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2016年6月16日木曜日

猿舞座仙台公演2016覚書、アーンド、さばね山蕎麦

今年も猿舞座がやってきました。
6月12日(日)は仙台市歴史民俗資料館。午前11時30分〜、午後2時30分〜の2回公演。
なんと耕平君が公演するようになってから9年連続でお世話になっているということが判明。そんなになりますか!?

今年は、椿を2回とも登板しました。
ちょっと顔見世…、もう帰りたい椿、拝む若頭。

環が本番でなかなか棒に登ってくれないのが、耕平君がいま直面している課題です。

ジャンプはきれいなんですよねー。

垂直跳びだもんね。

漫談コンビのような、親方とタクさん。(いま、猿を迎えに行ってます)

午後の部でも、見事なジャンプを見せる環。
ちょうどコボスタでは広島vs楽天の交流試合がおこなわれていましたが、「はばたけイヌワシ!」なんて大技に気合いをいれていたら、本当に楽天が逆転勝利。カープファンの耕平君は複雑そうでした ( ̄◆ ̄;)

れきみんのお客さん
  午前310人
  午後201人
でした。

翌日は、これまたいつもお世話になっている、午前中は福寿幼稚園、午後は東北福祉大学で。あいにくの雨で、大学ではいつもの広場が使えず、地下の通路で…ということになりまして、お客さんも50人ほどでしたが、いつもは裏方をしてくださる職員の方々にもみていただいたりして。でも、来年も誘っていただけたので有り難いです。

来年は10周年!いろいろお世話になっている10−BOXでもなにかやれそな気配です。
がんばろー。

………

そんなわけで16日。
虫六はお休みもらって山形県は舟形町におりました。
猿羽根山地蔵尊から見下ろす舟形の集落。絶景かな。

このお地蔵尊の脇に、全国を回って旨い蕎麦を知り尽くす猿舞座がいちおしの「さばね山蕎麦」があるのでした。若きご住職がお勤めの傍らに作っているこのお蕎麦の噂を、虫六は彼らがやってくる度に自慢され、妄想ばかりを膨らませていたのですが、今日いよいよ頂けることになりまして、遠路やってきたのでありました。へへへ。

さっそく「さばね山そば」1300円 を注文。

そば茶をいただき話をしながら待っていると、まずはゴマ豆腐が登場。
みたらし餡があましょっぱくて美味しい。

そこに「取り分けてくださいねー」と、ガツンと山菜の漬け物。
山形といえばこれ!蕨の一本漬け、蕗煮、大根の甘酢漬け。

漬け物で盛り上がっていたら、鰊の甘露煮が。
正直、身欠き鰊は食べなくて良い虫六でしたが、この甘露煮は美味しい。完食しました。

さてさてお待ちかねのお蕎麦は、2種類でてきます。
最初は更科蕎麦。香り、歯ごたえ、申し分なし。からみ大根を入れたら、また格別でした。
若頭は「うぐぐ」とか呻きながら食していたぞ!

次は粗挽きの田舎蕎麦。虫六が知っているのは太めの固いやつのイメージでしたが、ご覧のとおり細くのどごしのいいお蕎麦。しかも蕎麦って甘いのね。あーん、知ってしまいましたぞ、蕎麦の旨さを。こちらは、からみ大根に黒七味を少々かけて楽しみ2倍。さらっと完食してしまいました。

デザートは梅ゼリー。
お口直し…などは必要ないのですが、これもさっぱりして素朴な美味しさ。
3時間も掛けて来た甲斐がありました。

食後くつろぐ、親方と、(車が不調で山道の運転を回避したい虫六にむりやり誘われて、付き合わされた…つまりアッシー君をさせられた)I姐さん。(←でも、美味しい蕎麦に満足気でした)
この窓ごしの柔らかい光が、松の一枚板で出来たテーブルにしっとりと差し込んで実に綺麗です。

