2010年7月28日水曜日

我が官吏的気質を思い知る

現在、虫六は凌ぎの仕事の方で、年に3回やってくる大ヤマの時期を迎えております。
毎度のことですが、…(#`Д´)… (||li`ω゚∞) … (@Д@;…_/\○_

で、そんな状況とは全く、一切、てんでお構いなしに、「定期試験の監督」なる業務が降りかかってきます。(そのおかげで時間が細切れ…)
で、今日もそんな1日でした。

試験監督の仕事というのは、おおざっぱにいうと、
 ・受験者に試験用紙を渡す。
 ・受験者の名簿を作り、実際の受験者の出席数を確認する。
 ・受験者の不正行為を監視する。
ということなんですが、
1科目300人くらいになると、数を数えるだけでも、一仕事です。

しかしこの業務に関しては経験が浅いので、たいがいは担当の教官のやり方に従うか、先輩の采配に従うかでそつなくやり過ごすわけですが、今日の先生は非常勤の先生だったのか、「一応10年くらいは経験あるんですが、何しろ半年に一回なので、やり方を忘れるんですよ」とかいいながら、どうやればいいのか、私たちに意見を求めてきたのでした。

でもって、他の先生方からご意見がないので、虫六なりに以下の方法を提案したのでした。

この教室は、大教室で椅子が9つのブロックに分かれています。この科目の受験生は250人くらいなので、すき間を空けても前の6ブロックで座りきれるはず。なので、後ろの3ブロックを使用禁止にして、受験生を前に固めてしまえば、監督補助3名で効率よく監督できると。

で、担当教官がその意見を取り入れてくれたので、後ろにもぼちぼち座っていた学生を含め、全体に前席へ移動。自由なすき間が無くなったせいで、きれいに1つおきに座るから不思議です。当分のテリトリー意識が働くのでしょうか?

これで、用紙を渡すにも、数を数えるにも、名簿を回すにも、体感的に無理なく効率アップが実現、省力化できました。

しかし…整然と並んで粛々と答案に向かう学生たちを見ながら、「でもな」と思ってしまいました。
こんな些細なところで効率的に人を動かすなんてことに、ある種の快感を覚えてしまう自分て、根っこがアーティストとは対極のお役人的な気質をもった人間なのかも…と。
毎日毎日、無駄な動き(仕事)を強いられて、少しでも効率よくという感性が自分を蝕んでいるのかもしれないと||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||、痛く自覚した今日この頃です。
もしかして寂しい?

Σ( ̄ロ ̄lll)







2010年7月27日火曜日

ホントに遅れてすみません

7月19日の日記「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」を更新しました。


週末のお稽古で先日の発表会のDVDをいただいてきたので、今日の晩ご飯の後に家族に発表しました!
たった8分くらいの映像ですが、ダメの出ること出ること…、姿勢が悪いとか、頭が動いてるとか…。あのね…。あの日のことが、また思い出されて汗が出ました。

2010年7月26日月曜日

遅れに遅れてすみません


7月19日の日記「海の日に水上バスで舟下り」を更新しました。

今日のS市は、豪雨と雷でものすごい天気でした。
不安定ですよね。


ふと窓の外をみたら、道に滝が出来ていました。

遅れてすみません

なんとか体調も復活の兆し…。

・7月18日の日記「夏休み直前母子旅」を更新しました。

・7月18日の日記「赤坂大歌舞伎」を更新しました。


2010年7月25日日曜日

暑い…!と思ったら

暑い(;;;´Д`);;;…と思ったら、「相馬野馬追い」の日でした。

相馬出身者の統計としては、
  「野馬追いの日はお天気」
  「野馬追いの日は暑い」
ので、この猛暑もカレンダー通りと言うことでしょうか…。

「あ〜、今年も『野馬追い』を見にいけなかったなぁ−」とぼやいていたら、
 ぶぉぅ〜、ほぅ〜おーという法螺貝の音を真似しているやつがいる…、と思ったら、虫六子でした。…こいつにも相馬のDNAが流れているのかぁ。

  

2010年7月20日火曜日

…死んでます

具合の悪さを即効性のある液体の風邪薬と強壮剤と気力で乗りきった東京旅行でしたが、最後のバス移動が引き金となったのか、完全に風邪をこじらせてしまいました。
今日は仕事には行ったものの、脳みそは回転せず、体力も限りなくゼロ数値。
10年ぶりにやってきた夏風邪…と言う感じです。

母子旅レポートは明後日まで棚上げと言うことで…_/\○_ すみません




2010年7月19日月曜日

小沢先生をお供にバスの旅?

中学生に往復新幹線など贅沢である(!)という教育的配慮のもとに、高速バスで帰ることにしました。

乗車時間が長いので、読書用に出たばかりの「文藝別冊 小沢昭一 全身芸能家的こころ」を携帯。

しかし、旅の疲れとバスの窮屈さとで身体の倦怠の方が重く、読書どころでなくなり、途中で断念してしまいました。とほほ。つか、ぐるじい。


借りぐらしのアリエッティと種田陽平展

東京都現代美術館で「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」が開催されているというので、まだ映画はみていないものの、行ってきました。

大江戸線で清澄白河駅までたどり着いたものの、歩き疲れてトーンダウンしていたので、思わずタクシーを拾ってしまいました。あまり時間もなかったので、歩く時間を鑑賞に回したということで。さすがにクタクタの虫六子。

