今日は、凌ぎ家業でお世話になっている鉄道愛好会の企画するツアーに参加してきました。
S市周辺の鉄道遺産をめぐるツアーです。内容が内容だけに関心も高く、参加者が多くて貸し切りマイクロバスに補助席を倒して移動という状況でした。
で、まじめなレポートは某公式ホームページに週明けにアップするので、虫六の裏の顔を知っている人はそちらをチェックしてね。
つことで、こちらはゆるゆるの写真日記です。
最初の目的地は「七郷川橋梁」。東北本線にかかる明治時代の煉瓦積み橋梁です。今回、ゲスト飛び入り参加のT北大土木工学部のG藤先生による解説がチョー贅沢でした。おもしれ〜 ( ̄▽ ̄) ブラタモリみたいですぅー。この橋梁は、垂直方向の圧力に強い
イギリス積みという工法で作られたとのこと。煉瓦積みの基礎知識を少しばかり得ました。
ところで、この橋は、いつもお世話になっている永勘染工場さんのすぐ脇にあったことがわかり、ひとりビックリ仰天の虫六でした。何度も来ているのに、全然知りませんでした。
前をゆく参加者のYシャツの下にのぞくのはEH500のキャラクター金太郎君。濃ゆっ!
次は、利府町にあるJR東日本新幹線総合センター。
ここに仙山線で試験や初期営業に使われた交流電気機関車の車両が屋外静態保存されているのです。
目玉は日立の試験機関車2号機・ED91-21(試験時はED45-21)。
もう、プレートが付いていません(涙)
台車にもいにしえの刻印が…。
他にも営業時に使われた電気機関車5両(ED711,ED75 1,ED77 1,ED78 1,ED71 1)が 静態保存されています。
センター内にはPRセンターがありまして、模型コーナーやパネル展示、運転シュミレーターなどあり、子供連れの親子が遊んでました。運転シュミレーターにはまる御大。
つづいて向かったのは、利府町森郷児童公園。
だったのですが、バスを止めるとそこには、旧東北本線山線の廃線跡が…。
ずっと見通せる1本道が、かつての線路をオーバーラップさせます。…して、「あそこに橋梁あるぞ、怪しくね?」と、公園とは反対方向へどんどん進み出す鉄さまご一行…。
あった〜、煉瓦橋梁!「イギリス積み」めっけ。明治でしょうか?大正でしょうか?
計画を取り戻して、公園にある交流機関車ED91-11(試験時はED45-1)を見学。東芝が会社の威信をかけて開発した水銀整流器を搭載した交流機関車でした。日立が開発したもう1両の試験機関車は廃車になってしまったそうです。
仙山線の交流電化試験は、日本の新幹線開発物語の出発点です。
JR東日本新幹線総合センターの車両もふくめ、屋外での静態保存は痛みも激しく、見るからに痛ましい感じでした(`◇´*)
(計画外に山線の廃線跡を少したどりながら)、次に向かったのは、熊ヶ根鉄橋の愛称で知られた、「広瀬川第2橋梁」。平行して走る国道から眺めました。
みんな立派な一眼レフカメラを抱えているので、細かなフェンスの網が邪魔になって撮影しにくい…と、ちょっと不満気味。
しかし、そんなことはモーマンタイであります。
となりにビュンビュン車が通りますので、気をつけてくださいまし〜〜〜。
結局、車両写真を狙いたいからと、その場で30分くらい待機することになりました。
虫六も車両写真に挑戦!
こんなときは、GRの小さいレンズが強い味方ッス!!
橋梁の高さが分かりますかね?
山のみどりに橋の赤が映えてきれいでした。
ここは、電車に乗って通るときも眺めがみごとです。
次は、作並駅の構内にある旧作並機関区建屋です。
なかなか、見せていただけない施設です。
ちなみに向こうの山は「ごりら岩」と言われる鎌倉山。似てる。
古い転車台が残っていました。
現代彫刻のようにそびえ立っています。
土砂・草で覆われていますが、掘り起こせばまだ転車台は姿を現すそうです。
ふと、足下をみるとビニールチューブのようなものが…。
よくよく見ると、巨大シマヘビの完全な抜け殻でした━━Σ(゚д゚;)━━!!
1メートル20センチくらいあったかな〜(←注;測ったわけではありません)
この山の主でしょうかね。
屋内を入り込んでいったら、鮮やかな蔓性植物が建物のすき間から這い出していて、シュールな風景でした。
池田廣的世界なり!
逆光で見える植物の緑もかっこいい…。
いえ、機関区内でもいろいろ見学しましたよ。
それについては長いので公式HPにて…。
化石化した50Nレール。
ツアーの終わりは老舗「作並ホテル」で、昼食と温泉をいただきました。
夕食にもこんなに食べないよ〜という贅沢料理をいただいて、おじさまご一行は別料金のビールで盛り上がっていましたが…、虫六はこっそりお風呂。人気少ない温泉を堪能しました。今日は本当に暑かったし、寝不足つづきの困憊した身体に温泉は気持ち良かった〜!
ここの温泉は「神の湯」と呼ばれるそうで、無色透明のさらさらした温泉でした。露天風呂もあって、良かったね。
リラックスしたら酔っ払いの大広間にどうも入る気がしなくて、ロビーの風通しのいいところで文庫本を読みながら涼んでいたのが至福でした。(ホント人付き合いが悪くてどーもすみません)
最後は酔い過ごして完全に楽しくなった鉄さま集団とマイクロバスで帰ってきまして、その愉快な気分のまま2次会会場へ拉致されました(爆)。つか、温泉で不義理もしましたので参加しました(;´▽`A``
しかし、出てきたジョッキビールが何かいつもと違う味…と気になり、メニュー確認したら、Sドライだったので、次はこっそり蔵ビールのグラスを注文した虫六です。(どこまでも我が儘でスミマセン(゚ε゚) )
2次会のあと自転車で帰宅途中に某広場で24時間テレビのイベント収録中でした。ちょうどエンディングのようで、「は〜い、Mテレビもう一度映りま〜す!」とアナウンスが入ると、急に黄色い歓声があがっていました。
夏も終わりますかねー。