一方こちらは、昨日猿まわしを見られなかったという若住職ご夫妻に、小さい猿(椿)を見せる若頭耕平君。若・若でいい交流ができてますね。
それにしても、このご夫妻はなんだかとっても好感がもてる自然体で優しい雰囲気のお二人なのでした。また、行きたいなーって思いました。
癖になりそであります。

2015年6月26日金曜日

福島市広瀬座で檜枝岐歌舞伎を見る

福島DC関連の企画らしいのですが、福島市内にある民家園という移築建造物保存施設群の一画にある「旧広瀬座」(明治20年建造の芝居小屋)で、「檜枝岐歌舞伎」を上演するというので行ってきました。

とにかく土地だけは広いぞ—って感じの運動公園の奥に民家園という区画があり、そこに至る道に、ずら〜と幟が立てられていました。うぉー。(←意味なくテンションが上がってる)

旧・広瀬座です。国の重要文化財です。
普段は施設見学のみで、日常的に芝居がかかるということはないみたいです。

うお、こじんまりしているが良い感じの芝居小屋ですよ。
脇の2階席は今回使用していませんでした。
出し物は、檜枝岐歌舞伎(県重要無形民俗文化財)の「義経千本桜」から「鳥居前の場」。

人口600人の檜枝岐村に270年も昔から伝わる村芝居です。ホームは檜枝岐村の舞台ですが、今回は出張公演。虫六はそれこそ20ン年も前に取材でお邪魔したことがありましたが(…遠い目)、そのとき拝見した村の定期公演はご祝儀飛びまくりでエキサイティングでした。松竹大芝居のような華やかさこそありませんが、気心知れた同志の役者さん達も見ている観客もアットホームで独特の和やかな雰囲気が良い感じです。

今回、ビックリしたのは、義太夫さんが弾き語りでやられていて(床に一人しかおらんのよ〜)、この人がすごく上手い!ここだけプロを雇ったのか??と思いましたが、いただいた新聞『板木』(2015年6月20・21日号外)によると、「南会津町に住む室井一仁さん(27)」だそうで、「昭和26年に亡くなった以前の義太夫に替わり、若き担い手が誕生した」…とのことで、期待の星でありましたかー。
(なんでもいいけど、「昭和26年」は「平成26年」じゃないのかな?ブランクあり過ぎて、継いだことにならないような気がするぞ??)

民家園は、芝居小屋だけじゃなく伝統的建造物がたくさん移築保存されています。
こちらは旧小野家。木造・半切妻造で中二階建構造、茅葺屋根で、養蚕農家のでっかいお家です。養蚕の民具がいっぱい残されていました。

元客自軒(旧紅葉館)では、立派な盆栽の展示会が…。
実生100年にもなる吾妻五葉松とか、なかなか見応えありました。

東棟ではこけしグッズとか売ってました。
迫力の張り子のこけし。

予想以上に堪能できて充実した休日になりました。

2015年6月20日土曜日

本仕込みの芸猿、環クンと椿クン

猿舞座のSendai-Yamagata公演の千穐楽、S市民俗資料館の公演で、耕平さんが小さい猿の二頭遣いをやりました。

椿クン、客さんの前で始めて芸をする。
猿舞座は去年まで相棒だった夏水クンを引退させて、この春から「環(たまき)クン」を遣っています。そして、この日耕平さんは始めて「椿(つばき)クン」という仔猿を舞台にあげました。環クンと椿クンは兄弟の猿で、伊勢神宮の内宮の森で捕獲された仔猿だそうです。

これにはいきさつがあるのですが、なんでも伊勢神宮のご遷宮の行事の祭に、森を浄めるためにいちど猟をして動物たちを追い払うのだそうです。その時に母猿が猟銃で撃たれ、2匹の仔猿が生き残ったそうなのです。それを漁師さんが拾って、巡り巡って猿舞座に相談が持ち込まれ、それは有り難く…と貰われてきたのだそうです。

