておりません。
椿もほとんど蕾。

 これなんでしょう?木蓮?蕾です。

 これは、三春の瀧桜から増やした株だそうです。まだ咲く気配すらなし。

「三十三間堂」のお隣の「養源院」も学生の時に来て以来。あの時、虫六のテーマは「血天井」だったのでした。なんで古美術で「血天井」だったのか?ホント、いい加減な学生でした。
養源院の「血天井」とは、関ヶ原の合戦の直前に伏見城の留守番を任された鳥居元忠とその軍勢2000名が石田三成4万の軍勢を相手に10日間も必死で抗戦したけど、ついに陥落、鳥居ら360余名が「中の御殿」に集まって切腹。しかし、留守を頼んだ徳川軍も関ヶ原で忙しく、床が血で染まったまま2ヶ月も放置され、血が染みこんでしまったので、彼らの供養のために床板をはがして、寺院の天井に貼ったものです。養源院のほかに、 宝泉院(京都市) 、正伝寺(京都市)、 源光庵(京都市)、 興聖寺 (宇治市)、 天球院 (京都市)(妙心寺の塔頭)、 神応寺 (八幡市)、 栄春寺 (京都市)にあります。
特に養源院の血天井には鳥居氏の血痕があると言われていて、案内の方が、「ココが顔!」とか解説してくれます。
養源院には、有名な俵屋宗達の「杉戸絵」や「金地着色松図」の襖絵もあり、また浅井長政ゆかりの寺院でもあるので、お市の方やその娘の淀君・お江の使っていた資料なども残されています。

 養源院を後に、京阪で出町柳まで出て、叡山電車に乗って一乗寺までいきました。

 「けいぶんしゃ」という知る人ぞ知る書店&文房具店で夕方まで過ごしました。
『日本人は状況から何を学ぶか』(鶴見俊輔 SURE)を見つけたので購入。
欲しいものはいろいろあったのですが、初日から荷物を増やしてはいけないとブレーキかけました。(つか、「うぞふすい」で財布が軽い)

2012年3月15日木曜日

虫六、京都で「うぞふすい」を知る

先週は虫六の職場でも、東日本大震災の犠牲者慰霊祭などが大がかりに行われて、「復興」というより「鎮魂」という言葉を耳にすることが多い今日この頃だったのですが、3.11をむかえる東北を後に、3月10日、虫六一家は何故か京都にやってきました。

家人Tが京都で学会があり、それに便乗で家族旅行です。ちょうど虫六子が入試等で学校が休みだったので、こんな風にみんなの予定を合わせられることも少なくなってきたので…

新幹線を乗り継いで、昼過ぎに京都駅についた虫六家。初日の目的地は三十三間堂なのですが、その前に腹ごしらえ。お寺近くに鰻雑炊の美味しい店があるというので行ってみました。

向かった先は
京都市東区七条通本町東入ル 「わらじや」

京都では何年ぐらい前だと“古い”と言われるのでしょうか?このお店は創業360〜70年で、秀吉がここでわらじを脱いだという由来でその名がついたそうです。
建物も古そうだがなぁ〜、この暖簾はやっているってことだろうか?などともじもじしていたら、お店の中からお客さんが出てきたので、「よし」と入店しました。
わらじや (撮影:虫六子)
中は茶室や古い建物が庭を囲んで建っていて、さっそく2階の客室にご案内。靴を脱ぐ前に目の端に「うぞふすい 6100円」の貼り紙が映り、ちょっと不安がよぎる。席に着いたら、抹茶とお干菓子が運ばれ、出てこないお品書きが…。
(なんだ、なんだ、大丈夫か…?の雰囲気が虫六一家にどよよ〜んと押し寄せてくる)

お隣に親子連れ風のお客さんが当たり前に着席。「当店はコースのみです」なんて説明を受けている。(うわぁ〜、予感的中だ!!!!このお茶飲んで良いのか???)

