2012年11月30日金曜日

うかない顔してどおしたの?

ある日、どこかの本棚でこんな会話をつぶやく2匹がおりました。



猪九郎「あれ、虫六君、うかない顔してどおしたの?」
虫六「う〜ん、おいら今、4日に開ける仕事のヤマ場でさー、もう休日出勤&超サービス残業の日々なんだけどさ。今日分かったんだけど、例の丸投げ上司(もちろん何にもしていない)が「3日は人間ドックだから。俺、来れないから…。」って。
ホント、毎回毎回よくぞそんなに言い訳が作れるもんだと思うほど、なんだかんだでどっかにトンずらして、仕事放棄されるんだけど。人間ドックは、意図して組まなきゃいちばん忙しい日には当たらないよなー。あ〜、ほとほとウンザリする〜。」
猪九郎「ひどい話だね。悪い病気でも見つかるといいね」

(*すみませ〜ん、ブラックでした)

2012年11月28日水曜日

杵勝会歳末チャリティー演奏会2012の情報です

毎年楽しみにしている「杵勝会歳末チャリティー長唄演奏会」ですが、杵勝会のホームページにご案内がなくて、地方在住の虫六にはなかなか情報が入らず、どおなっておるのか〜 ┐(´д`)┌  と思っておりましたが、意を決して(?)メールで問い合わせてみたところ、すぐにお返事いただけました。(ありがとうございます!)



○「杵勝会歳末チャリティー長唄演奏会」

日時:2012年12月22日(土) 13時開演
会場:有楽町朝日ホール
主催:財団法人 杵勝会

【番組】
・「連獅子」 唄:勝四郎他 三味線:勝国他
・「老 松」 唄:坂田仙蔵他 三味線:裕光他
・「四季の山姥」 唄:勝良他 三味線:勝幸恵他
・「助 六」 唄:直吉他 三味線:勝松他
・「廓丹前」 唄:東成他 三味線:勝三郎他
    他全14曲 杵勝男女会員出演
◆賛助出演 杵屋直吉/杵屋巳津也・杵屋佐喜 
◆囃 子 堅田新十郎社中/堅田喜三久

*情報を探していらっしゃった方、ご確認ください。


2012年11月27日火曜日

チューナーと調子笛

先週、合わせ稽古がありまして、姉弟子・兄弟子のみなさんと入り乱れて(?)練習して帰ってきましたら、いつも使っているチューナーが見当たらなくて焦りました。

きっと隣で弾いていた○○さんの荷物に紛れたか…とは見当がついたものの、すぐに返って来るでもなし…。そうなると、チューナーに頼って調弦をしていた虫六は、とたんに調子が合わせられなくなり、練習になりません ( ̄Д ̄;; 

まずいんでね。

お三味線は「調子3年」というほど、調子あわせが大事で、かつ、修行がいるのです。つまり、耳を育てるのにそれだけかかるっていうことなのかな…。

お稽古に通うようになった時、最初にひとりで練習するために、先生の稽古用三味線を貸してもらって、自宅で練習したんですが、調子あわせができなくて、涙がでるほどパニクりました。
虫六子に何度も電子ピアノを弾かせて合わせてみるのですが、ぜんぜん合わないんですよ〜(||li`ω゚∞)
見かねた家人Tが、「世の中にはチューナーというものがあるんだぞ」と。で、ソッコーお三味線用のチューナーを購入して、やっと自宅練習は軌道に乗ったのでありました。

ところが、そのチューナーが紛失するという事態が起きるんだ(!)と。

これは、虫六的に2つの危機感。1つは、チューナー1つでいいのか?ということ。いつでも紛失の可能性はあるのだから、予備のものをキープしておかなければ…。もう1つは、チューナーなしでは調子も合わせられないという耳の鍛え方はどおよ?で、あります。



それで、昔ながらの調子あわせの道具「調子笛」を買ってみることにしました。
よく考えると、お三味線はじめて丸5年になるのに、よく今まで持ってなかったもんだな、と。そろそろ(というか、とっくにですが)耳をたよりに合わせられるようにならないと…!