はじまったばかりでしたが、なんと待ち時間なし!ラッキー。
展示室内は撮影禁止なので、お写真はここまで。

ジブリのプロデューサー・鈴木敏夫のメッセージによると、
「この夏、ジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」でも、宮崎駿は新人監督への餞(はなむけ)として、ふたつのプレゼントを用意した。ひとつは脚本。もうひとつが美術設定だ。いろいろ描いたが、床下に住む小人の部屋が特に素晴らしかった。いかにも、小人が住み着きそうな部屋だったからだ。それらを元に、種田陽平が実際に作ったらどうなるのかというのが、今回の企画の趣旨だ。」
…ということで、ただの原画展かと思ったら、アニメの美術として描かれた世界を、実写映画の美術監督として国際的な評価を受けている種田氏が、実際に映画セットのように作るというもの。

種田氏は、『スワロウテイル』『不夜城』『キル・ビル Vol.1』『THE 有頂天ホテル 』『フラガール 』『ザ・マジックアワー』『空気人形』『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』…と国内外の映画の美術制作を手がけて、映画賞総なめの、引っ張りだこの美術監督さんのようです。あの映画も、この映画も…そうでしたか〜という方です。

チケットを切ってもらうと、まず3階に通されます。
3階のフロア全体が、アリエッティの世界が疑似体験できるスケールで再現されていて、これは、かなり面白かったです。たぶん子供の身長を基準にしたくらいの寸法なのでしょうか、それとも美術館の部屋の大きさ(高さ)での制約でしょうか、「再現」というには少し小さいかなとは思いましたが…。でも、問題ないですけどね。

とにかく、映画のセットですから…、すみずみまでディテイルが凄いんです。(ディテイルが精巧だということはジブリファンにはツボかもですね)さびたスプーンから、壁紙の古い切手まで…。わくわく。

映画をまだ観ていないのに面白いんだから、見た後だともっと面白かろうとは思いますが、でも、実物の、造り物の面白さですね。アニメと切り離しても実感できる種類のものだと思います。

本物のアーティストは職人の世界にいる、と思いました。

子供たちもかなりコーフンして迷路みたいな展示室をかけづり回っていました。「ディズニーランドみたい!」という声を何回か耳にしましたが、そういうテーマパークの要素もあるのでしょう。

下の階は、種田氏の映画の仕事紹介の展示になっていて、デザイン画や設計図、模型、ポスターなどが並んでいました。
舞台のセットは、撮影が終わったらすぐにバラシてしまうので、作品としてのものは残らないので、セットそのものというはもちろんなくて、それらしい部分を再現しているコーナーもあるにはありましたが、つまり、本当に映画の中に焼き付けるためだけに作るんだという、当たり前のことがよく分かりました。

現場系の方々、ぜひ見に行って下さい。面白いと思います。

クエンティン・タランティーノ監督が「キル・ビル」の打ち合わせで書いた、ラフスケッチとも言えないような覚え書きから、その意を汲み取って、種田氏が精巧な設計図にした比較展示がなんだかグッときました。(個人的に思うところありまして)

そんなわけで、虫六子は出口のジブリショップでつかまってしまったのですが、結局、迷ったあげく無駄遣いすることもなく、帰路に着きました。

半蔵門線の清澄白河駅で、ジブリのポスター展も開催してました。

そして、前売り券を買ってミニ本をもらったと思ったら、展覧会のチケットで第2巻(吉田昇美術ボード集 監修/武重洋二)、展覧会の図録を買ったら第3巻(デザイン集 監修/武重洋二)をいただいてしまい、3冊揃ってしまいました。
更に、4巻、5巻などもあるんでしょうか???
謎ですね。


海の日に水上バスで舟下り

今回、伊東屋も赤坂歌舞伎もクリアして、TYOへのモチベーションがどうでも良くなっているゲンキンな母子。せっかくなので、先日の中学校の修学旅行(ディズニーランド、六本木他)とは真逆の東京見物をしようと言うことになり、「水上バスで隅田川下りをしよう!」ということになりました。
暑いしね。

赤坂から都営銀座線で浅草まで出て、水上バスに。

先に水上バスのチケットを買って、せっかく浅草まで来たので、まずはお参り。
「凶」が出やすいことで有名な浅草寺のおみくじで、な、なんと一番札を当ててしまった虫六子!まさか〜!すっかり有頂天です。
(しかし神様、危険なので、どうぞこの子を図に乗せないでやってください。)


なにはともあれ、浅草から水上バスに乗りました。
スカイツリーもよく見えます。
外国人観光客の一団といっしょに船のお尻のラウンジの方に乗りました。
涼し〜、爽快です。 

橋の名前を確認しながら船旅(←大げさ)を楽しみました。
船の右側の景色と左側の景色が随分違うのが面白いと思いました。

船は浜離宮恩寵庭園に着きました。
「浜御殿」…綱豊公ですな(仁左衛門丈の…)…ふふふ。

しかしとにかく暑くて、隠れるところがありません。


しかも、360度どこにカメラを向けても、かならず緑の後ろに巨大ビルが写るという…。
新橋ビル群…、ここもテレビ局に新聞社。

お腹もすいたので、築地まで移動。
市場は祝日でお休みのようでしたが、食堂街はやっていて、安くて美味しい海鮮丼にありつきました。お魚は美味しかったのですが、お米はね…。やっぱり我らが住む北国はお米が美味しいんだなあ。
お店はアジア系外国人の人たちが元気よく働いていて、「あの人たちいい人だね、気持ちいいね」と虫六子は関心しながらマグロを頬ばっておりました。
なんとなくカメラを出し損ねて写真は撮れませんでしたが…(爆)
テリー伊東さんのご実家の卵焼きやさんも、チェックしてきましたが、本店はお休みのようでした。