なんだか神がかった話です。

環クンと椿クンは同い年の兄弟(もしくは同群の仔猿)ですが、だいぶ個性が違うそうです。

環クンは四肢が長くてジャンプが得意な敏捷な猿です。今はまだ小さいので輪抜け「鯉のたきのぼり」までしか飛べないのですが、これからいろいろな芸を覚えてカッコいい花猿として成長して行くと期待できます。
一方、椿クンは母親を仕留めた鉄砲の流れ弾が当たったのか保護された時に背中にキズを負っていて、そのせいで少し成長が遅れているのだそうで、確かに環クンと比べると学年が違うのか?というくらい体格に差があります。しかし、やる気は満々で、気性はむしろ椿クンのほうが激しいくらいなんだとか。このギャップがなんとも可笑しげ…というと叱られてしまいそうですが、見るだけで愛嬌を感じる三枚目役者の資質を感じます。

耕平さんは、2匹の個性を生かして上手に育てていきたいと話していました。特に椿クンは上手に仕込めば年をとっても出て来ただけで喜ばれるような芸猿にできるんだがなーと。
さすがに二頭遣いは難しいらしいのですが、本仕込みでなければ出来ない芸を仕込んで、花猿の芸を見せて欲しいと期待は膨らみます。

そんなわけで「(耕平さん曰く)最初で最後」の二頭遣いの舞台をみた、あの千穐楽はちょっと良いもの見た気分でしたので、お裾分けします。

耕平さんの肩の上が大好きな椿クン
「親方〜、ここどこですか?人がいっぱいいるんだけど〜」

 親方の腰にぴったり寄り添っております。

椿クン、ひとつ芸を見せて…「早く帰ろうよ〜〜〜」
なんかそんな夫婦漫才のコンビありましたね、「母ぁちゃん、はやく帰ろヨ」とかいうの。子供たちは椿クンの仕草に大ウケ、真似してました。本人は必死なのにね…苦笑。

代わって登場の環クン。
すでに舞台慣れしております。若さが輝いておりますね。

環クン「おいら、ジャンプ得意だもんね〜」

鯉のたきのぼり!
来年は「羽ばたけ!オオワシ。楽天イーグルス!」の一節が聞けるでしょう。
まだまだ成長が楽しみです。

2015年6月5日金曜日

猿舞座里めぐり in Sendai-Yamagata のお知らせ

そんなわけで、今年も「猿舞座」里めぐりやってきます。
分かっている範囲で公演会場をお知らせします。
お近くの方、ぜひ見に来てください。

新人ならぬ新猿、東北デビュー公演!写真は環クン(photo:K.Ishii)
○猿舞座里めぐり in Sendai-Yamagata 2015

6月5日(金)山形県・大蔵村 大蔵村保育園 am10:00〜
6月6日(土)山形県・最上町 松林寺400年祭
6月8日(月)宮城県・仙台市 福寿幼稚園 am10:00〜
              東北福祉大学国見キャンパス中央広場 pm2:05〜
6月13日(土)山形県・長井市 長井あやめ祭り(長井あやめ公園)
6月14日(日)宮城県・仙台市 仙台市歴史民俗資料館前庭 am11:30〜、pm14:30〜

出演
【猿舞座】
 芸人_村崎耕平
 芸猿_環クン or 椿クン (どちらも3才・オス 伊勢神宮の森で生まれた兄弟です)
 お囃子_村崎修二
 ゲスト_イージー・タク(フォークシンガー)

入場無料(投げ銭大歓迎!!!!)

