2012年8月21日火曜日

日本絵葉書会展

お友だちのN川さんから絵葉書の展示会のお知らせをいただきました。


○設立10周年記念「日本絵葉書会展」

明治・大正・昭和初期の絵葉書を多数展示
東京をはじめ日本各地の絵葉書を展示します。
特別展示・100年前の江東区

場所:亀戸文化センター カメリアプラザ9階
  東京都江東区亀戸2-19-1(亀戸駅下車 徒歩2分)
開催日時:2012年9月16日(日)
入場無料 午前10:30〜午後5:00

【同時開催】絵葉書のほか昔の印刷物を即売します。

お問い合わせ:nihon.ehagakikai@gmail.com

主催:日本絵葉書会

2012年8月16日木曜日

あの名作を予備校の地下ホールで

今朝の朝日新聞に、井上ひさしさんから市川森一さんへ引き繋がれようとして、未完のままになった長崎原爆をテーマにした芝居の脚本があったことが記事になっていました。井上さんはライフワークとして「戦争」をテーマに作品を書いていて、その代表作に広島を舞台した「父と暮らせば」があります。


実は、まったく偶然なのですが…、今日、虫六はその作品をとある予備校の地下ホールで拝見したのです。
いつもお世話になっている浅草雑芸団の若林正さんからご案内をいただきまして、校内向けのリーディングの通し稽古(演出:宇都宮裕三先生、出演:板垣桃子、若林正)を見せていただきました。
広島の原爆で被災しながらもたったひとりで生き残り、父や友人を失ってしまったサイバーズギルドから解放されないまま、自身の幸せや未来に立ち向かえない女性。そんな娘に幸せになる勇気をもたせようと対話を重ねる亡霊の父。震災の記憶が生々しい東北でこの芝居をすることに若林さんは躊躇があったそうです。確かに彼女のような罪悪感や傷をもったまま、今も死者と向かい合っている人たちが沢山いるのかもしれない…と、お芝居をみながら感じる事もありましたが、しかし、作品のメッセージはもっと強いもので、勇気を与えられました。もっともっと沢山の東北の人たちにみて欲しいと思いました。

内輪行事なので外部の人はほとんどいませんでしたが、俳優お二人の真剣勝負の通し稽古で、その気迫におもわず息を吞みました。目を腫らしながら語る場面もあり、どきどきしました。役者ってすごいなー。稽古なのに…。
若林さんがいい俳優さんであることはうすうす分かってはいたのですが、浅草雑芸団の絡みでご一緒することが多くて、バナナの叩き売りとかのぞきからくりのからくり節とかを拝見することはあっても、直球お芝居ははじめてでした。いやいや、これが若林さんの本領でしたか!お相手は、板垣桃子さんで、劇団桟敷童子の看板女優さんだそうです。とてもステキな女優さんでした。これまでS市でお芝居見るチャンスはありませんでしたが、他のお芝居も観たいですね。


お声がけいただき、いいお芝居を拝見できました。
ありがとうございました!

それにしても、長崎版の「母と暮らせば」が完成していたら…とおもわずにいられないです。きっと相対する意味深い作品だったのでしょう。


2012年8月14日火曜日

三谷文楽「其礼成心中」

年中行事、“お盆の国民大移動”のさなか、幹線を逆流して上京してきました。日帰りで。
(東京、思ったほど暑くなかったけれど、建物が寒くて堪えました。温度差ありすぎ。何が節電なんですか〜、内輪もって歩けよ〜!)それはそれとし…

上京の目的は、渋谷パルコ劇場で上演中の「三谷文楽・其礼成心中」を見るためです。

ぴあプレミアム先行予約チケットで数ヶ月前にゲットしていた席だったので余りにも間がありすぎて、黒くなる下準備がなってなく、「ええっ、明日東京に遊び行くって?聞いてないんですけど」と家人Tをアングリさせつつ…。それはそれとし…。


○パルコ・プロデュース公演
三谷文楽 「 其礼成心中 」
公演日程 2012年8月11日(土)~8月22日(水) *虫六観劇日は13日。
作・演出 三谷幸喜
出演
浄瑠璃:竹本千歳大夫 豊竹呂勢大夫 豊竹睦大夫 豊竹靖大夫 
三味線:鶴澤清介 鶴澤清志郎 鶴澤清𠀋 鶴澤 清公 
人形遣い:吉田 幸助 吉田 一輔 吉田 玉佳 桐竹 紋臣 桐竹 紋秀 吉田 玉勢 吉田 簑紫郎 吉田 玉翔 吉田 玉誉 吉田 簑次 吉田 玉彦 吉田 玉路 吉田 簑之