帰り間際、市場の脇で作業用自転車を発見!
かっこいい。

2010年7月18日日曜日

赤坂大歌舞伎

親子で見る「赤坂大歌舞伎」
和田アキ子さんも観劇!
娘の目的が「伊東屋の文房具」なら、虫六の目的は、「赤坂歌舞伎」!ってことで、夕方には銀座から赤坂に戻ってきて(これまで赤坂に泊まろうなどという発想をしたことはなかったのですが、「赤坂見附」ってめちゃ便利な場所ですね。)、TBSの赤坂ACTシアターへ。

なんだなんだ、この怖いパブリックスカルプチャは〜。

へへへ。どっちかいうと端っこですが、前の方です。

赤坂二〇一〇大歌舞伎

「人情噺文七元結」2幕4場
  中村 勘三郎
  中村 勘太郎
  中村 扇雀
  板東 彌十郎
  片岡 秀太郎 他

「鷺 娘」
  中村 七之助

「文七元結」の方は落語を元にした世話物なので、中学生の虫六子でも分かるだろうとチョイスしました。まぁ、正直なところ、前半は船を漕いでいた虫六子でしたが(あ〜あぁ)、一幕目の最後に、勘三郎丈が「誰かこねぇ〜かな、和田アキ子とか…。アッ子におまかせ!なんちて」とかアドリブを利かせたので、(この会場内にアッ子さんがいるんだよ)と虫六子に耳うちしたら、急にぱっきーんと目が冴えてしまった虫六子…現金なやつです。
結局、幕間の終わりにご本人をけっこう近くの席で確認し、なんだか得意になっていました。
目の前の舞台で、しかも至近距離で、勘三郎丈がお芝居しているのに、そこは現実をみている意識がないのか、テレビに出ている人を見たことに素直にコーフンしていた中学生でした。

そして、お芝居ですが、「文七元結」の方はなんだか既視感があるなぁと思っていたら、先日シネマ歌舞伎で見たばかりだったので、けっこう鮮明に記憶しているんだと自覚しました。
やっぱり編集した画面でインプットされると、記憶ってクッキリハッキリ情報量も多いんだなぁと思いました。なんだか不思議な感覚でした。
小山三さんが元気そうな姿を見せていて、嬉しかったです。
やはり物語はわかりやすく、ほろっといい話で、さすがの虫六子も面白がってみてました(2幕目は)。

そして、今回最大の眼目は七之助丈の「鷺娘」でした!!
「鷺娘」を踊るにはちいと舞台が小さい感じがしたのですが、それは歌舞伎座で玉三郎丈の「鷺娘」をみた記憶が新しいからかな?比べては可哀想ですがね。
でも、七之助丈の「鷺娘」も品があり切れがあり、とても良かったです。期待を裏切らないね。早変わりのところも後見さんと息も合って、お見事でした。
そして、大団円、ぶっかえしも決まり、瀕死の白鷺がしんしんと降り積もる雪の中で断末魔の時を迎えるもっとも緊張する踊りのところで…!!
天井から雪を降らせる装置がうぃ〜ん、うぃ〜んと揺れて天幕から出たり入ったり…丸見えなのでした。
虫六は七之助丈の踊りに見入っていたものの、虫六子がそれに気づいて、母の腕をひっぱり「あれ、失敗だよね?可笑しいよね?」を繰り返し、(うえぇ〜、いいとこで邪魔するなよ〜。七之助君、真剣勝負で踊っているんだから、ちゃんと見なさいよー)と、思うものの、一旦目の端に入ってしまうと、確かに気になる気になる…。
気になって、踊りに集中出来ないよ〜。

あれ、我々は前の方だったから丸見えでしたが、けっこう真ん中あたりでも見えていたのでは?あの日だけだっだのかな?(だとすると、やはり舞台装置のトラブル?)七之助丈の頭上に落ちてきたらどうしようとか、余計な想像まで膨らんでしまい、最後の最後に踊りに集中できず、とほほでした。
悔しい。

長唄の演奏もとても良かったのですが、踊り手が引っ込んだ間の三味線の聞かせどころで、思わず拍手したら、他にリアクションする人がなくて、虫六子にこづかれへこみました。良い演奏だったのに…。なんだかなぁ。

赤坂歌舞伎が終わって外に出ると、TBSのイベントで赤坂サカス一帯がテーマパークのようになっていました。

ずら〜っと人が並んでいるなぁと思ったら、「ひみつの嵐ちゃん」の人気コーナーの「マネキン・ファイブ」の人気投票の列でした。すでに並んでも締め切り終わったといわれ、マネキンだけ見たのですが、どのコーナーよりも人が並んでいて、テレビって人気の程が分かりやすいんだなぁと実感。
「アッ子におまかせ!」のなんだかのコーナーもあり、ああTBSつながりで見に入らしていたのか!と、妙に納得。

こんなものも見つけました(笑)


夏休み直前母子旅

旅の始まりは、豊川稲荷。
夏休み前ですが、虫六子とTYO母子旅を決行しました!
宿にしたホテルが赤坂だったので、先に荷物を預けて、ぶらぶらしようと歩き出したら、目の前に豊川稲荷神社がありました。
大都会の中に、巨木で囲まれた、赤い旗だらけの神社…。シュールな磁場がありました。