* 『猿舞座』は、猿まわしのふるさと・周防高森(岩国市)を拠点に、昔ながらの放浪芸スタイルと伝統的な調教法「本じこみ」を伝承しつつ、日本中を旅しながら芸を披露している芸能グループです。


2015年5月10日日曜日

慚愧丸P観桜会2015

はい、もうとっくに桜なんかありませんが、毎年恒例の慚愧丸P観桜会であります。
つまり野外宴会です。今年は5月3日に決行いたしました。

 「監督が マザーフードと 言ってくれたから 今年もつくる ハム巻き弁当」

ご飯もの係の虫六。今年は「笹寿司」にも挑戦しました(黒くて見えんけど)。家人Tはワインが出ることを想定してサンドイッチを作成。K家の正統・喫茶店のナポリタンとヤーコン炒め、N良漬け、唐揚げ…などなどで開始。少し遅れてU川家からポテトサラダ、デザートゼリー、後発は例によりK家のはっとう汁で身体をほぐし、K良BBQ店からは絶え間なく下ごしらえばっちりの肉やパスタが供給されました。酒は、ビール、信濃鶴、ワイン、竹鶴ハイボールなどなど。

監督「N良さん、居酒屋やったら?毎年言うけど。」
N良「へへへ」

桜はすでにないと言いましたが、わずかに咲いていた枝のたもとに陣を張ったのでした。
Y巻「ほらー、桜あるよー」

でも、まぁ花を背負うなら、Iちゃんの方が絵になりますね(苦笑)やっぱり。

撮影:虫六子
いつものメンバーに、来るとも来ぬともしれぬメンバーを待つともなく、ダラダラ吞み開始。今日は、お天気で良かったねー。監督新調の緑テントは、今年も子供たち(大学生含む)のアジトです。
今年は、ちゃんもつ君が(いつもはお迎えのときだけ顔をみせていた)おかみさんも一緒だかんね宣言していたので、みんな期待で盛り上がっていたのですが、10年飼った猫ちゃんにご不幸があり参加断念…!残念でした。来年こそは!

撮影:虫六子
のんきやあやや、井上舞台を自転車に乗せて乱入。
とつじょ青空紙芝居はじまる。つか、今年カオリンいないね。

撮影:虫六子
なぜか、Kママさんが仕込んでいた海老せんべいがでてきて、煎餅工作に興じる子供たち。
ソースゆるし。

あややちゃんのクイズをあてて、お化けけむりカードをゲットし、得意顔の中年Y。

さぁ、場も暖まったところで今年も唄など…。

最近、レンタルDVDでアメリカ映画でない戦争映画にはまっている(アメリカ映画を掴んだら棚に返すらしい)という監督に、よど号事件は世界三大ナントカだ(←すいません、酔っ払って聞いてます)の持論で応戦するY巻さん。

監督「あ、虫六さん、写真撮ってるなー。なんかさーネットでオレのこと検索したら面白い写真がいっぱい載ってたっていうから、なにー?って調べたら、どうやら虫六さんのブログなんだよー。やばいよ—、営業に差し支えるから…笑」

なかなか最後まで歌詞が出てこないので、スマホで歌詞カードを検索してもらったが、字が小さくて読めず、けっきょく歌えない中年Kの図
(…この展開、だんだん面白くなってきた)

撮影:虫六子
テントの中で、こそこそ何やってんの?と思ったら、子供たちはこんなナノパズルに興じておりました。

撮影:虫六子
そして…、気がつけば日もとっぷりと暮れ…、よくない中年がまさかの環境破壊をしかけたので、慌てて記念撮影もせず解散となった今年の観桜会でした。

2014年9月9日火曜日

絵解きフェスティバル in 善光寺

この週末、残りの夏休みを使って虫六は長野に行っておりました。

 その前にカンケーありませんが、長野までの足はJR東日本の新型新幹線E7系の初乗りです。北陸開業に先立って、長野まで運行しております。けっこう運用本数も沢山あるみたいで、金沢まで開通する頃にはあまり珍し感無くなっているんじゃないかって思ってしまいましたが…中は広くて快適でした。

今回の目的地は、善光寺!長野市元善町にある無宗派の単立寺院でありますが、実質的には山内にある天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって護持・運営されているそうです。でも、身分や性別などの制約なく誰にでも門戸を開くお寺として古くから信仰を集めているのだとか。
そんなわけで、ここ善光寺の大本願で開催されるという絵解きフェスティバルを見にやって参りましたわけです。