お三味線の調弦について説明すると長くなってしまうので、今日は省略しますが、三味線はもともと、絶対音程を基準音としてつかわずに、唄い手などの音程(Key)に合わせて基準音(一本、二本…十二本まで)を決め、相対音で調弦する楽器です。
また、基準音が決まったら、曲調にあわせて「本調子」「二上がり」「三下がり」と調弦の方法も変わります。曲の途中で調子を変える場合もあり、ほんと、耳ができていないと演奏にならないのでありました。
しかも、お三味線という楽器は糸の状態や部屋の環境などでも音程が狂ってしまうので、しょっちゅう調子を直さなければならないのです。難しいなー。

調子笛は、一の絃で合わせる低音用タイプのものと、三の絃で合わせる高音用タイプのものの2種類あるようです。一の絃で合わせることが多いので、低音用のがよく使われているように思います。しかし、雑音の多いところで合わせる時は、高音用のを使うと合わせやすいのだとか…。
とりあえず、好奇心で両方買ってみたのですが…。

同じメーカー(トンボ楽器製作所)のタイプ違いの商品なのに、なぜに、パッケージがこんなに違う?(←今日のオチはこれです)

MADE IN CHINA だからってことでもないだろうにね…。


あ、で、虫六のチューナーは、無事に姉弟子Nさんのお道具箱から発見されました。
返していただきながら、「さん竹」の伊達鶏つけ蕎麦をおごってもらい、ちゃっかり得した虫六でしたー  (* ̄ー ̄*)  へへへ〜。

2012年11月26日月曜日

仁左さまの復調を心より願う

新橋演舞場の初日に出たきりで休演がつづいていた仁左衛門丈が、千穐楽3日前の日から舞台復帰なされたと、松竹さんのニュースで見て少し安堵した…というか、駆けつけたい衝動にもだえつつも我慢していましたが…本当に心配ですね。1日も早くとは言わないから、とにかくしっかりと休養してお元気になられて欲しいです。


そうこうしていたら、なんと!いつも、チケット関係の面倒をみていただいている窯爺先生より、楽2日前に新橋の夜の部に行ったら、幕間におじさんが「やっと間に合った」とか言いながら、生写コーナーに仁左衛門の写真を5~6枚貼り足してたのに遭遇したので、虫六に買ってやったとのメールが!!!!!!
「(貴女の)悪運の強さに呆れました。」と!

なんと、なんと!

で、本日ありがた〜く拝受した次第。
麗しぃ〜い。
…しかし、この写真は初日に撮られたものであろうか、それとも復帰した23日の?
いずれにしても、やつれて見えるのは気のせいではないと思えて、心がシクシクするのでした。お元気な姿を舞台でみたいよ〜。

まずはお元気なられることを願うのみ。

2012年11月24日土曜日

なんと愛おしい大柄な女子たちよ_「カリフォルニア★ドールズ(ニュープリント版)」

虫六がまだ中学〜学生だった頃、女子プロレスというエンターテイメントが大流行してました。友人のR子は、ビューティー・ペアとかなんとかのポスターを部屋にべたべた貼っていたな。あれって、日本だけのブームじゃなかったんですね。

家人Tは小さい頃から格闘技好きで、大学生のとき「ロッキー3」にプロレスラーのハルク・ホーガンが出演するという前評判を聞いて見にいったらしいのですが、そのとき併映で上映されていたのがロバート・アルドリッチ監督の遺作「カルフォルニア★ドールズ」だったそうです。“プロレスネタ”特集ということだったらしい。で、「ロッキー3」の方はなんだか忘れてしまったけれど、「カルフォルニア〜」の方は、すごく面白かったことを覚えていて、かつ、映画が終わったあとで会場から拍手喝采がわき上がって、あんな経験は後にも先にもあの時ばかり…と。

で、なんとその「カリフォルニア〜」が30年ぶりにニュープリント版で復活!29日までS市・桜井薬局セントラルホールで上映中というので、まずは見にいきました。


これね、本当に見ていただきたいので、ネタばれしませんが…。

なかなかチャンスが訪れない、ゆるゆるのドサまわりの女子プロレスコンビと、交渉べたでいい加減で、でも憎めないマネージャー(ピーター・フォーク)。やけになったり、痛めつけられたり…。ほんと愛おしいのですよ〜、この傷つきつつも必死で成功を夢見るゴージャスな肢体のヤンキー娘たちが。そして、なんとか手に入れた千載一遇のチャンスに、どんな試合を挑むのか…。