で、今回の最大の虫六子のテーマは、「銀座の伊東屋で文房具に浸る」ということだったので、まずは銀座。
で、ここまで来たら、やはりあそこがどうなったか気になりますね。

はい、木挽町の芝居の殿堂はブルーシートに囲まれて、解体の時を待っていました。

お向かいのビルのガラスに、大屋根が映っていました。
まだ、解体されていないようですね。

せっかくなので、ナイルレストランでカレーを食べました。

で、肝心の「伊東屋」ですが、2年前にはじめて入った時は、夢の文房具ビル!と印象付けられイメージが膨らんでいたみたいな虫六子なのですが、どうやら「あれ、こんなとこだっけ?」と思ったらしく、物欲にブレーキがかかったらしく、なぜかS市でもかえるカラーボールペンのレフィルを慎重に選んで買ってました。
(それは銀座まで来なくてもかえますから〜(。>0<。) 爆)

2010年7月17日土曜日

浪曲三味線・沢村豊子の世界

曲師_浪曲の三味線弾きをそう呼ぶそうです。
虫六がそもそも「お三味線かっこいい!!」と夢中になったのは、曲師の弾くお三味線でした。

その現役曲師の中でも当代随一!と国本武春先生が太鼓判を押す、「沢村豊子師匠」の芸を記録したDVDがでました。

●「浪曲三味線 沢村豊子の世界」

出演 沢村豊子
   国本武春

発売元 武春堂
販売元 バウンディ(株)
定価 3000円

「その音締(ねじめ)の良さと技術は浪曲界随一。ベテランから若手まですべての浪曲人に愛される、まさしく浪曲界の宝」といわれる沢村豊子師匠の芸の世界を、国本武春先生が案内役となり、浪曲独特の調弦のしかたにはじまり、関西節と関東節のそれぞれの弾きだし、キッカケからきざみ節、うれい節、セメ、浮かれ節…などなど、浪曲三味線の奏法を武春先生の唸りと合わせつつ実演で紹介。手元のアップ映像や対談もあって、充実の一枚です。
語りの調子に合わせながら、かつ、のせていく、曲師の芸…すごくジャズっぽい。そして何より豊子師匠がチャーミング!!カッコ良すぎです。
この芸を記録として残したいという、武春先生の強い思いが伝わってきます。

こういうDVDを杵屋勝幸恵先生でも作ってもらえないだろうか?!ぜひ!!!!

2010年7月16日金曜日

のどが痛い

今朝から喉がヒリヒリと痛い。2日ほど前から虫六子もこんな症状を訴えて、プールをさぼっていた。
夕方には頭がぼーっとしてきて、鼻水も出てきた。不味い感じだ。

日曜日には、虫六子と東京下町ツアー(←勝手にコースを決めている)を敢行する予定なのに…。どおするよ(@Д@;

何が何でも、体調を取り戻さなければならない!
というわけで、即効性のありそうな薬を買ってきました。

ジンジャーのソーダ割りをケチっていたのがまずかったか。

みなさまも夏風邪にはご用心です。

2010年7月12日月曜日

阿仁、そして、角館_行ってみなけりゃ分からない?!

昨日は真っ暗だった「森吉山」。宿を出発して同じ道を通ると昼間の景色はこうだったのかぁ〜と新鮮でした。
程なく走ると、向こうからオレンジ色のかわいい汽車が通り過ぎていきました。

ややや、ここは秋田縦貫内陸鉄道の沿線でしたか…。
いちど線路を見つけると、もう一回来ないかなぁと、カメラを片手に狩人の心持ちの虫六だったのですが、これが…。
 深山に1本の線路、何もない田園地帯に走る線路、頭の上を鉄橋が走っていたり…
至る所に絶好の撮影ポイントがあるのに、ぜんぜ〜〜〜ん車両はやってきません
o(;△;)o 気配すらなし!
なしてー?いったい1日に何本走っているんですか〜?角館に到着するまで約半日カメラを握っていましたが、ついぞ内陸線の車両には遭遇できませんでした。残念!

残念ついでに、こころの一句。
 深山に 鉄路一筋 車両来ず
 夏の橋 イメージの汽車 走らせる

というわけで、せっかく阿仁にきましたので、「マタギ資料館」にもいきました。
小さいけれど面白さは凝縮してました。このあたりのまたぎは「日光派」だそうで、磐司磐三郎伝説が紹介されていたり、熊を捕らえて捨てる部位無く全て利用するらしいのですが、その効用なども細かに解説してありました。
普段は資料館の正面玄関は利用されず、お隣の温泉施設のフロントで受付をして、宴会場の脇の廊下を渡って見学します。この資料館単独で何とかしようという気は無いようでした。
日帰りの温泉利用客がついでに見に来る…そういう位置づけの資料館になっているようで、これ目的できた私たちは珍客だったのかもしれなかったです。

そして、このあたり一帯ではお店や個人宅にも、このような木彫りの動物などのトーテムポールがあちこちおいてあるのです。来てみなければ全く知らなかったローカルな文化常識!アイヌの木彫りとも違う気がしますが…熊の里でもあり、なにか文化的連続があるのでしょうか…。阿仁の道の駅だったかに、木彫りの立体顔ハメがあり、それは見たことがない!と思ったのですが、うっかりカメラに納めるのを忘れてしまいました。