○第3回絵解きフェスティバル in 善光寺大本願

平成 26年9月6日(土)

主催:第3回絵解きフェスティバル実行委員会
共催:善光寺大本願・国際熊野学会

「枕石山願法寺略縁起絵伝」、「当麻曼荼羅」、「かるかや堂往生寺」(安楽山往生寺)、「善光寺如来絵伝」(双蓮山祖父江善光寺東海別院)、「熊野権現観心十界曼荼羅」、「お釈迦さま涅槃図」(金峯山長谷寺)、「刈萱道心と石童丸」(刈萱山西光寺)のそれぞれのお絵解きと、絵解き研究の第一人者、明治大学の林雅彦先生の基調講演というプログラム。

紙芝居の先行文化として、絵解きはいつも気になってはいたのものの、なかなか直接見る機会が作れずにいたのですが、やっと見れました。しかもまとめてたっぷり。
お誘いくださったZatugeiさんのおかげで、前日のリハーサルから潜入させていただき、当日も最前列の特等席で(しかも双眼鏡持参)、貴重な絵(複製もありましたですが)と語り芸を堪能しました。
詳しくリポートしたいところですが、場内は撮影禁止…、なんでも公式カメラマンが記録した映像をDVDにして販売するらしいです。興味ある人はそれを買いましょう。滅多にみれない芸能の記録です。

とはいえ、その場でみなければ分からない臨場感がこのような芸能の大事なところ。「かるかや堂往生寺」の水野さんの型を踏まえているからこそ耳に残る語り(最後の録音曲は、耳障り良く残っていた感触がぶっ飛んでしまい残念でしたが…)や、善光寺淵之坊名誉住職の落語でも聞くような自在な語り口、そして、語りに先んじて絵の中に情報を見つけ出す楽しみや、絵を刺す羽根が予想外の動きで(同じ絵を別の場面に再利用したり)コマを繰り出す面白さ…などは、やはりこの場で見ていたればこそ。
そして、沢山の絵解きを見ている内に、山口晃画伯の大画面図などはまさに絵解きに向いていることを発見し、「日本橋新三越本店 百貨店圖」に羽根棒を当ててお絵解きする図などをしばし妄想してしまったのでした。面白いだろ—ナー。

さて、フェスティバル終了後、反省会出席のZatugeiさんご夫妻と別れて、虫六は善光寺の門前をぶらついていましたら、この日はちょうど「ながの大道芸フェスティバル」の日で、道々パフォーマーを中心にした人の輪がいくつも出来ておりました。

そこで、これまたZatugei夫人のイチオシのパフォーマー、セクシーDAVINCHIに遭遇!
これはラッキー。前の方でフルコース堪能しました。
バトン・ダンス・マジック・ジャグリング・歌…を、おねえ芸で見せるようなんですが、色白で細くて綺麗で気持ち悪くない。いちいち、顔の汗をハンカチで拭いているのがかわいい。この衣装も自作のようです。

あ、この鳥人間はお隣の会場の出番がおわったパフォーマーの方が乱入してきたのです。
なんて方でしょう、ご存じの方ご教示ください。
そうとう凝ったコスチュームで、迫力ありました。竹馬かー?!

コラボ出演。
セクシースプレーのシャワーでセクシーを分けてくださっております。げほげほっ。
あー、面白かった…と、投げ銭折りたたんでお渡ししたら、かっこいいブロマイドくれました。ありがとうございました。

そして、なんとこの日は夏祭りの日であったようで、神楽一座が門付けして歩いているのにも遭遇してしまいました!
長野は芸能の町でしたー。

2014年8月23日土曜日

うたとうたのあいだ

お盆過ぎに毎年恒例となっている、火星の庭での(かえるさんこと)細馬宏通さんと澁谷浩次さん(yumbo)のライブですが、今年はなんと!スタディスト・岸野雄一さん(今回はヒゲの未亡人としてではありません)が参加して、「うたとうたのあいだ between SONG and SONG」というトーク&ライブになってやってきました!