「会場を出て行くお客さんの顔が本当に明るいんですよ〜!」と、映画館のオーナーさんが話してました。ほんと、爽快。ストレスがぶっ飛びました。

上映日数が残りわずかなのですが、ぜひ見に行って欲しい映画です。
ちなみに、この映画DVD化されていないそうです。あしからず〜。


2012年11月23日金曜日

新橋で激うまビーフンを食す

出張で上京したとき、いつもお仕事でお世話になっている新橋のKさんに、美味しいランチのお店に連れて行っていただきました。

新橋駅前ビル(小川軒が入っている)の2階、「ビーフン東」です。
店の前にいくと、すでに良い匂いが…。
「こなれて旨い店」の予感がなみなみとしてまいります。

いいタイミングで席があいて、さっそく注文。
虫六は「かに玉ビーフンをスープで、バーツアン(ちまき)半切りで!」。
あっさりだけどお出汁が利いたスープが、五臓六腑に染み渡りますです。
毎日食べたい感じッス。バーツアンも美味しい!


ビーフンは、焼きビーフンをスープを選ぶことができて、 バーツアンは1個づつですが、今回のように半切りにしてわけて出していただくこともできるようです。
夜のメニューもあるみたい。
新橋なので、芝居で上京した時にでも、また寄ってみたいです。

おまけ
最近、S市で好きだった「香菜(シャンツァイ)」が店舗移転の準備で閉店しているので、台湾料理懐かしい!はやく営業再開してください(T-T)

2012年11月21日水曜日

鉄道開通140周年で2つの展覧会

鉄道開業140周年を迎える今年、それにちなんだ展覧会が2箇所で開催されています。


○品川歴史館特別展 
「品川鉄道事始 
―陸蒸気が品川を走る―」
会期:平成24年10月14日~11月25日
   9:00〜5:00(入館は4:30まで)
観覧料:一般300円、小中学生100円



もう一つは、大宮の鉄道博物館「鉄道開業ものがたり」

○鉄道博物館開館5周年・鉄道開業140周年記念特別企画展
「鉄道開業ものがたり」
会期:2012年10月6日(土)~2013年1月14日(月・祝)
会場:鉄道博物館2階 スペシャルギャラリー1・2

明治5年9月に日本の鉄道が新橋〜横浜間に開通したことはよく知られていますが、それにさきがけること5月に品川〜横浜間で日本最初の鉄道が仮開業しました。
品川歴史館の特別展は、日本がはじめて鉄道というものを導入していく過程を、丁寧に追いかけた展覧会です。
幕末にかけ「知識・情報としての鉄道」→いち早く蒸気機関の研究に着手した佐賀藩の精錬方→新橋・横浜間、品川宿あたりの測量と線路施設工事→明治5年鉄道開業→鉄道の旅・今昔といった構成。とても密度の濃い展示でした。明治5年と10年の品川駅の写真がでていて、興味深かったです。25日までなので、見たい人はすぐ足を運びましょう!

大宮の展示は、品川に比べるとぐっと一般的ですが、鉄道が開業される頃の日本の風俗や心情を等身大に伝えようという工夫が感じられて好感が持てました。イメージで描かれた蒸気機関車の錦絵では、客車がなんだか山車か御輿みたいだったり、線路のない道に煙突の立った機関車が走っていたり、勝海舟の禅画みたいな列車の掛け軸とか、…幕末の「鉄道インパクト」が伝わってきました。開通式のにぎにぎしい感じとか、意外にかわいいデザインの駅職員の制服とか、炭化した切符とか(!)、親子で楽しめる展示になっておりました。

それぞれ違うアプローチなので、両方みると面白いです。
鉄道のことなんだか詳しくなった気がしました。
(勉強しなければ行けないのは自分ですが…汗)