なんだか、ゆる〜い愛嬌をもっている不思議な木彫り彫刻です。

阿仁を通過して、本日の目的地「角館」。
さすがに桜はどこにもありませんが、こんな深緑の季節に訪れるのも良いものです。雨が降ったり止んだりでしたが、黒塀の武家屋敷通りをゆっくりお散歩…楽しく観光しました。小坂町以上にここは安心して訪れられる観光地ですね。ここで家族にお土産なども…。 ((・(ェ)・;))

「角館」を出て、後は帰るだけ…。途中、高速道路走行中でしたが、迫力のある夕焼け雲に遭遇…。青空を覆うように茜雲、とてもドラマチックな空でした。「あぁ、面白かったなぁ…康楽館…」
すっかり暗くなってからの帰宅でしたが、家族は暖かく迎えてくれました、…お土産を。
(ひいぃ、ともかくは良かったよぅ…(;´▽`A`` )

さぁ、明日からがんばろう〜。

2010年7月11日日曜日

康楽館歌舞伎大芝居

やってきてしまいましたよぅ、秋田県は小坂町。
康楽館の松竹大歌舞伎は全国公文協・中央コースです。
康楽館へは平成18年の7月、18代目中村勘三郎襲名公演以来…。胸が高鳴ります。

しかも、今回ももろもろの条件から「いけないなぁ」とすっかり諦めていたのに、なんとガスパママさんの必殺チケットゲット_(*^ー゚)bグッジョブ!!_でご相伴することになりヽ(´▽`)/、とんだラッキー野郎の虫六です。むふふ。

しかも、ガスパ家の夏休みでもあるので愛犬ガスパール君も同行のため、ガスパパさんは観劇できず、その日の宿ロッジと康楽館の往復リムジン係…。おいたわしや…。すまんのう。

しかも、いつもならこれは虫六家も参加しての夏休みメニューなのですが、「康楽館」の上演日と虫六の休みを優先させてしまったので、家族はお留守番…。ぎょへぇ〜。良心ズキズキ。すまんのう。

高速道路のインターから小坂入り、康楽館の近くにいくと、幟がずら〜〜〜っと立っていて、嫌がおうにもテンションが上がってきます。きたきた〜。

開演まで少し時間があったので、お隣の「小坂鉱山事務所」に入ってみました。

明治38年に建てられた洋風建築で国の重要文化財指定です。前回来た時には時間がなくてこちらは素通りでしたが、なんの、ちゃんと観光資源化されていて、建物はそのままに、中はミュージアムand観光センターandレストランandお土産ショップとなっていて、それぞれけっこう充実して、「小坂ってなにも無いと思っていたのに、立派な観光地だね」と、認識を新たにしたのでした。小坂がかつて銀山の町としてどんなに繁栄していたかをよく知ることができました。小坂鉄道のことももっと知りたかったけど、何しろ開演まで時間もないのでそこそこに退散しました。

そういえば、「モダン衣装館」という洋館でドレスを着て記念撮影というコスプレ趣味のレンタル写真館も繁盛していたようでした。

残念なのは、昔のままの鉱山事務所の再現部屋というのがほとんど無く(所長の部屋くらい?)、調度などもちっとレトロな高級感が欲しいところでしたが、残っていないんでしょうね…。
今回は、郷土資料館には立ち寄れませんでしたが、前回に入ったときは総合博物館という感じで、小坂の町の歴史を紹介しつつ、小坂鉄道の車両の静態保存などもありました。

これが康楽館です!
明治43年建造の日本最古の芝居小屋で、国重要文化財指定。外観は洋風で、中身は伝統的な歌舞伎小屋の造りになっている和洋折衷造りが特徴だそうです。

康楽館の前のガスパール。暑いよね〜。
菊五郎の幟がはためいています。

きたきた!お席は1階の比較的後ろの方ですが、全体に小屋が小さくて舞台がすぐそこなので、後ろという気はしません。
前回は2階席でしたが、その時もすごく舞台が間近な感じでした。きっとどこで見ても舞台との距離(ひいてはお芝居との距離)が近い小屋なんでしょうね。
お席は座布団一枚分で、靴や荷物などもあるとまことに狭くはありますが、舞台は近いし、お隣や前後との距離感もワクワクしてすごく良い感じです。

演目は、
一、廓三番叟(くるわさんばそう)
          傾城千歳太夫  中村 時 蔵
            新造梅里  中村 梅 枝
           太鼓持藤中  中村 萬太郎


二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
  檜垣
  奥殿
          一條大蔵長成  尾上 菊五郎
           吉岡鬼次郎  尾上 松 緑
              お京  尾上 菊之助
              鳴瀬  坂東 秀 調
           八剣勘解由  市川 團 蔵
            常盤御前  中村 時 蔵


三、棒しばり(ぼうしばり)
            次郎冠者  尾上 松 緑
            太郎冠者  尾上 菊之助
                  ※太郎冠者、次郎冠者は交互出演
           曽根松兵衛  市川 團 蔵

