2010年5月30日日曜日

三味線セットアップ

東京から大胆にも宅急便で送った三味線が帰ってきました。どきどき。
昨日は雨模様だったので、天気の悪いところをあちこち持ち歩くよりも、送った方がまだ環境が安定しているかなと、荷物で送ることにしたのです。

ケースを開けて中身を確認したら無事だったので、一安心。

さっそく組み立てて、ついでに演奏会用の保険で貼っていた勘所シールをひっぺがしました。
また練習の日々がはじまります。まずは耳にだけで調弦できるようになるのが、次の課題ですかね。
調子を合わせて、「春興」を弾いてみました。
うへぇ、上手く弾けないじゃないか〜。

そういえば、テツクロ師匠が帰り際に「みんなだんだん上手くなったけど、これは波があるんだよ。ちょうど今日にピークが来るようにもってきたんだな。ペース配分が上手かったな。明日やったら、もう今日みたいに弾けないんだよ」と笑いながらおっしゃってました…。本当にその通りですね(爆)

今日は、夕方から大衆紙芝居ネットワークの総会。
容赦のないスケジュールです (。>0<。) 




2010年5月29日土曜日

お礼参り

演奏会から一夜あけて。
今日はお休みをいただいたのでゆっくり帰れるということで、師匠と姉弟子Nさんとはホテルで分かれ、荷物を送って身軽になったので、姉弟子OさんとSさんと浅草にいくことになりました。
連休の上野の紙芝居大会の時も浅草に来たんですが、最近、虫六は『勝手に浅草親善大使』を買って出ておりまして、けっこういけてるツアコンであります。
仲店通りを冷やかしながら、文扇堂さんやお三味線の瓢簞やさんなどをご案内。
それから、浅草寺にお礼参りして、虫六は個人的に「助六」さんで赤フクロウを購入(何かハードルを越えたときに、1つづつ自分に赤フクロウを買っているのです)。
お昼は大黒屋さんで天丼を食べて、またぶらぶら歩いていたら、偶然、松永和寿三郎師匠に遭遇!!!!きゃい〜ん!
お声をかけたら、昨日の演奏のことなど覚えて下さっていて、気さくにお話ししてくれました。姉弟子ともども、すっかりボルテージがあがり、親衛隊モードに。S市に来るときはぜひ聴きに行きますね!!と、固く約束したのでした。

その後も、邦楽の音源を求めて宮田レコードさんに行ったり、手ぬぐいやさん(「染めの安坊」さん)、犬印鞄製作所へご案内してお土産などゲット。

すっかりガソリンが切れた自動車のようになって、惰力状態で、夕方の新幹線に乗りました。なんとか座席に着いて列車が出発したので、やれやれと先生にお礼メールを打っていると、偶然にも先生からメールが…「新幹線でなんたら」と書いてある。うむむっ、何か予感がするなぁ ( ̄Д ̄;と思っていると、先生から電話が!「ちょっと、何時の新幹線にのったの?いま、どこ?」と。
すると、なんとなんと!先生も同じ新幹線に乗っていたのでした〜。で、こちらの車両に移動してきた先生と仲良く反省会など(?)しながら、帰宅の途についたのでした。

不思議な1日でした。



2010年5月28日金曜日

松永忠五郎古希長唄演奏会

いよいよ楽屋入りで〜す。
家元にごあいさつをして、自分たちの主演時間を確かめます。

鉄九郎師匠が、段取りを教えてくれました。
今日はよろしくお願いいたします!!!

準備中の舞台裏を拝見。松の木の屏風と緋毛氈の台。
これに乗るのか〜 ((・(ェ)・;)) 

先生は一番のご祝儀曲「元禄花見踊」にご出演なので、とりあえずみんなで客席に移動しました。
開場前で、大道具さんがトンカチやっていました。

開場。いよいよ演奏会が始まります。
ここからは場内撮影禁止です。

先生方の演奏を聴いて、一旦、準備のためホテルに戻り、お三味線をもって再び楽屋入り。
最後の音合わせ…。しかし!ここで新たな注文がつき、それでなくてもいっぱいいっぱいの虫六はパニクりそうになりました。Σ(゚□゚(゚□゚*) 
際限なくハードルは上がります…。変えますか、いま楽屋で…?マジすか?しかし、姉弟子もしたり顔で「やれ」と…。(鬼じゃ、この人たちは、鬼でした〜(||li`ω゚∞) )