2012年11月18日日曜日

地方さんいらっしゃい!_藤間いく子舞踊発表会

近頃は日本舞踊の発表会なども、録音で済ませてしまうケースも増えているそうです。
そんな中、S市を活動本拠地とする藤間流・藤友会会主の藤間いく子さんの舞踊発表会は、プロの演奏家(しかも一流どころ)をお呼びして開催してくださるので、侮れません。

オリンピックのある年に開催という発表会だそうで、(じゃあ、最近は2年に1回か?と思ったら、やっぱり4年に1回でした…)今年は長唄地方さんが、「直吉・勝国」とあったので、いく子先生やその一門の方々とは縁もゆかりもありませんが、ソッコーでチケット購入。出張あけのくたくたの身体にムチ打ってでかけました。

○第6回 藤間いく子舞踊発表会

日時:平成24年11月18日(日) 12:00
会場:電力ホール
主催:藤友会

【番組】
常磐津 松廼羽衣
長 唄 羽根の禿
常磐津 屋敷娘
長 唄 越後獅子
長 唄 島の千歳
長 唄 藤 娘
長 唄 官 女
長 唄 たぬき

【邦楽連名】
長 唄 
  唄  杵屋 直吉
     日吉 小間蔵
     松永 忠次郎
 三味線 杵屋 勝国
     杵屋 勝松 
     杵屋 勝国毅

常磐津
 浄瑠璃 常磐津 初勢太夫
     常磐津 光勢太夫
     常磐津 秀三太夫
 三味線 常磐津 文字蔵
     常磐津 斎蔵
     常磐津 菊与志郎

囃子
     藤舎 呂雪
       *
     望月 太喜右衛門
     望月 正浩
     望月 左太寿郎
     望月 秀幸
       *
     福原 百貴 

踊りはずいぶん経費が嵩みそうだなーとか思いながら、ほとんど踊りをみずに(←不届き者でごめんなさい!でも、ときどきは見てました)、前から3番目の席から勝国師匠の手元を凝視していました。地方さんは、ほとんど出ずっぱりの生演奏です!贅沢すぎる…、しかも「越後獅子」…!
録音したいところでしたが、我慢しました。
「たぬき」は、「連獅子」のパロディーみたいなところもある面白い作品でした。踊りも愉快な所作ばかり。珍しい選曲なのか、なんとお三味線の前にも譜面台が…!
楽譜をめくりながら三味線を弾く勝国師匠をはじめてみました。


     



東京ステーションぶらぶら

仕事で出張したので、新装なった東京駅丸の内駅舎を見せていただきました。
10月の頃はかなり人でごった返していたそうですが、最近はすこし落ち着いてきたそうです。いつもは上京しても東京駅は乗り換え駅で、駅外にでたり、駅構内を見て歩くと言うことはなかなかないですね。(お土産は改札内のエキナカで済まされていますもんね)

陽が落ちてからお向かいの某○ビルから見た新装東京ステーション。北ドームです。山手線のグリーンの車両が入っていきました。

 虫六カメラの広角レンズをしても捉えきれないほど両翼をなが〜くのばした駅舎。立派だなー。正面撮りをあきらめて、斜めに構えようと撮影ポイントを移動したら、同じことを考えている一丸レフを持ったカメラマンがすでにいっぱい…。(コンパクトカメラですみません ((・(ェ)・;)))

こちらは南ドームの内側。外観はレンガ作りで、ドーム構造も復元されたけど、支柱やなんかの鋼材をみると、現代の建築技術を駆使して立てられていることが分かります。確かに毎日使われ続けている現役の駅だから、「歴史的建造物の保護」だけでは用途を果たせないということになりますね。

外に出てみました。こちらは北ドーム方向。

中央部。皇族しか利用できない入り口ですか…。

こちらは南ドーム側。
1泊80万円の部屋もあるというステーションホテルのフロントもこちら側にありました。

南ドームの天井。双眼鏡を持ってくればよかったな。

川端康成や松本清張がご贔屓にしていたという客室…(?)