パルコ劇場は管理が厳しいのかな、写真撮影が劇場内一切禁止。関係者に贈られた花束も撮っちゃいかんらしく、こうなると着席してから舞台前のパンフは撮れないんだろうな…とホール入場前にパンフ写真を撮ろうとごそごそやっていたら、いきなりスタッフさんに怒られました。↑撮影失敗です。
うひゃー。

とりあえず、買ったパンフを帰宅後撮影。これでした。

最近虫六が見聞きしている松竹系の歌舞伎は、こういうところホスピタリティーが行き届いているといいますか、まずは記念撮影コーナーをしっかり準備して、撮影OKのポイントを絞ってそれなりにファンの心を盛り上げようとしています。(猿之助公演の時などは一度幕が上がってから、劇中口上のあとでわざわざ福山祝い幕を下ろして場内を明るくして撮影タイムを設けていたし、心得ているなぁと感心した次第)

パルコ劇場はデパート内の導線案内も??だったし、裏口の階段から行ったせいもあるからか「ホントにやってんの?」っという感じ。会場の待ち合わせ場所でカメラ出しては叱られ、座った席はあんなに早くに余計なお金を足してまで買った割に後ろの方だし、場内の床カーペットもはげていて ┐(´(エ)`)┌う〜んでした。もりさがるなぁ…。
文楽を見に行くとときどき感じることではありますが…、歌舞伎のお客さんのような華やかさがない。基本的に皆さん普段着?なかには首からタオルを掛けた若者まで(←三谷ファンか?)。ほぼ旅モードの虫六も大きいことは言えないんですけどね(^-^; 教養ありますって言う感じのおじさんやおばさんが多いけれど、おしゃれさんは少ない。
……なんていうか、人形芝居を見に来た!という舞台と客席が一体となった祝祭感が皆無でありました。

(少しネタばれあり。これから見る人はご注意を)
で、三谷幸喜の文楽ですが。
「其れなり」に成功したというところなのかな(←きっと誰かもそういうでしょう)。でも、120%前向きにもう一発やってくださいと言う感じです。せっかく三谷人形も作ったことですし。

近松門左衛門の「心中もの」を逆手に、そのブームで一儲けしようとする饅頭やの夫婦のしょうもない喜怒哀楽。文楽人形にも随分フツーの表情があるんだなというところは新鮮。三谷芝居のテンポがかぶりつつ、(この役、役者がやったら誰だっただろう)と想像しながらみました。
ズッコケる所作(?)とか、泳ぐ場面とか、みたことない文楽があったね。曾根ヶ崎心中の劇中挿入もちょっと可笑しい。
台本が落語みたいな話なので、浄瑠璃のみなさんがまじめにやっているほど面白い。お三味線の音はもっと迫力合ってもいい気がしましたが。まいったか〜というハイテクニックな曲弾きでも1曲挿入して、会場から拍手を取るような演出があっても良かったと思いましたが、文楽は品がいいんですね。心中シーンでお決まりのポーズとフレーズが鳴ると、やっぱり日本の芸能ってパロディーで発展してんのよね?!と再認識。
見知った要素が入る余裕がないと、面白くないんですよ。

今回、舞台構成も必見ですね。上手と決まっている床が舞台の後部上空にせり上がっていて、人形芝居の上から義太夫が語るという形。これも面白かったです。
千歳太夫、呂勢太夫、清介さん、みなさんがんばっていました。大重鎮がひとりくらい面白がってお出ましくだされば、もっと盛り上がったことでしょう。文楽界も危機感もってこういう動きに身を削るべきと思いましたが、人形遣いはみんな若手の割に随分がんばったんじゃないでしょうか?応援したい気持ちになりました。人形がみんなチャーミングに見えました。

台本のほうは三谷さんらしい煙に巻いたようなブラックコメディとも言えますし、会場は其れなりに沸いていましたが、もっとどっかんどっかん笑わせてくれてもいいし、スコンと落として欲しかったかも。
文楽の要素をいろいろ使って突っ込みを入れている感じの方が強かったかな(お福面のひとり娘と若男面のかき揚げ屋の息子を恋仲にして、親が心配するシーンとか)。
文楽でもホントに面白いちゃり場はお腹が捩れるくらい笑えますもんね。

でも、事前の予習がなくても話の筋が見ているだけで全部分かるという台本はやっぱり大事ですね。新作がもっと作られていく、それが今後の文楽に求められているもう一つの道なのかもしれません。大事な1歩なんだと思います。

このサイズなら地方公演もできるんじゃないでしょうか?