音羽屋一座の得意演目で、公文協3コースの中では虫六的にいちばんそそられた内容でした。
「一條大蔵譚」は、平家全盛の時代に、源氏の3兄弟の母親・常盤御前が平清盛からアホで知られた一條大蔵卿に下されて、源氏の家来の吉岡鬼次郎とその妻・お京が常盤の本心を探るために屋敷へ入り込む話。大蔵卿は屋敷内にいるスパイ・家老八剣勘解由を欺くためにアホの振りをしていたり、常盤が揚弓遊びに興じているとみせて平家調伏にこころを砕いていたことが明らかになるという、「実は!」が連発の狂言です。
菊五郎丈の大蔵卿は、アホ加減がなんともチャーミングで、花柄の衣装が似合っていました。最後に八剣勘解由を槍でやっつけて本性を見せますが、ここでいかに決まるかは、前段のアホさをどう演じるかに寄ってくるんだろうなと思いました。そういう意味で、絶妙な変身だなとと思いました。
若夫婦の松禄丈と菊之助丈も、爽やかで好感度がありました。お京は地味な女形という感じでしたが、こういう役をしながら、次の大蔵卿の役を吸収しているんだろうなぁ、菊之助丈は…。
というのは、次の「棒しばり」。これは太郎冠者と次郎冠者が日替交代なのだそうですが、踊り上手なふたりのコンビで息もピッタリ、愉快・通快!だったのですが。この日は菊之助が棒に縛られない方の太郎冠者で、松禄丈の次郎冠者が棒にくくりつけられた体勢で巧みに踊ってみせる間に、どんどん酔いが回っていく様子がお腹が捩れるほど可笑しいのです。後ろのおばちゃんが受けまくって大笑いしていました。この天然らしきコミックのセンスが、音羽屋のDNAなのかぁ?と、将来の大蔵卿を想像させるにあまりありました。
松禄丈の太郎冠者、菊之助丈の次郎冠者というキャスティングも全く違う舞台になったのでしょうね。見てみたいものだと思いました。

ちなみに、ガスパママさんは、悪役の八剣勘解由と「棒しばり」の主人・松兵衛役の市川團蔵丈が気に入った!とポイントを加えていました。

それにしても舞台と劇場の一体感はドーパミンが出ます。舞台上の役者さんも面白いんだろうな…、康楽館のお客さんはのせ方がとても上手だとおもいました。

幕間になると、どこからとも無く黒い衣装の売り子さんが出てきて、上手な口上でのせながらお土産物をいろいろと売りに来ます。そのやりとりもアットホームで、面白い。イケメンのお兄ちゃんなどもおりました。ついつい、お財布の紐が緩みます。

大満足で小屋を出て、ガスパパさんに迎えにきてもらい、今夜の宿に向かいました。

小屋の向こうに小坂鉄道の廃線跡。まだ、線路が残っています。小坂町で公園計画とかいう新聞記事を見た気がしましたが、こういう廃線跡などは使わないのかな?

さぁ、このあと、宿のロッジまで2時間近くのドライブでした。森吉山の中腹(?)まで、雨のそぼ降る暗い山道を、野ウサギやフクロウの影に驚きながら進んだのでした。その運転はお芝居を観ていないガスパパさんが一人で担当。それを脇目に、お芝居をみたふたりは幸せで胸一杯・お腹一杯なのでした。黒すぎますか…二人とも。(爆!!)

2010年7月9日金曜日

松竹大歌舞伎 全国公文協・東コース

で、言いたかないですが、今日は本当はS市内のTエレクトロンホールMで、「松竹大歌舞伎 全国公文協・東コース」の公演があり、虫六子といっしょに夜の部を見に行く約束をしていたのでした。

平成22年(社)全国公立文化施設協会主催・東コース 松竹大歌舞伎

【夜の部】 18:00開演
・「雨の五郎」 中村松江ほか
・「仮名手本忠臣蔵 一力茶屋の場」 松本幸四郎、中村梅玉、中村魁春ほか
・「近江のお兼」 市川高麗蔵ほか

なのに!
出張が延びて17:00過ぎてもまだS市にたどり着きません…(爆!)
しかも、高速を抜けても夕方の渋滞に巻き込まれて全然車が進まないし。虫六子からは10回もの着信履歴が… ヾ(;□;)э
焦っているのに、焦っていることを表現できない虫六でした。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

結局、二人で会場にたどり着いた時には、ほぼ「雨の五郎」が終わりかけてました。
「五郎」を聞いてきてね、と師匠からもお勧めされていたのですが…。哀しすぎる。

会場は二階席は少々余裕がありましたが、一階席は後ろまでほぼ満席のようでした。
やっぱり歌舞伎は入りますね。

「一力茶屋」は小さめの屋根付き屋台で、茶屋の中居さんは4人だけってところがなんとも地方公演らしいですが、それでも見応えのある狂言を出してくれてありがとうって感じです。(ちなみに、昼の部は「重の井子別れ」と幸四郎の「勧進帳」)
このところ、仁左衛門の由良之助以外には特段興味を持っていませんでしたが、やる人が違うとまた別の芝居ですね。「タコ魚」を食べる場面とか前段がなく、さわりだったのがちょっと残念。梅玉丈の寺岡平右衛門はニンとちゃうやんけーでしたが、贅沢はもうしません!!こんな文化的辺境の土地・S市にもちゃんと立ち寄ってくれる幸四郎一座に大感謝です。

最後の高麗蔵丈の「近江のお兼」は四挺四枚ついて踊りも面白かったです。会場からも頻繁に拍手が鳴って、盛り上がりました。めずらしく虫六子が身を乗り出して見ておりました。内輪についた長晒しが気に入ったもよう…。なぜ?