こちらは北ドーム。
すでにハト対策が大変らしい。

 北ドームの一角にこれまた新装の東京ステーションギャラリーがあります。

オープニングは現代アート系の展覧会「始発電車を待ちながら」が開催されております。
愛嬌のあるプラレールの線路は、パラモデルの作品が出張してきてました。

東京駅復原工事完成記念展
 始発電車を待ちながら
W a i t i n g f o r  t h e F i r s t T r a i n
東 京 駅 と 鉄 道 を め ぐ る 現 代 ア ー ト 9 つ の 物 語

期間:2012-10-1 mon. → 2013-2-24sun.
会場:東京ステーションギャラリー(TOKYOSTATION GALLERY)

  平日 11:00~20:00
  土・日・祝 10:00~18:00
   ※入館は閉館の 30 分前まで
   ※開館初日(10 月 1 日)は 10:00~14:00 の特別開館日となります
   毎週月曜日 [ただし 10/1、10/8、12/24、1/14、2/11 を除く]
   10/9㊋、12/25㊋、12/29㊏~1/1㊋、1/15㊋、2/12㊋
料金:500 円 [オープン記念料金]
※中学生以下無料
※20 名以上の団体は 100 円引
※障がい者手帳等持参の方は 100 円引、その介添者 1 名は無料
東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]


虫六のお薦めは、クワクボリョウタさんの暗い室内に、ライトを付けたNゲージ模型の電車を自動走行させ、線路の沿線に置いた何気ない日常品を照らしながら走る作品《10 番目の感傷(点・線・面)》。床・壁・天井という空間に日用品のような別の何かに変わったようなシルエットが、大きくなったり遠ざかったりして、心弾む空間を作り出していました。3分くらいで電車が到着。

それから、ヤマガミユキヒロさんの鉛筆画と映像を重ねた美しく不思議な作品。たとえば、東京駅中央線の神田側ホームの端から見える風景。精緻なモノクロームの鉛筆画に見とれていると、ぽっ、ぽっと信号が点滅…(えっ?なんで?)とじっくり見ると、なんだか空に色がつきはじめ、雲が流れる…、すると今度は中央線の車両ががーっと向かってきて、目の前の分岐点をこっちにきたりあっちにいったり。実在しているのか銀河鉄道のようなパラレル世界の車両なのか、不思議な実態感を経験しました。ネット動画なんかでみても、この作品の面白さは絶対に分からないですね。…ずっと見ていて飽きない、おもわず所有したいと思わせる魅力的な作品です。

他にも、駅や鉄道をテーマにした作品がいっぱいです。時間つぶしにはもったいない。じっくりみて欲しい展覧会でした。(ひさしぶりで現代アートも面白い!と思いました)

あ、北ドームの2階回廊はギャラリーの一部なので、2階から建物を眺めたい人もどうぞ。今なら安いし!

せっかくの新しい駅舎ですが、歴史の解説も欲しいですよね。
実は、駅構内のワカリニク〜イ場所に、解説パネルがあります。
往時の写真なども入っていてもっとアピールすればいいのに、なんでここですか?という柱の裏側。表側は広告に使いたいのかもしれないけれど、勿体ないですね。
(駅にいったらぜひ探してみてください)
JR東日本さんのお商売体質が垣間見えたりしました…。残念ですなー。


2012年11月9日金曜日

平成24年松竹大歌舞伎S市巡業

文化庁の東回り…とかでなく、松竹単独の「松竹大歌舞伎」がS市にまわってきました。
今回のチケットは、仙台放送が仕切っていて、売り出し日に行けそうになかったので事前予約の振り込みでゲット。
職場のOちゃんといく予定でしたが、彼女の急な体調不良につき、珍しく家人Tが付き合うことになりました。


○平成24年度 松竹大歌舞伎

 平成24年11月1日(木)~11月25日(日)

一、歌舞伎のみかた
          中村 橋弥
          中村 橋吾

二、御所桜堀川夜討(ごしょざくらほりかわようち)
  弁慶上使(べんけいじょうし)

