朝早く車を駆って山形県最上郡大蔵村に入りました。
お世話になっているS先生がご住職をなさっているお寺のご縁で、公演場所を作ってくださいました。
1箇所目は大蔵保育所。地域の保育所が3つ大集合して、お母さんおばあちゃん達も観に来てました。なんとか間にあった〜!
夏水君、10才。20ン㎏。これが引退巡業であります。この色男のお芝居(?)も今年が最後になるのね。
いつものように耕平君が振り回されて公演がおわり、保育園の事務室でお茶をいただきました。出していただいたお茶うけが「わらびの一本漬け」!
柔らかいけど程良い歯ごたえあってピリッと辛くて美味い!心が釘付けになりました。
そのままご住職のお寺・興源院さんに移動。
うわぁー、でっかいお寺だよ。城主の菩提寺として建てられた古刹とのこと、昔は茅葺き屋根だったのそうです。トタンの下にはまだ茅が残っているとか。建築の人をつれて来たいと思っていたら、東京から建築のT先生が追っかけでやってきたよ。盛り上がる、ご住職とT先生。
お昼は手打ちそばをごちそうになりました。小食な虫六ですが、板そば、ぺろりと食べちゃいました。これに山菜の天ぷらがついてきまして、昼から贅沢きわまりなく。細筍(栗駒山の笹の筍だとか)の天ぷらが絶品でした…。貰って帰りたいくらいでした。
ちょっとゆっくりさせてもらって、夕方からお隣の戸沢村で公演をするので移動。今晩、宿をお借りする長林寺さん。興源院の別院で、普段は住職がいないのですが、村の方が管理してくださっています。きれいにお掃除して待っていてくださいました。
散歩するのも気持ちの良い天気です。
公演1時間前。小さな集落を太鼓を叩きながら練り歩きました。
太鼓の音につられて、わらわらと子供たちがついてきました。
修二 ♪たーねをまぁ〜け(ドン・ドン・ドドドン)
子ども ♪たーねをまぁ〜け(笑)
ノリノリの大合唱…。後先になって道案内をしてくれました。
遠くの方で農作業をしているおじいちゃんやおばあちゃんを見つけたので、「6時から猿まわしやるって、教えてきて!」と言ったら、全速力で伝令に言ってくれました。
素直な可愛い子供たちじゃ。まだ日本にはこんな子供たちが生息していたんですね。
調子に乗って、立ちションを披露する兄弟。
おいおい、ちみたち〜、写真撮っちゃうぞ。
開演の30分前、「6時より、公民館前広場で猿まわしを行います。…」と村内に放送が流れました。うむむ…雲行きが怪しいぞ。
すこし、ぽちぽち雨が落ちてきまして、会場を変えるかどうか協議されましたが、なんとか持ちそうだと、計画どおり前庭でやることになり…。
耕平君、まきまきで1回公演!やりきりました。
応援団の子供たちも砂かぶり1等席で猿まわしを見学。
終了後、お猿を車に入れたとたんに、ざぁ〜と雨が降ってきて、ぎりぎりセーフ。
夢のような猿まわし一座の巡業でした。
その夜は、長林寺さんで大酒宴。地元婦人会の皆さんの腕に撚りを掛けた山菜料理に舌鼓を打ちながら、最上の松林寺のS住職もご参戦して、話も酒も濃厚な一夜が過ぎました。戸沢村のみなさん、大変お世話になりました。
猿舞座はこのあと、
22日(日)は仙台市歴史民俗資料館前広場(11:30〜、14:30〜)
23日(月)は東北福祉大学国見キャンパス中央広場(14:00〜)
で仙台巡業をして、そのあとすぐに北海道へ移動だそうです。
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