パルコ文楽が思いの外早くに終わりまして、渋谷に留まると、サイフの紐が緩みそうになったので、早めに東京駅まで移動。時間つぶし。(早割チケットで指定の変更ができない)。帰りの新幹線に乗り込もうとしたら、マックスやまびこでした!(でも1階だけどね〜)

9月のダイヤ改正でE4系は東北新幹線から姿を消すそうです。マックス好きでしたが…。これが乗り納めかなぁ?とか思いつつ、車両番号を撮影。
(でも鉄子じゃないよ、私は!)


2012年8月11日土曜日

かあちゃんってさー女子力低いよね

高校生の虫六子は親の「見栄え」の年齢が気になるらしく、誰のお母さんが若いとか、虫六の白髪を染めろとかなんとか。
(だから、私はアレルギーだから毛染めはできんのよ!ふん)

で、ある夜の会話。
虫六子「○○ちゃん(←虫六より年上なのに若さと美貌を保っておる犬好きの某友人のこと。そーですあなたです!)てさー、『女史力』高いよねー (◎´∀`)」
虫六「あー、そうだね。大人でも『女子力』高い人っているねー。○○ちゃんは確かに高いかもね!」
家人T「○○ちゃんはさ、『女子力』も高いけど、おやじ力も高いんだぞ」
虫六・虫六子「……」 ↑余計なことを言って無視されている。

虫六子「かあちゃんは女子力低いよね!」
虫六「ふんっ。自慢じゃないが、私はいまだかつて我が人生の中で『女子力』が高かったことはないの!」
家人T「うんうん」(←なぜか納得している)
虫六子「…だよねー」


で、虫六子よ、あなたは私に何を言いたい?

  茄子の花 母の女子力 「D」判定

2012年8月2日木曜日

7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:908ページ
ナイス数:16ナイス

なのはな (コミックス単行本)なのはな (コミックス単行本)
なにかが違うという違和感がぬぐいきれず。原発直後に反射的に描かれた作品で、そういうことなのでしょうけども。
読了日:07月20日 著者:萩尾 望都


あの日からのマンガ (ビームコミックス)あの日からのマンガ (ビームコミックス)
朝日の『地球防衛家のヒトビト』は読んだりしていたので気になっていました。実はそれ以外にも3.11の後いろいろな作品を発表していたのですね。軽くもゆるくもしようがないテーマなのに、しっかりしりあがりさんの世界で表現されていて凄い。天国とも地獄ともつかないカオス世界にクローンのような擬人化されたエレメントがわいわいやっていて、世界に亀裂が生じたら、放射性物質になって吐き出される時にかわいいセシウムちゃんが「希望を捨てないで」っていう作品は、マンガってやっぱり凄い表現媒体だなと実感、感動しました。
読了日:07月16日 著者:しりあがり寿

春山町サーバンツ 1 (ビームコミックス)春山町サーバンツ 1 (ビームコミックス)
東京は渋谷区の端っこの閑静な住宅街春山町に産湯を浸かったつるこちゃんが就職したのはこれまた地元の区役所春山町出張所。さっそく地元情報紙「春山町サロン」の編集を担当することになり…。「酒処御無沙汰」で同級生をまってる間にマスターからご馳走されたビールをごきゅごきゅ、ごきゅごきゅって飲んで、ぷはーと一息つく花びらが舞っているシーンが大好きです。つるこちゃんがんばれ!お父さんとのナイーブな関係、なかなか姿を出さない話題の同級生大野君(笑)。人生ってこのくらいのサイズだったかもなーと思ってしまった。
読了日:07月15日 著者:朝倉世界一

上方のをんな: 女方の歌舞伎譚上方のをんな: 女方の歌舞伎譚
上方歌舞伎の女形として生涯をかけてきた片岡秀太郎丈の回想録。松嶋屋の芸のありようや心づもりが綴られ、また、「お父ちゃん」である13代仁左衛門への尊敬と深い愛情がしみじみ伝わってきて胸にくるものがありました。上方の芸を絶やしたくないという思い、有名な松嶋屋が私財を投げ打って興行した「仁左衛門歌舞伎」の舞台裏の話や、愛之助を養子にして後進の指導にかける奮闘の様子も淡々と書かれ、秀太郎丈の気骨が感じられる1冊。望んでいた内容で読み応えありました。
読了日:07月09日 著者:片岡 秀太郎