そこに出演の合間を縫って鉄九郎師匠が登場。楽屋で最後のおさらいしていただきました。
一度弾いたら、少し気が落ち着いてきて、(音量も、出来も、七割でいいんだ…)と自分に言い聞かせました。
しばらくすると、慌ただしく後見の忠一郎師匠(おお、この方は歌舞伎座でもお見かけする松永忠一郎師匠ではありませぬか!!)がやってきて、さささっと手際よくみんなの三味線の調子を合わせて下さいました。
程なく出演の順番…、先ほどの緋色の台に乗りました。虫六の隣はテツクロ師匠だったのですが、まだやってきません。本番寸前にやってきて、ひょいっと台に飛び乗りました。すると、回り舞台が半回転。幕内で、舞台監督が「春興ってどんな曲?」とテツクロ師匠に声をかけると、師匠「初めと終わりが同じなの、俺、キューだすわ…」とかなんとか。すぐに幕があがり、本番突入…。
 ・手は多少震えましたが、間違えませんでした。
 ・さっき出された注文はクリアできたと思います。
 ・音量はなるべく抑えました。
 ・とりあえず、白くならずに、最後まで弾けました。
舞台の上で弾くと、自分の出している音も建物に吸収されるみたいに小さく聞こえました。(虫六は一番端だったので)先生や姉弟子の奏でている音も小さく聞こえました。テツクロ師匠の音だけが羅針盤でした。

演奏が終わると、なぜか幕が下りずに舞台が回りました。
テツクロ師匠が「綺麗に弾けたよなぁ。良かったじゃん」と声をかけてくれ、またどこかにすっ飛んでいきました。
ありがとうございました〜 o(;△;)o

なにはともあれ、終了しました。

次の出演の方々が楽屋を使うので、とりあえずお三味線をたたんで、楽屋を片付けロビーに移動。
今回は出演できなかったけど、応援に駆けつけてくれた姉弟子らと、ほっと一息。
皆さんの表情がほどけます。

梅田佳声さんと浅草雑芸団の上島さんが、聴きにきてくださいました!!!
嬉しいよぉ〜 (ノд・。)
上島さん曰く「ただ三味線抱えて座っているだけかと思ったら、ちゃんと弾いてたじゃない(笑)」。
あのね〜 ( ̄◆ ̄;)
あー、がんばった甲斐があったなぁ。ありがとうございました。

ホテルにお三味線を置きに行ったついでに、着物も脱いでしまって、第二部からはすっかり観客モードで演奏会を楽しみました。

後半は芸歴の長いお弟子さんや家元の直弟子の方々の演奏が中心のようで、玄人の同門会の方々が演奏をサポートする構成のようでした。
松永の同門会の中でも、動輪としての鉄九郎師匠の活躍に目をみはり、忠一郎師匠や、和寿三郎師匠(←「上手い!」と思わずプログラムにメモしてしまいました)などの演奏をたっぷり聴けて至福でした。

最後は、「たぬき会」という歌舞伎俳優のチームのご出演で、なんと!仁左衛門丈、藤間宗家、左團次丈の三味線、勘三郎丈、芝雀丈、孝太郎丈、松禄丈、扇雀丈、松也丈の唄で「勧進帳」でした。お囃子には、板東新吾丈と中村壱太郎丈も。
私たちが演奏するころはガラガラだった会場が、この頃になると役者さんの後援会筋の方々も入場してきて立ち見も出る程でした。
仁左衛門丈の三味線は噂にも聞いていましたが、とてもお上手で、楽しそうに弾いていました。対照的に、勘三郎丈はいつもよりも真剣そのものの表情が印象的で、一生懸命唄っている感じが伝わってきました。左團次丈は相変わらずふざけて、会場の笑いをとってました(爆)。
いちばん驚いたのは孝太郎丈で、えらく上手い!女形とは思えない、堂々とした声量で、張りのある唄声が印象に残りました。ポイント10点アップでした。

晩ご飯も食べずに堪能した演奏会。最後のご馳走で心は満腹でした。

本番当日の朝です。

いよいよ、本番の朝を迎えました。

昨日までの不安定なお天気に打って変わって、今日は快晴が広がっております。

東京タワーも国会議事堂も、そして手前には国立劇場が…。
何処かで見たことあるような…この風景…、NHKの朝のニュースかな?

