虫六が宇宙船で切腹経験をして帰宅以来、その手術由来かどうかは分からねど、ある共通した疾患に次々おそわれて、複数の病院を渡ることになりました。
まず、不調を覚えたのが、耳。耳鳴りというか、自分の声や外の音が二重に聞こえて、水の中にいるような感じ…。しかし、これまでも急に寒くなったり気候が変わる時期になると決まっておきる症状なので、また耳鼻科通いは嫌だなぁ…と、我慢していました。
20代の頃から、何度となく耳鼻科を転々として、滲出性中耳炎だとか、メニエール予備軍だとか、いろいろと言われてきたのです。酷いときには「めまい」も起こったりして、なかなかやっかいな持病です。
しかし、年越しの前にやっぱり不味い…と思い、また中耳炎の治療かぁ〜とか観念して職場の近くの(それなら通院がはじまっても大丈夫かと)K耳鼻科に行ってみました。
ところが、そこで出た所見は「耳管閉鎖不全症」なる病名。
普通、飛行機に乗ったりやトンネルを通っているとき、耳が圧迫する感じを経験しますが、ゴックンと唾を飲み込むとなおります。それは耳管が開いたり閉じたりして鼓膜に掛かる圧力を調節するからなんだそうなんですが、この病気はその耳管の開閉がうまく機能せず、鼓膜圧のバランスを調節できないのだそうです。
で、開いたままの耳管に鼻水などがたまって、滲出性中耳炎のような症状になるらしい…。
で、季節性のアレルギー性鼻炎が起きたりすると、症状が悪化して、耳鳴りなんかを引き起こす…と。
この病気はあまり知られて無くて、憂鬱な気分にもなるので、耳鼻科に来る前に、あれこれ別な治療をしたり、心療内科などのお世話になる人などもあるらしい。
「昔から寒くなる季節に起きてたんじゃないの?風邪引いた後とかにも…」とかとか、お医者さんの話が、あまりにびしびし当たるので、激しく納得。積年の病名が判明しました。
そんなわけで、まずはそのアレルギー性鼻炎を押さえましょうということで、抗アレルギー剤を処方されました。耳鳴りが酷いときにはステロイド剤、我慢できるときはもっと軽い薬(ザイザル)…と2種類処方。4日ほどステロイドを飲んだら耳鳴りがおさまりました。(まだ、時々くるので、ザイザルは飲んでます。)
また、1月になり職場に復帰したとたんにいろいろ忙しくなり、薬品をつかって金属の錆・埃の掃除するという仕事をしたら、その日の夕方から顎のあたりが赤くかぶれてしまいました。かゆいしなおらないので、H皮膚科にいったら、これまたアレルギー性の皮膚炎と診断されました。薬品の影響もあるかもしれないが、(去年は寒冷じんましんで受診していたので)寒さも原因しているかも…と。で、やっぱり保湿クリームとステロイド剤を処方され、3日つけていたらなおりました。
さらに、これは12月の中頃から上まぶたの上にポチポチと発疹が出来て(紫外線アレルギーでできるようなやつ)、赤くかさかさしていたのですが、ものもらいのようにパンパンに腫れてくるわけでもないので、放っておいたのでした。ところがこの2,3日腫れが増してきてカカラシイので、やっぱりダメか…と、O眼科に行ってみました。そしたら、そこでも「寒さのためのアレルギー」との所見。これまたステロイドの軟膏を処方されて帰ってきました。
みんな原因いっしょじゃね?
ということで「寒冷性アレルギー」というキーワードで調べて見たのですが、ちゃんとした説明が出てきませんでした。
しかし、私の身体は寒くなるとアレルギーが原因で調子が悪くなる体質…ということのようでマチガイ無いみたいです。やっぱり冬は苦手と思う気持ちにはちゃんと根拠があったんですな。
というわけで、ステロイド漬けの虫六でした〜。なんだか怖いけど〜。
(ま、なおって来たけどね)