思えばいとしや出たとこ勝負―小沢昭一の「この道」思えばいとしや“出たとこ勝負”―小沢昭一の「この道」
東京新聞の連載の単行本化。東京在住じゃないので、本の形で読めて良かった。ところどころで出てくる英子夫人のエッセイの引用が面白い。お母さんもキャラクターの強烈な人だったんですね。小沢さんの人生にとってこの懐の深い女性ふたりの存在がとても大きいことがわかりました。
読了日:07月02日 著者:小沢 昭一

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

2012年7月31日火曜日

相馬野馬追2012

東北の夏祭りの先陣を切って執り行われる「相馬野馬追」。
福島原発事故の影響で、去年は本祭りも野馬掛けも開催されませんでした。
今年は、大かがりに会場の除染を行って、いつも通りの開催にこぎつけたのこと!駆けつけずには居れません。
相馬野馬追は本来7月23.24.25日の3日間のお祭りですが、今年は週末28.29.30日に変更したもようです。

本当は、28日の宇田郷の出陣を相馬で見たかったのですが、仕事で抜けられず、29日の朝早くS市をでました。東京からお友達のNさんが駆けつけてくれまして、2人で見物するのです。相馬で見られなかったので、原ノ町市内のお行列を見ました。
去年出られなかった小高郷や標葉郷の隊列も加わり、宇田郷だけの相馬市内の行列よりとても長くて見応えあります。

騎馬武者勢揃い…馬が黒光りしてカッコいい。

それにしても暑い。
梅雨明けの炎天下、見物人も熱中症になりそうなのに、鎧兜を被った方々、それに衣装を着けられた馬はもっと暑いでしょう。
しかし、この暑さが野馬追いです。

本当に沢山の人が出てました。
古式甲冑競馬が始まりました。
写真が遠いですが、旗指物を着けたまま1200キロ以上のコースを疾走します。

到着順に審判から番号札を与えられて、羊腸の坂を駆け上がり、褒賞をいただきます。
得意になってこの坂をかけあがる若武者達。
へへへ、いい場所に席を取りました。

そしていよいよ神旗争奪戦。
青空に、神旗の花火が打ち上げられました。

…遠くの方で奪い合っていますね。
マスコミや祭り系のカメラマンの方々が場所取りで祭場内に入ってしまい、なかなかはじめられず、放送席でおじさんが怒鳴っていました。
怒鳴りまくる祭り、相馬野馬追。

お、神旗取りましたか〜!

あまりに暑いので、最初の3、4発見てお帰りモード。
シャトルバスを待って、駅まで運んでもらいました。

今日は車が混むことを予想して、実家に車を置いて、相馬ー原ノ町間は電車で移動。
常磐線は震災や原発の影響で分断されたままですが、仙台から原ノ町駅まで、途中バス代行(亘理ー相馬間)を経由しつつ、運行されています。
つまり、相馬ー原ノ町だけにはピストンのように電車が走っているわけです。

その原ノ町駅に「スーパーひたち」に運用されていたと思われる651系が取りのされていました。震災の時にこのあたりにいたんでしょうね。どこにも運びようが無くて、原ノ町駅に置かれたと思われます。1年4ヶ月…、車体も汚れたままになっていて、静態保存車両のようでした。

相馬に戻ってきて、お上がり行列を見ることにしました。
長友公園に線量計が置かれていました。
0.368µシーベルト。
去年は0.42くらいあったので、だいぶ減ってますね。除染したということなのかもしれないですが。

お疲れモードで武者騎馬が帰ってきました。

最後の力を振り絞って御神輿をかついで猛ダッシュ!
他のお祭りですと、御神輿を担ぐ人が祭りの華だったりしますが、野馬追はちょっとポジション違うんだもんね。お疲れさまでした〜。

褒賞の類を晒し布に巻いて、背中に担いで帰る武者達。
カッコいいのう。
ちなみに、帰りは陣羽織姿です。

お上がり式。神社で凱旋報告をします。
係の方々が次々に挨拶、「来年もこの社にて相見えんと…」とか、1年に一度の武者言葉が使われ、台本があるんかなーという感じですね。同級生のU君(たしか市議)が挨拶していて驚きました。
御神酒と冷や奴が準備されていました。

締めの法螺貝隊。

甲冑競馬や神旗争奪戦で好成績だった武者に賞状が渡されていました。
競馬は中ノ郷あたりが勝ちまくりだったな、そういえば。
宇田郷もがんばれ!
けっこう若い人が多いのも、相馬野馬追はいいですね。

Nさんと、虫六が見慣れた町を案内して歩きました。
この橋から眺める夕焼けが好きなんですよ〜。
ローカルすぎて誰にも通じないでしょうけどね…(苦笑)