本日は豪華3本立てということで、火星の庭はじまって以来の大入りで、なんと!立ち見が出たとか、入場をお断りしたとか…。さすが大物は違います。っていうか、どこに出演者がいるか、分かります?

なにが3本立てかというと、
 1)『うたのしくみ』トーク特別編 細馬宏通&岸野雄一
 2)岸野雄一ソロ・ミニライブ
 3)細馬宏通&澁谷浩次ライブ 特別ゲスト・岸野雄一
となっております。

『うたのしくみ』トークは、さきごろ細馬さんがウェブサイト「modernfart」の人気連載「歌のしくみ」を単行本化したことにちなみ、このような『うたのしくみ』トークライブをやっていらっしゃるということで、今日のお相手は岸野さん。どんな歌を分析して欲しいかリクエストも受け付けていたのですが、選ばれた曲は…。

北原ミレイの「石狩挽歌」(作詞:なかにし礼、作曲:浜圭介)!



北海道のにしん漁の盛んだった港町の栄枯盛衰を背景に女の心模様を歌うという、いわゆる演歌なのですが、「ごめ」や「つっぽ」に「かさとまる」、さらには「古代文字」などなじみのない単語が並ぶ歌詞を、1行ごとにああだこうだと細馬さんと岸野さんが解釈していくと、必ずしも筋の通ったストーリーでもないのですが、いつのまにか波しぶきの向こうに舟の幻を見ながら北の寒風をあびている語り手の気分に…(笑)。さらに、岸野さんからは、この曲はキング・クリムゾンの「エピタフ」が下敷きになっていて、はっぴいえんどの「ゆでめん」と同じエンジニアが日本で初めてタオルを中に仕込んだドラムの音が効いているなどの、マニアックなネタも披露されて、ふと気づくともうこの1曲で小一時間そんな話を(爆)。



あとは、駆け足で、リクエスト曲は紹介がてら一言ずつ軽くなでていくというような展開に。

最後にもう1曲ということで、新生キリンジの新作から「Fugitive」(作詞・作曲:堀込高樹)が取り上げられました。どうぞ、月イチでやってください。ラジオでもいいので。

さて、第二部は、岸野雄一さんのカラオケ・ショー。
「ラーメン人生」「とんかつ一代」「ハムになろう」「正しい数のかぞえかた」
最初の曲など軍歌調歌謡ポップスですが、カラオケの押し寄せる波のようなシンセがときに上野耕路のゲルニカを思わせるところも。岸野さんの堂々とした歌いっぷりは、絶妙な語り芸も含めて、ヒゲの未亡人のチャーミングさとはまたひと味違う魅力がありました。

そしていよいよ第三部は、3年目にして12曲のオリジナル共作曲が揃って(1年に4曲ずつ)、アルバムも作れるねってことになったという、かえるさんと澁谷さんライブ。3年目ともなると曲にもパフォーマンスにも、お二人の上り調子の洗練と深みが感じられて、そうとう面白かったです。CD化を楽しみに待ってます。

圧巻は、夏休みのラジオこども相談室をネタにした新曲「スワンプ相談室」。コンセプト的にはドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」を元にしているそうですが、導入部はサウンド的にはドクター・ジョン風のセカンドラインのピアノのリズムと澁谷さんのダミ声ヴォーカル、途中のジングルは二人のさわやかなファルセット・コーラス、さらにお客さんからの悩み事相談を相談員カイツブリ(?)がアドリブで自在に取り入れるという盛りだくさんの曲構成。そして、岸野さんが参加して、美大生の「共感覚」がテーマの卒論から、映画「遠雷」の永島敏行(トマト栽培農家)ネタを盛りこんだ爆笑アドリブ・トークが入った「トマトジュース」も忘れずに!全12曲を完奏したあとのアンコールは、まさかの(笑)「石狩挽歌」のカヴァーで、楽しい夏休みのコンサートは終了したのでした。