2010年5月27日木曜日

家元の会前夜

仕事の後、新幹線に飛び乗り、姉弟子Cさんと合流。
車内で晩ご飯を済ませてくるように言われていたので、虫六が駅ナカの北辰でお寿司(定価1500円のを980円にて)を買って乗り込み、二人でこれから演奏会なのに前祝いみたいに美味しいね…といいながら、ぱくつきました。美味しいもので満たされると、緊張が緩みます。

ホテルに到着し、先に着いている先生と合流して、ちょっと練習させていただきました。
昨晩はいろいろと心配になりあまり眠れませんでしたが、お三味線に触って一度おさらいしたら、ちゃんとできたので、少し安心。
さらなる注文もありましたが、部屋を出るときに、「基本的にできているから自信を持ってやりなさい」と言葉をかけていただきました。

眼下に国立劇場をみるホテルに泊まりました。

窓越しに皇居のお堀が見えます。
泣いても笑っても明日が本番です。

2010年5月26日水曜日

そして、最後の総稽古

本日は家元の会にむけ、最後の総稽古でした。
夜の7時集合で、A町市民センターの大きな和室で最後の音合わせをしました。

…この期に及んで、まだ手を間違えている虫六… (||li`ω゚∞)
大丈夫なのか?俺?
いかんいかん、ここはプラス方向に暗示をかけなくちゃ(´Д`;≡;´Д`)アワアワ

後半、お三味線やさんが心配して顔を出してくれました。ありがたや〜!
すでに三の糸が疲れて切れそうだったので、新しいのをのばして張ってもらいました。
しかし、糸ならまだ!先輩Kさんの使っていた三味線は、なんと「今朝」裏の皮が破けたそうです!!しえぇええ Σ( ̄ロ ̄lll)
しかしギリギリ張ってもらって、本番は滑り込みセーフだそうです。
本当に何が起きるか分かりません。なんともスリリングです…。

でも、何はともあれ「手」です!「手」!
なんで間違うかなぁ。

そして、長いまま使っていたお三味線を最後に分解して、短いケースに収納しました。
明日は仕事が終わったら、急いで新幹線に乗って、先に行っている師匠たちとホテルで合流するのです。



2010年5月24日月曜日

毒気の抜けない爺さんと、総稽古

今日は休みで、猿舞座のチラシなどを作っていたのでしたが、先週の「ぼくらの時代」(フジ系_小沢昭一さん、前田武彦さん、大橋巨泉さんの鼎談だった)を録画しておいたのを思い出し、休憩がてら見たりしました。

テレビ創世記を築き上げた御大三名。毒気のある話が面白かった。今のお安いばかりのテレビ界に、前タケさんが矜恃を感じる苦言を呈せば、巨泉さんが今も「生意気な若造」みたいなポジションで「それは君古いよ!」とか言いたいことを言って(70過ぎてそのままというのも凄いと思うんですが)、小沢さんがちょっとはぐらかすような感じで話題をずらしちゃう…でも一番毒気があるのはこの爺さんのようです…。両手でチョキチョキのジェスチャーしながら、どうでもいい話で時間をつぶすお笑い番組全盛の昨今、久しぶりで面白いフリートークを聞きました。いちお、カメラが止まったということで、巨泉さんが挨拶して帰ると、残った御大二人がおもむろに煙草を取り出し一服しながら、「あいつがいると俺たちしゃべんなくていいから楽だね…」「でも、あいつ自分の話しかしないんだ…」とか黒いアフタートーク。これも計算尽くかなぁ、凄いなぁ。
やっぱり、和芸は奥深い!だいたい、そうでなくちゃつまんなすぎるもんね。うまさが分かる視聴者になりたいものです。

今日は7時からお稽古。
兄弟子Kさんの発案で、面白いフォーメーションで合わせてみたら、凄く上手くなって、先生が大喜びしていました。しかし、本番まで今ひとつ心配ってことでもう一回お稽古をしていただくことになりました。

今日はこれから夜なべして「半襟つけ」をするのです。


2010年5月23日日曜日

ジンジャー酢、そして、総稽古

去年の夏以来、我が家のブームになっているのは、ジンジャーエールです。
セゾンファクトリーから発売されている「飲む生姜の力」という直球なネーミングの18%レモン果汁入り飲料(これは辛いので大人向け)をはじめとし、東京駅のエキナカショップでもジンジャーシロップに食指をのばしていました。

それで、いつもの「飲む生姜の力」を補給しようとF崎デパートに寄ってみたら、なんと新商品が出ていました。その名も「男の元気な飲む酢」!これまた、直球通り越してべたべたなネーミング。肉体疲労&飲み疲れおやじをターゲットにした商品か…。