(うう、1人6,100円だとすると3人で18,300円…は、虫六勘定では高い、マジで。しかも昼から…。たしか、“いざという時のために”手帖に1万円札を2、3枚折りたたんで入れてあったはずだ( ̄Д ̄;;支払いはとりあえず大丈夫か…。しかし、その非常時が旅の初っぱなにくるとは (||li`ω゚∞) 。これで、チャンスあればと狙っていた銀細工の帯締めも、和楽器屋巡りもご破算…(u_u。)。こんな時に観光旅行した罰が当たったか?!とはいえ、今このとき「うぞふすい」をあきらめたら、もう一生本物の「うぞうすい」を食べる機会はないかもしれない。つか、やっぱり食べてみたい「うぞふすい」
(=゜ω゜)
…と脳内メリーゴーラウンド。

「もう帰ろうよ」と焦る虫六子を、「うろたえなさんな、大丈夫だから」となだめつつ、「よ〜し、う雑炊食べるぞ〜」とシフトチェンジ。(とりあえず、俺出さなくていいのね?)と家人Tも察したらしく、「食え、食え」って態勢に。

そんなわけで、堪能しました。わらじやの「うぞふすい」献立一式

先附のあと、まず出てきましたのは「うなべ」
うなべ (撮影:虫六子)
鰻の筒切(骨は抜いて、胆は入ってる)、焼いた九条葱、庄内麩、生姜、きくらげのシンプルな鍋。上品で濃厚なお出汁が五臓六腑に染み渡ります。山椒をかけてお吸い物のようにいただいたあと、2杯目は鍋底でお出汁をたっぷり吸い込んだ春雨もいっしょにいただきました。
みんな食べるのに夢中…。

うぞふすい (撮影:虫六子)
そして、「うぞふすい」
先ほどのお鍋とは別の土鍋に新しいお出汁で炊いた雑炊です。鰻は白焼き、焼いたお餅、椎茸、牛蒡、人参、卵、三つ葉が入ります。野菜は針のような千切りで、お野菜ぽい感じがありません。はじめは香ばしいお餅が、そのうちとろとろに。う、うまい、美味すぎる。


うぞうすい (撮影:虫六子)
香のものを箸休めに、2杯目、3杯目と食感の変化を楽しみながらいただきました。
気がつけば無我夢中で、大鍋を3人で完食。


あ〜、「うぞふすい」というものを知ってしまったなぁ〜。後戻りできない食経験をしてしまった感じです。
虫六子も美味さの針が振り切れてしまったらしく、「これまで食べた美味いものは、1ばんが函館の駅までTの叔父さんにゴチになったカウンターでおこのみ寿司か、小樽の石水のかき揚げ天ぷら」だったが、「石水を抜いたかも」と口走っておりました。


最後は、おおきな切り身のメロンでした。
ふう _ノフ○


玄関先で見送ってくれたわらじやのおばちゃん

そんなわけで、ひとまわり成長した我らを、玄関で見送ってくれたお店のおばちゃん。
気さくにお話してくださいました。
ご馳走さまでした。機会があったらまた来てしまいそうな虫六でした。
(…しかし、財布がぁ)

あ、この店先にかかっているわらじ、これが目印です。

さあ、つぎは三十三間堂だ。




2012年3月9日金曜日

ほかいびと 伊那の井月

浅草雑芸団のzatugeiさんから、ポレポレ東中野にて上映予定の映画「ほかいびと」のご案内をいただきました。



○映画「ほかいびと」

会  場  ポレポレ東中野
        〒164-0003 東京都中野区東中野4丁目4-1ポレポレ坐ビル地下
        Tel.03-3371-0088

上映期間  2012年3月24日(土)~4月6日(金)
上映時間  10: 30|13: 00|15: 30│18: 30
チケット  (当日) 一般1,700円、学生1,400円、シニア1,000円 │(前売)1,300円

期間中にトークショーが行われるそうです。

3月24日(土)初日

  15:30の回上映後…田中泯 × 豪華ゲストのトーク

  18:30の回上映前…田中泯 × 北村皆雄監督の舞台挨拶
3月30日(金)
  15:30の回上映後… 一柳慧(音楽家・ほかいびと音楽担当) × 豪華ゲストのトーク
  18:30の回上映前…北村監督の舞台挨拶
3月31日(土)
  15:30の回上映後…北村監督 × 上野昂志(映画評論家)のトーク
  18:30の回上映前…北村監督の舞台挨拶
4月3日(火)
  15:30の回上映後… 松岡正剛(編集工学研究所所長) × 田中泯のトーク
  18:30の回上映前…北村監督の舞台挨拶