   武蔵坊弁慶  中村 橋之助
   侍従太郎  片岡 亀 蔵
   卿の君/腰元しのぶ  中村 児太郎
   おわさ  片岡 孝太郎

三、手習子(てならいこ)
   手習子  中村 児太郎


はじめの解説は思いの外良くまとまった内容で、ほぼ初心者の家人Tを連れて行ったのは正解だったかも。

「弁慶上使」は、矛盾だらけのいかにも歌舞伎臭い筋立てでしたが、見せ場がいろいろあって初心者向けなんだと思いました。家人Tも「話はなんだか変だけど、面白い芝居で良かった」と。

フツーのおばさんのおわさ(孝太郎)が、娘が刺されて瀕死なのに、昔の恋人にあって急に乙女になったり、やっぱり絶望でうちひしがれたりという演技の振幅の激しいところが面白いというかなんていうか…。それを言ったら弁慶(橋之助)もそうとう破綻キャラでしたが。しかし、これが歌舞伎なんだよねー、これが。

「手習子」は、児太郎の祖父・故中村芝翫丈へのオマージュという選曲のようです。成駒屋の大事な芸として折り目正しく浚っているのが伝わってきました。20分足らずの小曲でしたが、「京鹿の子娘道成寺」のエッセンスを盛り込みつつ、少女の可憐な姿を表現した長唄舞踊です。亡き七代目・中村芝翫が得意として、歌舞伎座のさよなら公演でも踊っていました。
引き抜きの早変わりも見せ場の一つですが、成駒屋の中村芝喜松さんが後見をしっかり決めていました。芝翫一門の古参の名題さんのようですが、この方が成駒屋の御曹司を育てていらっしゃるのだな…と思いました。

長唄は4挺4枚で、お三味線にはわが松永流の忠七郎さんが出ていました!

あっという間に楽しくおわりました。
もっと来ても良いぞ〜歌舞伎〜!と思うのですが、夜の部は2階3階はだいぶ席が余っていたな…。う〜ん。

さて、帰るか!と、駐車場から車をだしたら、またバッテリーにエラー表示が…。
あのう、バッテリーはお浚い会の2日前に変えたばかりなんですけど(????)
もしかして、故障ですか?(爆)

(一応走ったので、そのまま帰ってきました)


2012年11月8日木曜日

雨だれ協奏曲

昔から、焚き火や雲や波なんかの不規則に変化する自然現象をぼーっと眺めているのが好きです。ぜんぜん飽きないんだな…。

で、そのような楽しみのひとつに「雨だれ」があります。
単純にマンションのアスファルトにできたような水たまりにも雨だれは落ちて水紋の協奏曲を奏でます。ほんと、飽きないんですよねー。この話、伝わるかなー?(個人的に絵に描いたこともあるんだけどね)

今日も、朝から天気雨みたいな、明るいのにザーザー降っているという雨で、出勤前に車を出すときに、そこにあった水たまりにおもわず見とれてしまいました。
なんでか面白いんですよね〜。

それで、遅刻は笑えないんですけどね…。


2012年11月7日水曜日

が〜ん、またも皮が…、が〜ん ( ̄ロ ̄lll)

秋のお浚い会が終わっても、まだ気が抜けない我が一門!
「次のお稽古までに手を入れてきてね!(暗譜は済ませてきてね)」と、先生からいつにないプレッシャーが…。

そんなわけで、虫六、朝練の日々は続きます…、ってはずだったんですが。


今朝、お三味線をあけてみたら!!!!!!
な〜んと、また皮が裂けてました ( ̄ロ ̄lll) が〜ん。

ありゃありゃ〜。これまた派手に…。
けっこう皮の破けるサイクルが短くて、これじゃ破裂じゃなくて、破産してしまいます。
勘弁しろよ〜だね。

しかし、次の本番も近いので急ぎ三味線やさんに電話です。結局、職場に取りに来ていただきました。とほほ。
「(お浚い会の時)な〜んかいい音出てるなと思ったら、やっぱり破けちゃったか!今度はバフッと張っておくから!」って。(ちょっと、ちょっと、音優先でお願いしますよ!)