が、ついつい試飲を進められいただいてみました。
う!これがまた強烈というかストロングというか…、でもけっこういける…、クセになるかも…というお味。毎日30gづつ、ストレートで3回飲むそうな。
そのあと店内をちょっとうろついていたら、何だかからだがぽかぽかしてきて、さっきまでこりこりだった肩のあたりが心持ち軽いような…(気のせいかも?)。むむっ、これは効くのか?効くんだな?という直感が襲ってきて、本番までの体調管理のため、試しに飲んでみようと1本購入してしまいました。

今日は夕方4:00から総稽古。
お三味線やさんが来てくれたので、本番用の糸や小物を買って、ついでに付け直してもらっちゃいました。お三味線がキラキラの胴掛けに衣替えして、糸も変わったら、び〜んと響く音になりました。

このあと、総稽古!
みんなの音が合ってきたので、しくじるととてつもなく目立つようになりました。
しかも音が響くようになってより相乗効果が…。
明日が本番前・最終稽古です。

2010年5月22日土曜日

講演会、のち、総稽古

今日は、午後から会議と講演会があり、うちの職場が会場だったので、その準備でばたばたでした。
何しろたった一人の担当な上に、本来会場を管理する総務は土曜日で人が出ていないという…。会議に出る心優しいおじさんたちの早めの到着をまって、重い看板を出したり、機材チェックしたり。講演会は面白かったのですが、例により上司は何だか分からない理由で途中で退席、その後の片付けも、残った人たちに手伝ってもらう始末。
疲れた。
なんで一人なんだ〜。

講演会のあと懇親会があったのですが、上司先生が帰ってしまったので、「虫六出ろ」と言われ、日頃お世話になっていることもあり、顔を出し、結局(飲まずに)お開きまで。

その後、慌てて帰って、7時からの総稽古に参加しました。

今日は市民センターの和室を借りて、音合わせ。Kさんが録音機材をもってきたので、客観的にみんなで聴きながら、強弱やテンポなどを合わせて行きました。
1回目よりも2回目が、2回目よりも3回目が良くなって行くのは分かりましたが、もっと引き込まないと身体に入らないよ〜。あと少しなので、気合いを入れて練習しないと。

夜9時終了。
さすがに疲れましたかね〜。

2010年5月20日木曜日

夜の総稽古

今日は、早めに帰宅して虫六子に晩ご飯を食わせ、7時からの総稽古。
虫六子が部活で遅れたりして、唐揚げてたりして、ちょっと遅刻したら、先輩方みんな揃っていました…(爆!)

しかも、ケースの蓋を開けたら三の糸が切れていて、急いで張ったものの、全然調子が合わないよ〜。足を引っ張りまくりの虫六でした (||li`ω゚∞)
当日襲ってくるかもしれないパニックが怖い。

腱鞘炎はずっと湿布をしていたら収まってきて、ちょっと安堵。
つぎのお稽古は土曜日でした〜。

帰ったら、新橋の花形歌舞伎の生写真が窯爺氏(焚きつけるのが得意だから)より届いていました。涎〜。ありがたや〜!!やっぱり後半は生写真が出るんですねぃ(←初日に行ったので無かった)。心得ました!
いやはや、写真で見ても海老蔵丈はオーラあるなぁ。七之助丈、見届けますよ…私は貴方を…!!



2010年5月19日水曜日

ささやかな楽しみ

家元の会まで、残り10日をきりました((・(ェ)・;))
朝晩ちょっとした時間を見つけて練習せねば〜と焦っていたら、今日は朝から右の手首が痛い。
うっヾ(*゚A`)ノ
ま、まさかの腱鞘炎では…。
まずいです。

先日、○田伸助の番組に出ていたサンドイッチマンの伊達が、楽天の始球式に130キロだったかで投げると宣言して、練習しすぎで肩を壊し、当日投げたら130キロどころかワンバウンドで90キロにも及ばなかった…、というテレビの番組がフラッシュバックしてしまいました。
(↑説明が長くてスミマセン)

そういうわけで、湿布貼ってこわごわ練習。
そんな折、演奏会までにとお願いしていたお三味線の「三つ組み袋」が、銀座の三味線やさん・朝日家さんから届きました!!!
やった〜!
お三味線は組み立てる楽器で、普段はすぐに練習できるように長い1本のままケースに入れているんですが、遠征するときはコンパクトに3つに分解して小さいケースで運びます。
それで、分解したパーツをそれぞれしまうために三つ組み袋が必要になります。
本当は自分で作ろうと若い時の訪問着をほどいて準備していたのですが、どうにも時間も作業スペース(爆)もとれない毎日で、なかなか実現しなかったので、先日、羽織の生地がちょうど余ったので、朝日家さんに仕立てをお願いしてしまったのでした。

