2018年1月7日日曜日

12月に読んだ本

12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:368
ナイス数:9

舞うひと 草刈民代×古典芸能のトップランナーたち舞うひと 草刈民代×古典芸能のトップランナーたち感想
雑誌「なごみ」で連載された対談が単行本に。各分量は少なめですが(実際はもっと合ったのかもと想像)どの対談も良くまとまっていて面白かった。バレリーナという立ち位置から日本の「舞う」伝統芸能に切り込む草刈民代と言う聞き手の感度や理解の深さが感じられた。日本文化が相対化されたこともあるけれど、小さい頃から成長過程を身体を作り技を磨くことに費やして来た経験を共有してこそのやり取りだった。萬斎との声をめぐる話、猿之助の「ワンピース」における洋舞への翻訳の話、麿赤兒とも!そして、写真がきれい…さすがは淡交社…。
読了日:12月29日 著者:草刈 民代

国立劇場・歌舞伎の型1 仮名手本忠臣蔵国立劇場・歌舞伎の型1 仮名手本忠臣蔵感想
国立劇場芸能調査室編で昭和47〜8年に発行された(13)仁左衛門芸談を底本に復刊された本。全てが理解できるわけではないけれど、役者がどのように型の継承を受け止めて、役に生かしているのかが分かり読み応えがありました。囃子方(11)田中傳右衛門の芸談も決まり事が分かって非常に興味深く下座のCDで確認しながら拝読。この頃、国立劇場は他にも(7)芝翫や(14)勘弥などの芸談も出版しているけど絶版状態。仁左衛門の本だけが復刊できたというのも事情ありかなと推察するんですが、他の芸談も続けて出して欲しいです。
読了日:12月24日 著者:

読書メーター

いろいろまとめる時間がとれず…。とりあえず2冊あげときます。(汗)

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