会場が満杯なので、出演者はなぜか店の外で休憩タイム…。
また、来年もお待ちします。


2014年8月20日水曜日

虫六子の休日_歌舞伎座8月納涼歌舞伎「たぬき」

17日は虫六子のお休みに付き合って、午前中は某大学のオープンキャンパスに。

学内の展示ホールにヤノベケンジの新作が置いてあるって…、田舎の零細国立大出にはパチクリなんですけど。羨ましいを通り越しております。

で、いま、木挽町あたりは夏の3部制ざんしょ。
夜は中村屋のニューヨーク凱旋公演(え、ニューヨークに行ってたんですか!?)のようでしたが、それを見ていると帰れなくなりますので、三津五郎丈贔屓の虫六子のリクエストもあり、2部の「たぬき」を見せていただくことにしました。
(誰ですかー、結局見るのか…とか言っている人は!)

八月歌舞伎座納涼歌舞伎

【第2部】

一、信州川中島合戦(しんしゅうかわなかじまがっせん) 輝虎配膳
   
長尾輝虎   橋之助
直江山城守  彌十郎
唐衣     児太郎
越路     萬次郎
お勝     扇 雀

二、たぬき

柏屋金兵衛  三津五郎
太鼓持蝶作  勘九郎
妾お染    七之助
門木屋新三郎 秀 調
松村屋才助  市 蔵
倅梅吉    波野七緒八
隠亡平助   巳之助
芸者お駒   萬次郎
狭山三五郎  獅 童
備後屋宗右衛門 彌十郎
女房おせき  扇 雀

「たぬき」って作品は落語かなにかの世話物かと思ったら、大佛次郎の近代物で、喜劇とはいえ、シニカルで重いテーマの芝居でした。三津五郎丈の役どころが特にそんな感じなんですが、大病のあとの復帰ということもあるし、根が堅そうなところがはまり役という印象でした。
 勘九郎丈の太鼓持ち蝶作が全体を軽快にしてくれるのですが、これがなんってたって亡き勘三郎丈に声や仕草がそっくりで、ファンのみなさんは十八代目健在のころの納涼歌舞伎を思い出さずにはいられなかったと思います。かくゆう、私めも…。勘三郎さんクン・バーックであります。でも、勘九郎のこの芝居の巧さは、三谷芝居やらコクーン歌舞伎やらでの修行の賜物ですもんね!もっともっと大きくなってください。

「え、大和屋の所作事はしっかり見ておけ!っていうのが、死んだオヤジの遺言なんだよ」ってアドリブに会場がわぁとなり、三津五郎丈が照れ笑いをしていたのが、印象に残りました。

 そして、またいちだんと艶を増して、オーラを増している七之助丈。贔屓目と言われても、良いものは良いのであ〜る。お染、ヤバイわー。これは金兵衛も骨抜きになります。
っというか、この数年で七之助のファンが会場内を占める割合が激増している気がするのは私だけでしょうか?
 今回の公演は、萬次郎さんも大活躍でお得感あり。花道近くだったので、「輝虎配膳」の越路もしげしげみました。
 ところで、「輝虎配膳」って変な話でした。怒りで着ている服を脱ぐって…。どこにそのお琴隠してあったのでしょう…。女ふたり旅でやってきたのに。あぁ、それにしても扇雀さんのお琴には“伸びしろ”を感じましたです。おせき役の方は、つんとして身も蓋も無い感が上手でした。七緒八君も倅梅吉役で登場、何言ってんのかよく分かんなかったけど(苦笑)可愛いから全部赦す!イノセントだねー。


終演後、銀座で晩ごはんを食べて虫六子と別れたのですが、恵比寿ビールの専門店に入ったら、虫六子が「トイレに行くならカメラを持って行った方がいいよ」なんて言う。
そんな変態じゃないの…と受けながら、言われた通りにしたら…ほい、1枚いただきました!
しかし、中村屋に見られながらおしっこするのは、ちょっと恥ずかしいですけどね。