自分が気に入っている羽織の柄で作ったので、綺麗にできて超満足!
若いから(!!!…(=´Д`=)ゞ)と、かわいい朱色の紐をつけて下さいました。
ありがとうございます。
(そういえば、朝日家さんは歌舞伎座の建て直しに伴ってお店を引っ越したんですよ。お近くらしいので、また行ってみましょう)

そんなわけで、お三味線の腕はなかなか上達しませんが、常に形から入る虫六はこんなオリジナルアイテムを使えると言うことだけでモチベーションが上がるのでした〜。

2010年5月17日月曜日

お稽古再会

師匠が米国から帰国して、いよいよお稽古再開です。
今日は午後3時から夜の7時半までぶっとおしでした。
自主練習の期間にどうも煮詰まってしまったところとか、いろいろと確認したり修正したり…。本番も近づいてきてますけど、うひー緊張しますです。

で、今日はお休みだったので、着付けも練習しようと思っていたんですが、虫六子の代休などもかさなり、タイムスケジュールがだいぶ狂って、着物を着る時間が1時間確保出来ずあきらめかけたんですが、今日しかない!と奮起して着物で行きました!着付け時間を45分まで縮めましたヽ(*≧ε≦*)φ
しかし、余裕なさ過ぎで写真も撮れず(爆)
着物だけは早く慣れてしまいたいものです…。

師匠のところに行きましたら「本プロが来ているよ」といただきました。
左團次さん筆の表紙ですよ…達筆ですね。
そして、本プロには出演者が全員掲載されていまして、…思わずよだれが出そうになりました。しかし…、まずは自分の演奏ですね。なんとか本番までにもっと仕上げねばなりません。練習せねば〜(;;;´Д`)

2010年5月15日土曜日

あべひげを偲ぶ会

s市は青葉祭りの雀踊りで大混雑の5月15日。
12月に阿部ひげさんが亡くなってから、お葬式やお店の片付けなどで、これまで何かと阿部ひげさんに迷惑をかけたり、お世話になっていた仲間たちが顔を合わせたり、連絡がついたりということが重なったのを機会に、「仙台シネマクラブ」のAひろみちゃんが中心になって「阿部ひげを偲ぶ会」という飲み会が開かれました。

いつもの顔も、懐かしい顔も一堂にうち揃って、一番町の「欧州屋」で一献。阿部ひげさんの思い出話でしみじみ楽しい時間を過ごしました。

かつてお店でバイトしていたUちーさんからは、伝説の「おにぎリボゾーム」を作った時にご飯が熱くて落っことしてしまった話や、あの「水ぎょうざ」がどんな風に作られていたかなど、今だから証せる(いえ、そんなひどい話じゃないですが)阿部ひげ裏話が飛び出したり、阿部さんの誕生日に「初恋の思い出」という「エクレア」をみんなで示し合わせてそれぞれ持参して集まった時に、なんとも切ない顔になった阿部さんが厨房から出てこなくなった…という話とか、いろいろと。 

「阿部ひげ」無きあと、飲み屋ジプシーと化した私たち…。こんな風にまとまって飲む機会も失っていたんだなぁと実感しました。

一部のあいだで、阿部さんの命日を「エクレア記」として、「うれしはずかし阿部ひげ大賞」を設立しようという話が盛り上がり、なぜか虫六に企画書を書けと言う命令がおりました(爆!)みんな〜、協賛金ひとり1000円、受賞者総取りねー!副賞は「墨廼江」1升ってことで。

酔っぱらったついでに、「欧州屋」さんのあるサンモール一番町のアーケードを屋根の上から渡ってみました。不思議な風景です。
今日はこの屋根の下に、山車がいっぱい並んでいるのです。

実は、本日は虫六子が修学旅行から帰宅する日でした。駅に迎えに行って、そのまま阿部ひげの会に合流。こんな親って…。で、帰ってからお土産のお披露目会に。
行き先はディズニーランド他東京・鎌倉方面。お小遣いを4000円も残してきた「ちゃっかり堅実派」の子供です。親にはラブラブなペアのストラップを2種も…。淡泊な両親の関係に不安を覚えているのでしょうか…。なんとも ( ̄◆ ̄;)

2010年5月12日水曜日

岸浪君がテレビ出演

クマガイコウキさんから、S市在住の被り物作家・岸浪清史君がテレビに紹介されるぞ!
というニュースをいただきました。
見ねば〜!