それにしても、本当に中村屋一座なんか勘三郎襲名興行以来、東北には来てませんよ(たぶん)。襲名の時にしたってS市は頭越しだったし。若太夫の錦秋公演も久しくS市にはご無沙汰…何かあるのかなぁ。地元の興行会社とトラブったとか、S市のお客は拍手のタイミングが悪すぎるとか(爆)

でも、こんなに埋まるんだから、もっと頻繁に来て欲しいものです。来ないから歌舞伎ファンが離れるんじゃないかぁあああ。よろしくお願いいたしますよ、松竹さん。


急な出張でK山貨物ターミナル駅に

仕事で急に出張することになり、隣県のK山市にいきました。
このたび借り物をする某さんのご自宅にいって、そのあと、(役得で)K山貨物ターミナル駅に入れてもらいました。

現役入れ替え車として大活躍のDE10形ディーゼル機関車がいました。
ほかにも、貨物用車掌車ヨ8800や、採石運搬・ばらまき車のホキなど、レアな貨車がいろいろと。にわか撮り鉄と化してしまった虫六でした。

こっそりCTC指令室なども拝見したりしていたら、向こうから金太郎がやってくるというので見に行きました。金太郎ことEH500。3電源方式の交流直流電気機関車で、貨物輸送の主力機関車です。

回送のTOYOTA・ロングパス・エクスプレスを牽引していました…。なが〜っ。
ブルーの専用車両がずら〜っと並んで壮観な眺めでしたが、長すぎてファインダーに入りきらんよ〜( ̄Д ̄;;

(しかし、仕事の話題で閑話休題とは?)


2010年7月5日月曜日

慙愧丸P討ち入り会!

8月の「新訂/蛇蝎姫と慙愧丸」横浜公演の仙台組キャスト&スタッフで、討ち入り会(という名の飲み会)をしました。
乾杯!さすがに7月は暑い!
カメラで記念撮影する間、みなさん、よくぞ我慢してくれました。
みんなの心の叫び「もたもたしないで、早くシャッター切れよ!!!!」

今日の会場は、錦町の「酒の穴 鳥心」
虫六お勧めの酒屋「錦酒店」がパイロット店として営業している、日本酒が旨い店。焼き鳥も旨いッス。
本日は夏限定の「夏の酒・三銘柄ききくらべセット(600円)」がお勧めです。
このききくらべで、みんな一気にテンションあがり…早っ!
気がつけば、みんなくいくい飲んでいて、なんだか肝心の話をした記憶がありません
 ( ̄◆ ̄;)

みんながききくらべを飲み終わってしまうころ、オリジナル音楽の榊原さんが合流しました。
榊原さんは残念ながらちょうどご自身のユニットのレコーディングの日程が重なって、今回の横浜公演に参加できなくなってしまったのでした。(´;ω;`)ウウ・・・
それで、オリジナルメンバーでもあり、天才PAにしてミュージシャンでもある‘ちゃんもつ’こと、橋元成朋君が「新訂/」版の音楽を作り直すことになったのです!!
上座の方で繰り広げられる、
 S「みんな、ごめんね〜。ちゃんもつ君よろしくね〜」
 C「いや〜。こちらこそ、よろしくお願します。」

しかし、よく飲むなぁ〜、みんな…。

結局、閉店近くまで飲んで、二次会に足を向けることなくみんな仲良く帰ったのですが。
ひとり自転車で来ていたN君だけは、ふらふら(かなり飲んでいた)と。市民広場のあたりで斜め渡りしていた影を認めたまでは存在を確認しましたが…。その後どうなったか…。

____

7月6日、昨日N君を最後に見た市民広場…。ちゃんと帰ったかなぁ?

2010年7月4日日曜日

どーもどーも、1週間の棚上げでした。

先週末に植えようと思っていた朝顔の苗。種をまくにはあまりにタイミングを逸してしまったので、近所で見つけた苗をとりあえずゲットしたのですが、そのまま植え付ける暇もなく過ごしていたら…
いつの間にか大量発生していたカタツムリに葉っぱがすっかり食べられていました
 Σ( ̄ロ ̄lll)
跡形なし…。
10匹以上のカタツムリを捕獲し(ポットの脇にまだ1匹へばりついてますが…)、ダメ元でプランターに植え付けました。とほほ…。

先週末ごろからアオコで覆われていた諭吉(←金魚です)の水槽。
気になりつつも手が出せずにいましたが、さすがに夏は臭いも気になるので、思い切ってお掃除決行!
…済まなかったよ、諭吉君。

その後、来週末は出かける予定があるので、参議院選の期日外投票にいって、商店街をぶらぶら。
セントラル劇場で、「原節子&高峰秀子 名作映画特集」をやっていることを発見!!
すばらしい〜。今日は時間がなかったけれど、これは行かねばなるまい…。



2010年7月2日金曜日

訃報 七代目杵屋勝三郎が…

長唄三味線方の七代目杵屋勝三郎が肺がんのためお亡くなりになったそうです。

 杵屋 勝作さん(きねや・かつさく=長唄三味線方、杵勝派7代目家元杵屋勝三郎、本名坂口守男〈さかぐち・もりお〉)が6月27日、肺がんで死去、82歳。密葬は近親者で行った。葬儀は28日午後1時から東京都港区南青山2の33の20の青山斎場で。喪主は長男で8代目家元杵屋勝三郎(本名坂口清治郎〈せいじろう〉)さん。

あの華やかでダイナミックな三味線がもう聴けないと思うと、自分でも計り知れない喪失感が…。もっと沢山聴きたかったです。去年の暮れのチャリティー演奏会でお聞きした「廓丹前」が最後の記憶になってしまいました (u_u。)
なんだか気持ちの整理はつきませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。


