大阪まで勘九郎の襲名公演を追っかけてきたおかげで、関西ひとり旅のおまけがついてきました。
しかし!大阪…東北そだちの虫六にはアウェー感ありあり。旅慣れたお友だちに下情報をお聞きしたのですがいまいち有力な情報が得られず…。昼間知らない町をぶらつくのは良いのですが、晩ごはんとかどうしようかな?と、仕事で仲良しになったJR-Wのお父さん(F田さん)にダメ元で連絡をしましたら、「案内してあげる」と休みを調整して現地案内人を引き受けてくれました。
ぎょー、虫六はただの夏休みなんですけど〜。申し訳ないナー。
というわけで、御用達の
「阿部酒店」で、関西人向けにファーストインプレッションが華やかな「宮寒梅 純米大吟醸ひやおろし 蔵の華」を吟味してもらいお土産に持参。
いざ、大阪へ。
新大阪駅に着くと、新幹線乗り換えの改札でF田さんが待っていてくださり、こっちこっちと迷路みたいに駅内を引率され、エレベーターを降りたらそこが大阪駅行きのホームだったりしてマジックみたいでした。
ひとり旅はひとり旅でも、夏休みに親戚の叔父さんの家にやってくる小学生の気分なり。
で、最初に向かったのは大阪駅のとなりの阪急ビル。
こののっぽビルから駅周辺を“国見”しました。
これ!新しいJR大阪駅の巨大天蓋を見下ろしております。
こちらは阪急の梅田駅側。阪急電車が3路線ひっきりなしに往来していました。
大阪はさすがに高層ビルばっかだなー。淀川が横たわっております。
(っていうか、この雲行きがどおよ?なんですけど…)
鳥の目で市内を眺めながら、地図で本日のコースを確認。
最初に向かったのはお初天神。
ビルの谷間にひっそりと…。
なんだなんだ、このブロンズ像は。
お初が一生懸命お参りしてたお稲荷さんだね。(きっと)
去年の秋から、文楽・小説(角田光代の)・歌舞伎・三谷文楽と「曾根ヶ崎心中」づいている虫六。ついにお初天神に参りました!ここか、ここだったのか!
残るは近松の原作のみ…(爆)
ついでなので、曾根ヶ崎川の跡へも足を伸ばしました。
今はこのあたりは北新地の高級歓楽街だそうです。
高そうなお花やさんがいくつかありました。(おじさん達がママへのお土産に買うんでしょうか?)
たぶん地割りなども追えるんじゃないかなとか思いましたが、うろつくのに勇気が要る地域だったので記念碑だけチェックして、次の目的地へ。
さきほど上からチラ見した新しい
JR大阪駅。
片屋根の大きな天蓋に覆われて、巨大な吹き抜け構造になっております。
広々したコンコースは両側が大きなビルに直結していて、南側の「サウスゲートビルディング」は大丸梅田店とホテルグランヴィア大阪が入居、また駅の北側は大阪駅開発プロジェクトに基づいて建設された2棟構成の「ノースゲートビルディング」があり、JR大阪三越伊勢丹やファッションビル「ルクア」(LUCUA)、シネコンの「大阪ステーションシティシネマ」やスポーツクラブ、オフィスなどが入居しています。
コンコースからホームを見下ろしました。
本当はホームの屋根は取り払う予定だったのですが、駅の屋根が高いため雨風が吹き付けるのでけっきょく残したとか。
ず〜〜〜〜〜っと、エスカレーターを登って頂上までいくと…。
(それにしてもこの駅、でかっ!壮観な眺めです)
そこには癒しのスペースが。
屋上が開放空間になっていて、ベンチで寛ぐ市民の姿がありました。
天気が良ければ待ち合わせなんかに利用できて便利そうです。
貨物のターミナルが見えました。現在移設中で一部残っているのだそうです。
屋上はさらに続いていて階段を上っていくと、「天空の農園」なるスペースがあります。
ちょっとしたハイキングコースだと看板がでていました。
登りきったら葡萄棚がありました。
これから苗を植えるのかな?いま植え付けの作業中の様子。畑のまわりにテーブルとベンチが置いてあり、一息入れている人の姿がありました。
ここでは稲を栽培中。
駅もいろんなこと考えているんですねー。
そんなわけで、次はJRの市内環状線で交通科学博物館へ行きます。