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番組名「熱中スタジアム」
(60分番組の後半にて放送)

~BS2~
5/14(金) 午後10時00分 
5/17(月) 午後 8時00分

~BShi~
5/13(木) 午後 7時00分 
5/19(水) 午前 0時00分

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番組名「熱中人」(15分番組)

~BS2~
5/15(土) 午前 7時30分
5/15(土) 午後 6時40分

~BShi~
5/18(火) 午後 7時45分

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番組内容
...特撮着ぐるみを作り続ける仙台市の岸浪清史さんを紹介。
岸浪さんの着ぐるみ製作過程や代表作のご当地ヒーローなども登場します。

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詳しくはNHK番組ホームページをご覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/n-stadium/index.html

「ゲゲゲの女房」に梅田さん出演


NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第7集は「消えた紙芝居」ってことで、水木しげるの紙芝居絵師時代のエピソードが登場します。

今週からキャストのロールでも「紙芝居指導:梅田佳声」と表記されてますが、上條恒彦さんが演じるところの紙芝居師・杉浦音松の演技指導を梅田さんがやっています。
そして!本日(5/12)の放送では、梅田さんがご本人が出演されていました!               (NHKの今朝の放送より)
というわけで、見逃した方は再放送をぜひ!

ちなみに、杉浦音松は、阪神画劇社の鈴木勝丸氏がモデルのようです。鈴木氏は名人の誉れ高い紙芝居師で、水木氏を紙芝居の世界に引き込んで「水木しげる」のペンネームをつけた(というか、鈴木氏がそう呼ぶのでそれをペンネームにした)人物。
実は「ゲゲゲの鬼太郎」の、墓場で子供が生まれるというマザーストーリーも紙芝居にはよく描かれていたネタで、この時代の紙芝居との出合いが作家・水木しげるにとっても大きな影響力を持っていたとも言えます。

2010年5月9日日曜日

遅ればせながら…タイヤ交換

連休前に雪など降る異常気象で、タイミングを逃していたのですが、いまごろ冬タイヤを脱いできました。
ついでに点検してもらったら、ラジエーターから液漏れの跡があったらしいと指摘が…。今は所見が見あたらないけど、不安なら部品交換ですと。部品交換すると11万以上かかると見積もりをいただきました。ぎょえ〜。しばらく様子をみることにしました。

午後は連休中に全然つきあってやれなかったので、虫六子と髪を切りにいったり、買い物したり…。久しぶりに休日らしい1日でした。


2010年5月7日金曜日

5月花形歌舞伎公演

5月4日の夕刻に上野公園から姿をくらました虫六は、いったい何処にいったでしょう?

答えは、ここ。東銀座でした。
4月公演は残念ながら見れませんでしたが、せっかく上京したので形あるうちにもう一度歌舞伎座を拝みにきました。
櫓は取り外されて、正面玄関にトラックが横付けされてました。館内の片付けというか引越の真っ最中なんでしょうか…。虫六のように歌舞伎座の最後の姿を写真におさめようとカメラを構えた人がいっぱいいました。実は、立て替えが決まった時から来るたびにしつこいほど外観は撮ったりしていたのですが、もう、魂がないというか、最後の芝居が終わってしまった劇場というのは寂寥感がありますね。

そういうわけで、歌舞伎座が休場する3年間は、新橋演舞場が歌舞伎公演の常打ち小屋になるそうです。近代的な建物のファサードに新しい櫓がのせられました。さすがに鳳凰の座紋ではないですね。新橋演舞場の座紋は「雪月花」だそうです。

歌舞伎座休場期間公演の第1弾は、「五月花形歌舞伎」!
しかも初日(…へへへ)です。はい、これが虫六ドロンの目的でした。

新橋演舞場 五月花形歌舞伎
平成22年5月4日(火)~28日(金)

昼の部
 一、菅原伝授手習鑑  寺子屋(てらこや)
 二、義経千本桜  吉野山(よしのやま)
 三、新皿屋舗月雨暈
 四、お祭り(おまつり)


夜の部
 一、一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)
            熊谷直実  染五郎
             源義経  海老蔵
              相模  七之助
             藤の方  松 也
          梶原平次景高  錦 吾
             堤軍次  亀三郎
           白毫弥陀六  歌 六