2012年11月6日火曜日

10月に読んだ本

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1064ページ
ナイス数:18ナイス

ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻感想
舞台は出雲!ああ、古事記ってこんな話だったなぁーとか思い出しつつ、文字で書かれたらよく分からない神様それぞれの個体識別も、絵に描かれると個性が見えて面白い。この巻では当たり前にあちこちで子を増やすオホクニヌシですが、ちょっと色っぽかったりして、比売神たちが嫉妬したりしてかわいい。長大な系図もすべて絵で表現。カラーのボールペンで書かれたページもその表現力に脱帽です。「やちほこの かみのみことは やしまくに つままきかねて…」の沼河比売の歌がすごい!古代時代って、みずみずしくて艶めかしい。
読了日:10月15日 著者:こうの 史代

戦後 世界に魁た上越線電化感想
お仕事関係で読みました。非売品。戦後、日本の鉄道電化に尽力し、仙山線の交流電化にも関わった関四郎氏の自伝です。エネルギーの無い日本で国家の発展を維持していくために鉄道は電化の道を選んできました。そして、独自の技術開発を重ねて、高性能な鉄道システムを確立するに至っています。昔の政治家の物語やドラマを見ていても感じますが、鉄道という分野でも、戦後の日本のリーダーたちは明快なビジョンと行動力を持っていたんだということを強く感じます。
読了日:10月12日 著者:関 四郎

ひらひらひゅ~ん (1) (ウィングス・コミックス文庫)ひらひらひゅ~ん (1) (ウィングス・コミックス文庫)感想
弓道ものってことで買いました。しかし、娘の食指にはまだ引っかからないみたいで先に読んだのですが…。爽やかに淫靡だったり、可愛く屈折していたりする高校男子たち。母はOKだけど、読まんか、娘!
読了日:10月10日 著者:西 炯子


読了日:10月1日 著者:よしながふみ
大奥 8 (ジェッツコミックス)大奥 8 (ジェッツコミックス)感想
待たせるな〜と思っていたら、映画化&ドラマ化のタイミングで引っ張っていたのですね。それはそれとし…。表紙にいきなり金髪で、ギョッとしましたが、時代は蘭学全盛期を迎えようとしています。平賀源内も女性でした。男前・吉宗の次の将軍(家重)って、残念な感じだったんですね…と正史の方を想像してみたり。将軍家も大変ですね。悪い人のイメージの田沼意次は、よしなが版では今のところ凜とした好ましい人物です。板前・芳三のくだりがシロさんとかぶって笑いました。鰻丼食べたい!次号は12月みたいなので楽しみです。
読了日:10月1日 著者:よしながふみ

読書メーター

それにしても10月は本を読めませんでした(爆)

2012年11月4日日曜日

虫六子のビギナーズラック

虫六子が夏に函館にいった折、帰りの電車に乗る前に駅で買った(つか、虫六が買わされた)グラビア誌「+act(プラス・アクト)」9月号の、読者プレゼントにこっそり応募していたらしいのですが、このたび何故か抽選2名の大関門をくぐり抜けて当たったらしく、仲里依紗嬢の生ポラ写真(サイン入り)が送られてきました。

すげー!
ビギナーズ・ラックだな。
虫六子、有頂天に調子にのって、母のブログで自慢しろと…。
弓道の方はどうも当たらないらしいのですが、くじ運は強かったか。

それにしても、この先に運を残して欲しいところですが、ここで使い切っていないことを願う母でした。

2012年11月1日木曜日

虫六家、今年のヒットメニュー「もやし鍋」

残暑、残暑と連呼していたはずが、なんだか寒くなってきましたね。あっという間にお鍋の季節です。
…というわけで、今年、虫六家で大ヒットの予感なのが「もやし鍋」!

 基本的には、豚骨スープがベースのあっさり白湯スープに、豚バラ肉(鍋の底に入ってます)と、キャベツともやしと、あとは適当な野菜いろいろ。
これ、異様に美味いし、安い!!!
そして仕上げは、「中華麺」!
なんだかはまってしまって、今年もう2回も食べてしまいました。
虫六子もこれまで鍋ナンバー1の座が揺るぎなかった「カシワの水炊き」を、今年「もやし鍋」に変更するとの意思表明。へへへ、お薦めです。

実は、味の決め手は、このスープであります。
S市在住の人は、駅前さくらのデパート地下食品売り場でゲットできますよ。
そのほか、売っているところは知りませんが…。