浅草雑芸団の上島さんのブログで紹介されていた「日本禁歌集」というCDが面白そうだったので、ネットで注文していたのですが、ソッコーで届きました。
紙ジャケです。竹中英太郎(竹中労氏の父親)のイラストが妖艶…。
発売元は、メタカンパニーさんで通販だけの取り扱いだそうです。
広告によれば、
…1970年から71年にかけて、日本のインディーズの草分け的存在だったURCレコードから発売された『日本禁歌集』の復刻版。故・竹中労監修で会員限定で頒布された(三千枚)シリーズで、タイトルに相応しく遊郭や料亭でひそかに歌われていた春歌、座敷芸、艶笑小咄の類から社会や政治を風刺した抵抗歌に至るまで、巷間伝わる禁歌、民衆藝能を集成した画期的作品集だった。シリーズ途中でURCと竹中の間で対立が生じ、第4集で頓挫していたのを、未発表の音源を加えて、5巻セットとして再送となったCD…とのこと
構成は、
1)ぴん助風流江戸づくし
2)波まくら博多淡海
3)沖縄春歌集 海のチンボーラー
4)松鶴上方へそくずし
5)みちのくのざれ唄(未発表音源)
しかも!
CDを5枚セットで購入したら、『日本禁歌集』という書籍が特典でプレゼントされました。
それだけでなく、発行元の邑楽舎さんが発行している冊子「講座・オフノートVol.1 キオクの方法i_沖縄「島うた」の成立を中心に」(神谷一義・原田健一)と「off note monthly catalog magazine ウタウタ、フ vol.1」も同封されていました。
中川五郎さんや関島岳郎さん、上野茂都さんなど、我がミュージックライブラリでも再生回数の多い方々がエッセイを寄せていて、お得感10倍増し!
CDと書籍の方は、今度のお休みにゆっくりと楽しもっと。
(しかし、今週ははじまったばかり…か)
ご購入おめでとうございます。こうした超マイナーな芸能に興味を持ってくれる人がいて、とてもうれしく思います。当時は、春歌を集めたという触れ込みだったのですが、実際、そうなのですが、今となっては厳選された演者による、貴重な演目の録音で、貴重な芸能記録だと思いました。いつか、ご意見を聞かせてください。zatugei
返信削除>zatugeiさん
返信削除超興味深いCDをご紹介いただきありがとうございました。
まだ、書籍をぺらっただけですが、おっしゃることがよくわかる気がします。週末を楽しみにしているところです。
それにしても1970年頃というともう40年くらい前なんですね。
でも、ほんの40年くらいで本当に貴重な資料になってしまうということが、エライ事だなと思ってしまいます。
あれも、これもではありますが…