二、うかれ坊主(うかれぼうず)
            願人坊主  松 緑


三、歌舞伎十八番の内  助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)
  三浦屋格子先より 水入りまで

           花川戸助六  海老蔵
           三浦屋揚巻  福 助
          白酒売新兵衛  染五郎
        くわんぺら門兵衛  松 緑
           三浦屋白玉  七之助
           福山かつぎ  亀三郎
            朝顔仙平  亀 寿
          番頭新造白菊  歌 江
            通人里暁  猿 弥
           国侍利金太  市 蔵
            遣手お辰  右之助
           三浦屋女房  友右衛門
            髭の意休  歌 六
            曽我満江  秀太郎
              口上  左團次

なぜ昼の部を省略表記かというと、
夜の部しか見にいけなかったからです(# ̄З ̄) だって昼は紙芝居が…。

4月のさよなら公演でかかっていた人気どころの演目を、新しい歌舞伎座を背負って立つことになるであろう次世代の花形役者が演じるという、これまた豪華な趣向で、さよなら公演に負けず劣らず人が入っていました。

若手役者が家の芸をかっちり勉強して臨んでいるという、初々しさや緊張感が舞台にほとばしっていて、爽やかな快感がありました。まぁ、正直いえば役が足りないところも、見る人が見ればあるんでしょうが、虫六は十分に歌舞伎の未来に希望がもてました。
ここに菊之助と亀治郎と愛之助がいたら、文句なしでしたが〜(;´▽`A`` 欲望は留まるところを知りません。

「助六」を「水入り」までやって大熱演の海老蔵丈(結婚ネタでいじられてました。やっぱり…)と、「熊谷直実」ほか大役四役に挑んだ染五郎丈を一座の中心にして、踊り上手な松禄丈の「うかれ坊主」と見どころはいっぱいですが、今回も七之助丈の「相模」「白玉」が存在感がありました。そこにいるだけで気品が立ち上っています。

『熊谷陣屋』は、恩義のある敦盛の代わりに自分の息子・小次郎の首をとって首実検に臨む熊谷直実の、真意を隠した複雑な心境がしどころのお芝居ですが、直実の妻・「相模」(七之助)は、はじめは、昔自分たちを助けてくれた恩人である藤の方の息子・敦盛を、自分の夫が討ち取ってしまったことへのいたたまれないというような心境から、いざ首実検になると殺されたのは自分の息子であったことを知り、一変して哀しみのどん底に落ちるという哀れな役どころ。染五郎の直実がお芝居をしている時はじっと腹で押さえていた感情が、首を渡される場では、義経らの目を気にしつつも母親の情愛と絶望で泣き崩れて、思わずもらい泣きの虫六でした。しかも、無常観の境地に至った直実が出家していくのはいいのですが、子供も殺され、後に残された相模はどうなるの?と、このお芝居をみるたびに途方にくれる虫六です。(言ってみてもしょうがないんですが…)

『助六』では、「白玉」。揚巻役の福助丈を食ってしまいそうなオーラを放っていました。新しい歌舞伎座ができたら、間違いなく七之助丈の揚巻が見られることでしょう。今からとても楽しみです。

夜の部の休憩時間に、最中アイスを手にぶらぶらしていたら、客席後方の照明室(?)に勘三郎丈の姿を発見!初日の様子を見に来たんでしょうか。ガラスの向こうで、だめ出ししてるのかなぁ…(笑)いやはや。

終演後、もう一度歌舞伎座の前を通りました。
眠れる劇場…。
平成25年2月28日に工事完了の予定だそうです。
ということは、こけら落とし公演は4月くらいになりますかね。
待ち遠しいですね。


【おまけ】
上野の骨董市の古本屋さんを冷やかしていたら、こんな写真をゲットしてしまいました。
「海老さま」と言われた、当代海老蔵のおじいちゃん「十一代目市川團十郎」の海老さま時代のお写真であります。切られ与三郎でしょうか、やっぱり美しいですね。

2010年5月6日木曜日

また来てしまいました((・(ェ)・;))