無念のお稽古お休み

本当は昨日がお稽古でしたが、仕事が忙しくて結局いけず、今日に変えてもらったのですが…。
本日はもっと忙しくて、結果いけませんでした(。>0<。)
これまで、自分の理由でお稽古休むことは無かったのに…。悔しいよぉ〜。
 ||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ|| 

先生、ごめんなさい。

2010年7月1日木曜日

6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2200ページ

歌舞伎モノがたり歌舞伎モノがたり
歌舞伎の伝統を支えているのは役者の演技の伝承だけでなく、実に多くの「技術」です。大道具、小道具、床山、御簾内…、全てが舞台に合理的に存在し、意味を持ち、芝居を支えています。まさに語らないモノはない。だからこそ歌舞伎は奥深く面白いのだと今更ながら納得しました。長年国立劇場で制作の第一線で活躍されていた織田紘二さんの愛情のこもったエッセイ、一編一編は短いけれどとても濃い中身、貴重な技術を伝えることの困難さも伝わってきました。10年前に上申された本ですが、もっと早くに手にとるべきでした。
読了日:06月27日 著者:織田 紘二

大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)
一気読み中…。大人買いしたまでは良かったけど、まだまだ話は続くんですね(爆)ファムファタル系・綱吉も心にトラウマを抱えている哀しい女将軍でした。大奥に政治を見いだし水を獲る総取締役・右衛門佐の有様も面白い。何げに「忠臣蔵」も挿入され。いよいよ幼き日の吉宗も登場。利発そう〜。
読了日:06月21日 著者:よしなが ふみ

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)
一気読み中。男女の関係にすがらずに生きることを望む有功に大奥総取締役を任じ、自らは命を削るように若くして亡くなった家光。せつないです。しかし振り袖火事の後、そのお万も引退。そして世は犬公方こと五代綱吉、元禄時代へ。桂昌院はなんと眉毛の太い脂ぎった僧形のおっさんですよ〜。(若い時の玉栄は可愛かったけどね…。)そしてまた、食えなさそうな男が一人…。
読了日:06月20日 著者:よしなが ふみ

大奥 第3巻 (ジェッツコミックス)大奥 第3巻 (ジェッツコミックス)
一気読み中。有功の愛を得て心のよりどころを見いだす家光。しかし懐妊の兆しはなく側室をもつことに…。政治を司りながら妊娠・出産もせねばならないって、大変でしょうね。いろんな意味でたくましいです。
読了日:06月20日 著者:よしなが ふみ

大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))
一気読み中。流行病で男女比がハチの世界のようになった三代家光の世…。どんなわけで江戸の政治の男女の関係が逆転したか?というさかのぼる歴史と、大奥歴史上(たぶん)人気の高い還俗の側室お万の方の逸話をジョイント。巧みです。美しい有功(=お万)と影武者・家光のガラスのような危うい関係がドキドキします。
読了日:06月20日 著者:よしなが ふみ

「運び」の社会史 (東ト協Books)「運び」の社会史 (東ト協Books)
日本人が作ったロケットで月の向こうの小惑星の石を運びたいという志をもった方々の不屈と奇跡のニュースが感動を呼んだばかりですが、遙か古代の昔から、人は、人や物を運ぶ必然のために知恵と情熱と労力とを惜しむことなく費やして来たんだなあ。マンパワーの東大寺建立、江戸城下の糞尿問題、恐るべし富山の薬売り、明治維新後では人力車と馬車と鉄道のはじまりにあまりタイムラグがないというのは意外でした。
読了日:06月20日 著者:庄野 新

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))
「大奥」というお馴染みのプロットはそのままに、人物の男女を入れ替えてしまうと言う、漫画だからこそアリなSF時代劇。そうきましたか〜。女将軍・吉宗、ハンサムだなぁ。どうしたって無理のある細かいことはありますが…、それを凌駕して面白いです。そういうわけで、5巻まで大人買いしてしまいました(汗)
読了日:06月19日 著者:よしなが ふみ

邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)
ウチダ先生の書物は家人が好んで家に何冊もあるのですが、このタイトルに惹かれてついに手を染めてしまいました。しかも自分で買いました。ブログに発表したエッセイをまとめたもの。けっこう難しい内容をスッキリした文章で平易に書かれていて、文章の上手い科学者のエッセイみたいです。行間にはウチダ先生の行動基準や振舞いのあり方などが滲み出ていて、世の中自分ではなかなか可否や評価が定められないことも多いのですが、とりあえずこの人の意見は聞いておきたいと思いました。他の著作も読まなくちゃ!
読了日:06月13日 著者:内田 樹

双調平家物語7 - 保元の巻 (中公文庫)双調平家物語7 - 保元の巻 (中公文庫)
これまでの巻でじわじわ感じるものはありましたが…、平家物語の低調に流れているのは男色だったのですね。しかし、ぬるっとした白い肌で下ぶくれ丸顔にちっちゃい鼻の公達がまぐわう描写は、ちと〜(汗)。平安の美意識がうらめしい。放埒なる絶対者・白河院の乱しに乱した御代で、朝の歪みは修正つきがたく、貴族たちが男寵の手管を競いながら出世ゲームにうつつ抜かしている間に、都の周辺では武士がじっくり力を貯めているようです。いよいよでしょうか?
読了日:06月06日 著者:橋本 治
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