2010年5月1日土曜日

4月に読んだ本

4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:903ページ

江戸演劇史(下)江戸演劇史(下)
まずは保氏の労作に敬意を。江戸時代と一口で言っても世相は一様でなく、大きなうねりの中で芝居は生き残り、創造されてきたのですね。それぞれの時代に生きた芝居人の人生における必然や奮闘、苦悩、奇跡、ひとつひとつがドラマに満ちてました。例えば文化文政期の鶴屋南北と尾上松助のけれん芝居の登場は、当時の劇界で大久保今助なる大物プロデューサーが豪華顔ぶれの大一座を組み市場を独占していたことへの抵抗勢力だった…とか。時間はかかりましたが完読の意欲は落ちませんでした。別冊索引の刊行を希望!
読了日:04月25日 著者:渡辺 保

暴れん坊本屋さん(3) (ウンポコ・エッセイ・コミックス3)
この鳥キャラはブラック番子さんになったときに迫力が増しますね。「妖怪スリップはがし」の水木しげる風コマの絵が上手くて、久世さんって画力あるんだなぁと思いました。
読了日:04月04日 著者:久世 番子

暴れん坊本屋さん(2) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)暴れん坊本屋さん(2) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)
「検索システム」の擬人化クンがツボリました。役に立ちそうで気がきかないヒトクセあるヤツ…いるねぇ。それから「なりきりサイン会」の丸善・丸の内本店と千葉県ときわ書房・本八幡店の比較観察が面白かった。
読了日:04月04日 著者:久世 番子

暴れん坊本屋さん (1) (Un poco essay comics)暴れん坊本屋さん (1) (Un poco essay comics)
学生時代書店で長らくバイトしていたので、ここに描かれている全てのエピソードに反応してしまいます。「取次」問題に触れるとは勇気あるなぁ。いままでありそうでなかった書店ネタのギャグ漫画。この鳥のような、トドのような、あたしんちの母のような奇妙キャラクターはなんだか凄いけど、持って行かれるテンポがあって楽しい。ときどき挿入されるやおいミニコミ系画風のコマ使いも効いてます。
読了日:04月03日 著者:久世 番子

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