昨日、かおりんに肩もみしてもらったら、「虫六さん、背中に鉄板が入ってますよ!」と指摘を受けた虫六。ゆっくりする間もなく、今日仕事にいったら、頭痛と目の奥の痛みで体調不良もいいところでした。
身体が痛苦しい…。
で、気づいたらまた「さくらの治療院」に来てしまいました。
しかし、今回は早めに足を運んだので、「この前までの身体の固さとはちがう」と言われました。確かに、いつもは夜中までパソコン仕事でこちこちになった身体ですが、今日は連休中バリバリの直射日光にあたって体力を消耗し続けた身体…。状況は違っちゃってました。四日間、ほとんどパソコン作業をしてません。
ちょっと触っただけで分かってしまうなんて、さすがプロは違いますね。



2010年5月5日水曜日

下町風俗資料館_大街頭紙芝居大会3日目

上野最終日。
ホテルの近くに下谷神社があったので、お参りしていくことにしました。

町中にいい感じの神社です。このあたりは、ビルも建ってはいますが、下町感が残っていて散歩が楽しい町の雰囲気です。

手水の使い方の看板もステキ。

永田宝声さんの頭越しにかおりんを撮る(意味なし)

のんきやあやや、「まんだら時計」で上野に挑む。

チボリ兄弟舎、ちびっ子相手に鼻血だらだら+脳みそ犬に食われる「はなくそハナちゃん」を見せるの図。(あ、レポートに偏りがありましたか…)

三日間の紙芝居大会、大トリは梅田佳声さんの「ライオンマン」。
梅田さんが演ると、「ライオンマン」は紙芝居の鶴屋南北になります。
うひ〜!何度聞いても面白いよ〜。この名調子!上野に来た甲斐がありました。

上野の紙芝居大会への出演は去年に引き続いて2回目ですが、東京・大阪の玄人集団に混ぜていただいてのずぶずぶな仙台組参加だったのですが、今年はネットワークのみんなも随分成長したなぁとちょっと安心してみられるところもありました(欲目?)。反省点も多いけど、参加したメンバーにとってはそれ以上の収穫があったことと思いました。
またよんでもらえるといいなぁ〜と、次回に夢をつないでの帰途となりました。




2010年5月4日火曜日

下町風俗資料館_大街頭紙芝居大会2日目

2日目。
午前中時間があるので、みんなで浅草に足をのばしました。
宿泊のホテルから、まだシャッターの開かないカッパ橋などを眺めながらまっすぐ歩いていくと浅草に着いてしまうのでした。
浅草寺、大改装中。迫力の囲い幕です。

仲店を冷やかしながらぶらぶら、浅草公会堂の手形タイルで遊んでいたら、こんな手形も発見。おぅ、ミーハーで悪かったね ( ̄Д ̄;
それにしてもお若い頃にすでに手形を取られていたのですね…。大物〜。

ここまできたら、やはり木馬亭に…。
したら、なんと!浪曲のトリは国本武春先生。そして(!)講談は神田陽司先生(!!!)とあるではないですか〜。もう楽屋入りしてるんでしょうか!?と気になったのですが、さすがにこの時間では。
紙芝居どこではないよ〜と気もはやりましたが(内緒)、戻らねばならない時間だったので泣く泣く帰ってきたのでした。ひい。

焦りつつ、ナニで上野まで戻ろうか?ということになったのですが、巡回バスの「めぐりん」に乗ってみました。これ、便利ですね。S市にも似たような巡回バスがありますが、こんな感じの便利さとはちがいます。コース設定とバス停が細かくあるところでしょうか。市電みたいな感覚で利用できるのがいいんでしょうね。


というわけで、2日目。
昨日にも増して暑いです。で、気のせいか人出もおおいような。
上野公園から人が沸くように流れてきます。紙芝居が1つ終わると、す〜っと人がいなくなりますが、すぐに別の人垣ができてしまいます。恐るべし…。

大阪からは、「タマちゃん」こと三邑会の大塚珠代さんが参加!
けれん味なくさらさらした語り口なんですが、ずんずん引き込まれてしまう魔法のような紙芝居。面白いんだなぁ。「 チョンちゃん」「ペチョコちゃん」「蝋人形」を好演。何度聞いても面白いです。

気がつけば、黒山の人だかり…。す、凄すぎる!

昨年の紙芝居大会以来、我が大衆紙芝居ネットワーク・シスターズ(といっておこう)の中にファンクラブができているという東京の佐々木遊太さんの公演。師匠・森下正雄さんの十八番「手を振る子」を追悼上演してました。「おじちゃぁ〜〜ん(どんどんどん)、おじちゃぁ〜〜ん(どんどんどん)」という声(と太鼓の音)が耳に残ります。

そして、このあと虫六は上野公園から姿をくらましたのでした。(黒の虫六レポートは明日アップします)